記録ID: 7310479
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無雪期ピークハント/縦走
丹沢
焼山(焼山沢左岸尾根↑〜焼小屋沢左岸尾根↓)
2024年10月04日(金) [日帰り]
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体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 05:53
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 887m
- 下り
- 888m
コースタイム
天候 | くもり時々雨、下山時晴れ(尾根が樹林帯で覆われているためレインジャケットが要らないくらいだった)。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
「焼小屋沢」や「焼山沢左岸尾根」で検索するとお馴染みな先輩方の過去ログが出てくるのでそちらも参考にして頂きたい。 ◆ 焼山沢左岸尾根 序盤は弱急登が続く。中盤は痩せ尾根+岩稜帯。終盤は劇急登。経路としての難易度は高いと感じた。痩せ尾根の岩稜帯(僅かだがキレットも)+苔など危険個所もあった。 序盤:桃ノ木林道を少し歩き、取り付き点に向かう。取り付き箇所は取り付きやすく、チェーンスパイクなど不要だった。劇急登ではなくやや急登。518M地点まで続き、そこから緩む。 中盤:718M地点から桃ノ木沢ノ頭まで痩せ尾根且つ岩稜が多くなる。痩せ尾根に付きものなのが馬酔木。背丈が低く密集するため進むのに時間がかかってしまう。宝尾根や惣久経路などとイメージが被る。馬酔木以外にも大木の倒木や巨石を巻く箇所もでてくる。 終盤:ラスト150Mは劇急登。水平距離と標高差が同じ。つまり平均斜度が45度ということになる。踏み場を慎重に選びながら着実に上れば問題ない。 ◆ 丹沢主脈縦走コース(東海自然歩道) 両バリルートとは別世界。一般道であり特筆事項なし。 ◆ 焼小屋沢左岸尾根 序盤は美尾根、中盤は痩せ尾根+馬酔木+鹿柵、終盤は着地箇所選びが大事。踏み込まれていないため足元がソフト。富士山の砂走ではないが、ホップしながら下りることができるのは特筆事項だと思う。特に序盤はそう。 序盤:ブナを始めとする広葉樹の緑が素晴らしい。尾根も十分な幅があり、また斜度もキツくなくリピートしたくなるような気持になるほど。 中盤:再度の痩せ尾根+馬酔木。これに鹿柵が加わる。垂直ではなく進行する側の経路に柵が傾いていると、痩せてもいるため通過するのに難儀する。加えて木々の間を潜り抜けるため朝露でズボンがビショビショになる。 終盤:急傾斜が続くため、木々の根で滑らないよう足の置き場を慎重に選びながら下りる。途中マングローブの森みたいなところがあったが突破せず巻いた。林道への着地点は進んできた尾根の先端ではなく、手前右を下りるのが無難。尾根先端部はベルギーワッフルの急傾斜な擁壁になっており、ロープなどがないと厳しいはず。 |
写真
高巻くかトラバースするか迷い、一旦トラバースを選択。
【2024/11/10追記】
ここで写真左下への踏み跡を辿ってはダメ。トラバース道の分岐箇所はこの岩場を上がった先に明瞭な形で出てくる。
【2024/11/10追記】
ここで写真左下への踏み跡を辿ってはダメ。トラバース道の分岐箇所はこの岩場を上がった先に明瞭な形で出てくる。
やはり焼山への最後の急登をこなしたいと思いなおし、稜線へ上り返す。ここで最近入手した藪山用ピッケルが役にたった。
【2024/11/10追記】
前の写真の追記と合わせてみて頂きたい。上り返していなかったら道迷いしていたはず。
【2024/11/10追記】
前の写真の追記と合わせてみて頂きたい。上り返していなかったら道迷いしていたはず。
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
ロープ
スリング
カラビナ類
ハーネス
チェーンスパイク
藪山用ピッケル
ヘルメット
ウォーターシューズ
|
---|---|
共同装備 |
単独山行のためなし
|
感想
両バリエーションルート共に満喫できた。それぞれのルートが序盤、中盤、終盤で赴きが違っており多彩さを感じた。ただ痩せ尾根で岩稜が出、馬酔木、倒木、巨石で経路が塞がれるなど慎重に歩みを進めねばならなかった。ヤマレコのステイタスでブルーでパープルに近い方たち以上向け。
山行タイトルを「丹沢アーケード」にしようと思った。どういう意味かというと、途中雨がパラついたものの、樹林帯の中では雨で濡れることはなく、終始レインウェアなしだった。屋根のついたアーケード商店街のもじり。樹林帯の中を歩けるというのは世界を見渡すと珍しいことであるはず。だから東京から1時間でこんな場所に触れられる幸せを改めて噛みしめたい。
今回藪山用ピッケルを持参したが、安心感が増した。ロープと合わせ行動の幅が広がった気がする。もう一つ大事な点。下っている際、目の横に枝の先端が当たった。これが目に直撃したら失明するところだった。トレール/トレッキンググラスを必携にすることにした。山の神様ありがとうございます。
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コメント
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凄い藪が無いのが救いですね
トレッキンググラスで救われましたね
自分はサングラス(透明調光)は山では常につけています
木の枝の他に虫除けにもなります
ロープの他にスリングをお持ちですが、細枝に巻き付けることがあるので
やり方を事前に習熟することをお勧めします
数年前に船形山の層雲峡ルート(ルートはほぼなく沢歩き)で肋骨をやっていらい
やはり沢は危険度が高いなと実感しました(単に歩いていただけで、丸石で横に滑ってしまい、スキーで言うと内足転倒です)
若い頃に岩登りやっていた時も一番危ないのは岩でなく沢なんだよと先輩が一言っていました
よほど簡単なところでない限りソロはやめておいた方がいいと思います
怪我した時に沢や谷は連絡つきませんものね(Garmin Inreachなら完璧でしょう)
今日も雨です(;;)
我が家の玄関も磁器タイルで濡れると超滑ります
底がスポンジ状のサンダルはあまり滑りません
昔クライミングやっていた時にも先輩が「濡れた岩にはそこがスポンジのシューズがいいんだ」と言っていました
当時スーパーなどで¥980-くらいで売っていた安いスニーカーです
ラバー底の沢靴ってどうなっているんでしょうね
iphoneの情報ありがとうございます
これは素晴らしいですね
自分もiphoneですが13miniでした orz
楽天モバイルのレンタルなので機種交換は簡単なのですが、少し費用は上がるのでしょう
ね、でかいとランパンの背中ポケットに入らないんだよなぁ
2年間の後いくらになるのかな? ココヘリ不要になるのかな?
ぜひ衛星の補足状況など教えてください
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