立雲峡から朝来山
- GPS
- 02:58
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 564m
- 下り
- 566m
コースタイム
- 山行
- 2:36
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 2:58
天候 | 曇時々晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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その他周辺情報 | 蕎麦屋の右衛門五郎 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
シュリンゲ
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感想
次週は週の半ばに九州旅行が待っている。なので、この週末は軽めの山行にして、体力を温存するという計画だ。天気は、といえば、幸い日本海に延びていた前線が低気圧の東進に伴って南下し、一旦回復する見込みである。大陸から進んできた高気圧の圏内に入り、金曜日からぐっと気温は下がった。当初念頭にあった行き先は鈴鹿あたり。暑い時期には本当に暑いのが鈴鹿である。涼しくなった今からが登り時だ。鈴鹿セブンで最後に残った入道ヶ岳はどうだろう。ヤマビルがうごめくところというが、井戸谷を避けて尾根筋を選べば平気そうである。この山の天気は曇という予想だった。あるいは鈴鹿10座で未踏となっている天狗堂はどうだろう。天気は似たような予想となっていた。ところが金曜日の夜の予想では、朝方、三重・滋賀県境付近の山々は雨マークが点灯して怪しい気配。前線の南下が十分でないとすると、日本海方向に向かえば天気は良くなるはずだ。そう思って天気予報やてんくらを見直すと、この想定通り、お日様のマークが並んでいる。ということで、北を目指すことに急遽、変更する。といっても、近場で未知の山はさして残っていないのだった。そんな時、意識が向かった山は朝来山であった。『ふるさと兵庫100山』で唯一、未踏なのがこの山なのだ。行程が中途半端な山は二つずつ抱き合わせにして登って行ったのだが、最後に1座、端数で残った朝来山。余すところ一座に迫ると即登ってしまいたい衝動に駆られるのだが、そうなった時はもう春の訪れで、ヤマビルが多いというこの山は11月まで持ち越しとなり、満を持しての達成、となる予定だったのだ。が、北に位置する軽い山、を探している今、行かない手はないだろう。そこで記録を調べてみると、東側の青少年村からのルートの取り付きとなる谷筋がヒル地獄で、尾根筋は真夏でも問題なさそうだとわかった。そこで、竹田城の展望台として知られる西の立雲峡から登ることにする。立雲峡は入山料の300円がかかるが、ヤマビル地獄を回避するためならなんのその。
近頃、”ちょい遠出”の山登りが多かったので、立雲峡までは楽々ドライブだ。雲海が立ち込める確率が高いのは、確か11月。雲海の上にぽっかりと竹田城跡が浮いて見えるのが売りの立雲峡だが、今朝はほんの数台の車しか停まっていない。協力金を払ってトイレを借りて、さて出発。と、地元の古老がルートの説明をして下さる。我々が今日登る予定の東の道に入り込まぬよう(荒れていて急なので)、丁寧にご案内いただいた・・・。聞いていた通りだな。はい、と返事はしたものの、予定取りで決行なのであった。
駐車場のすぐ上の第3展望台に立つと、正面に竹田城跡が全容を顕す。雲海は影も形もなく、神秘のかけらもないが、我々は山に登るのが目的であるから、それでいいのだ。それに竹田城跡には数年前、真夏のガンガン照りの中を一家で登っているし。
そんなことを考えながら歩いているうちに第2展望台を通過。そこからちょい進むと「リスの生息地」なる看板の立つ地点に到達する。そして確かに、リスがちょろりと姿を見せて、藪に消えた。ここには大きなオニグルミの木が生えており、ああ、この胡桃の実を食べて、楽しく暮らしているのだろう、と納得するのだった。ここから第1展望台までは少々の距離を登らねばならず、運動不足の人にはこたえることだろう。
第1展望台テラスを過ぎて道は一旦下り加減となり、目前に紅葉し始めたイロハモミジに囲まれた小さな堰堤湖が現れる。これを崩壊しそうな木橋で渡る。林道をしばし進むとT字路となり、「←朝来山」の標識がある。古老からはここを左に(指導標どおりに)下って行くように注意を受けていたが、我々は右に登っていくのだった。やがて林道が終わって山道となる。周囲は温帯落葉樹林で、ホウノキ、ウリハダカエデ、ミズナラなどが目立つ。特に悪いところも藪もない普通の山道で、テープマーキングが随所に貼られている。尾根筋を忠実に辿ってゆけばよい。やがて傾斜が緩むと、行く手に何やら看板が見える。反対方向に向かって(つまり下り方向の人に対して)の注意看板で、この先道なし、行くな、という注意看板だった。我々はその先からやってきたことになる。これを越えるとすぐ山頂であった。眺めのない木々に囲まれた山頂であるが、『ふるさと兵庫100山』達成の瞬間である。三角点を確認して、それなりの感慨にふける。とはいうものの、この山頂では所在なさが募ってくるので、先を急ぐ。こちらの「一般ルート」は確かによく踏まれている。尾根を少々進むと明るいコブに出た。ここは朝来山展望台というそうで、ほぼ360度の見事な眺望が広がっている。山名表示板に書かれた名前は大半が馴染みのもので、9割以上はすでに踏破しているのだった。中でも立派な山容で印象的なのは千ヶ峰である。ススキで覆われた端正な形の山頂部を思い出す。ここからは東に下る道を右手に分けて、急な下りが始まる。ムササビコースというらしい。ジグザグを切ってつけられた道を下りに下って林道に降り立つ。これを左に登っていくと、「←朝来山」の分岐点に達する。ここからは遊歩道らしくなって第1展望台へと導かれる。山では誰とも会わなかったが、ここまで下ってくると数組の観光客とすれ違う。あっという間に駐車場に降り立つ。時は、まだ正午前。今日の昼飯は、以前一度行った蕎麦屋の右衛門五郎で。この有名店、ここから車で5分とかからない朝来山の裾の集落中にある。竹田城跡を眺めつつ、納得の蕎麦に舌鼓を打つ我々であった。
こんばんは はじめまして
今日 朝来山ですれ違ったかも
知れません😓
全く気付かなかったです申し訳
ありません。
朝来山意外と登り応えありました。
そして蛭とも面会する事が出来ました
今季お初です💦
兵庫100山を目指す自分としては
御二人の山行記録を凄く参考に
させて頂いています♪
この場を借りまして改めて
お礼申し上げます。
ありがとうございます。
それではお疲れ様でした。
コメントありがとうございます。私どもの記事をちょくちょく見ていただき、大変励みになっています。我々は普段より遅い出発でしたので、ABUJIさんよりも後に登ったことになります。それでお会いしなかったんでしょうね。そのうち、きっとどこかでお目にかかる機会があると信じています。Asakinu。
ABUJIさんの拍手 いつもありがたく思っているところに、コメントまで頂き嬉しいです。いつかどこかで お会いできる日を楽しみにしています。Kinuasa
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