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Yamareco

記録ID: 7315798
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
鳥海山

鳥海山

2024年10月05日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:26
距離
15.2km
登り
1,366m
下り
1,367m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:44
休憩
1:42
合計
12:26
距離 15.2km 登り 1,366m 下り 1,367m
7:15
5
スタート地点
7:20
7:21
16
7:36
7:37
68
8:45
8:45
150
11:15
11:15
10
11:25
11:25
31
11:56
11:56
7
12:03
12:21
4
12:25
12:31
29
13:00
13:27
20
13:47
14:04
73
15:17
15:30
8
15:38
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11
15:49
15:49
6
15:55
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18
16:12
16:18
14
16:32
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13
16:46
16:53
1
16:54
16:54
24
17:19
17:26
49
18:14
18:15
72
19:27
19:27
15
19:41
0
19:42
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2024年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
湯ノ台駐車場
・AM7:00で7割ほど埋まっていた。
・無料トイレ有り。
・Docomo(Ahamo)の電波有り。
・駐車場迄の道は舗装されていて走りやすい。
コース状況/
危険箇所等
頂上の小屋は既に営業終了。トイレは利用可能。

【登山口〜河原宿跡】
 勾配の緩い道。前半はほとんど石の道で、石の上を歩く。フリクションの弱い岩と強い岩が混じっているので、慎重に歩く必要有り。
 中盤になると岩と土のミックスになる。特別滑りやすいような箇所は無い。
 滝の小屋前では笹の茎を踏みながら歩く道になる。刈り払われており、足元は煩くない。少し滑りやすい。
 滝の小屋を過ぎると、岩と土がミックスされた道を、つづら折れで登るようになる。急登ではない。後ろを振り返ると、晴れていれば絶景が見える。


【河原宿跡〜稜線:伏拝岳手前まで】
 河原宿跡にはトイレがある。この地点を過ぎると、(残っていれば)雪渓の登りになる。今回は雪渓が消えていたので、アザミ坂手前まではザレを登る。
ザレの左側に、ザレを回避できる登山道も有るが、今回はザレ場(雪渓跡)を登った。どんなようにも歩けるように思える。特に難しくはない。落石と転倒のみ注意。

 ザレ場を過ぎるとアザミ坂の登りになる。それなりの急登で一気に高度を上げていく。アザミが枯れた季節なので、痛いとかはなかった。単調に高度を上げていくだけなので、特記無し。


【伏拝岳〜七高山】
 非常に快適な稜線歩き。アザミ坂と伏拝岳の分岐点から見て、標識の少し後ろに伏拝岳の頂上が有る。山頂にはあまり人が近づいていない様子だった。
 伏拝岳頂上を過ぎると、一部短い梯子はあるが、緩い稜線歩きで七高山頂上に到達する。アップダウンは殆ど無い。七高山頂上は休憩ポイントだが、それほど広くはなく、新山側が切れ落ちている。


【七高山〜新山〜御室】
 七高山から稜線を少し戻ると、新山への分岐点がある。ザレ場を50mほど急降下すると、七高山と新山のコルに出る。これからは右前方の岩稜帯を登って新山へと至る。
 新山はここまでとは趣が異なり、完全に岩稜となる。北アルプスや八ヶ岳のような、大きな岩で構成された岩稜を登っていく。岩は安定していて浮き岩はあまり無いが、登山者が多いので落石・滑落に注意。ヘルメット推奨。また、この区間は地図上のCTよりかなり時間がかかると思われる。(距離は短いが岩を投降するため。)
新山頂上は狭く、写真撮影待ちの人が多いため、声を掛け合って動くと良い。
 新山から御室へは、登りと同じように岩稜を降って到達する。


【御室〜七五三掛け】
 御室から七五三掛けへは、カールのような地形を緩く降って向かう。基本的にザレ場を降って行く。傾斜が緩いので楽では有るが、所々踏み跡が錯綜している。どう歩いても次の道に繋がると思われるが、あまり踏み荒らしたくは無い。
 七五三掛け手前で、来た道から直通するであろう道にロープが張られ、道が途絶する。ロープの向こう側は踏み跡も非常に薄くなっているので、稜線に登り返すのが正解と思われる。
 稜線に出て、鳥海湖側に少し歩けば七五三掛けに到達する。


【七五三掛け〜河原宿跡】
 七五三掛けからは殆どが木道。一部渡渉のみ、沢を歩く箇所が有るが、難しくはない。
この区間の核心部は、河原宿跡に乗り上げる直前の岩登り。30m程の枯れた沢を登攀する。フリクションがよく効くので難易度は低いが、思いのほか長い。
 枯れ沢を登りきれば平原に出て、少し歩けば河原宿跡に到達する。
スタート!
快晴の空でした
2024年10月05日 07:16撮影 by  Pixel 8, Google
1
10/5 7:16
スタート!
快晴の空でした
滝の小屋
2024年10月05日 07:36撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 7:36
滝の小屋
赤い屋根が可愛い小屋でした
2024年10月05日 07:36撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 7:36
赤い屋根が可愛い小屋でした
少し登ったところより。
2024年10月05日 07:46撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 7:46
少し登ったところより。
庄内平野がよく見えました
2024年10月05日 08:04撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 8:04
庄内平野がよく見えました
小屋跡
倒壊寸前です
2024年10月05日 08:38撮影 by  Pixel 8, Google
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10/5 8:38
小屋跡
倒壊寸前です
雪渓は流石に無いです
ザレを登っていきます
2024年10月05日 09:01撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 9:01
雪渓は流石に無いです
ザレを登っていきます
ガスに煙る外輪山
2024年10月05日 09:54撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 9:54
ガスに煙る外輪山
ザレより
2024年10月05日 10:05撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 10:05
ザレより
結構な急登でした
2024年10月05日 10:06撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 10:06
結構な急登でした
伏拝岳!
まずはファーストピーク
2024年10月05日 11:07撮影 by  Pixel 8, Google
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10/5 11:07
伏拝岳!
まずはファーストピーク
外輪山
2024年10月05日 11:13撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 11:13
外輪山
文珠岳の方面
2024年10月05日 11:37撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 11:37
文珠岳の方面
御室がよく見える
2024年10月05日 11:40撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 11:40
御室がよく見える
ガスが上がってきましたが、おかげで虹が出ました
2024年10月05日 12:01撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 12:01
ガスが上がってきましたが、おかげで虹が出ました
七高山!
2024年10月05日 12:03撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 12:03
七高山!
七高山より新山方面へのコルより
進行方向ではありせんが、雪渓の雪解け水で池が出来てます
2024年10月05日 12:33撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 12:33
七高山より新山方面へのコルより
進行方向ではありせんが、雪渓の雪解け水で池が出来てます
新山!
岩岩してて楽しかった
2024年10月05日 13:13撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 13:13
新山!
岩岩してて楽しかった
ここを通って御室方面へ出ます
2024年10月05日 13:24撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 13:24
ここを通って御室方面へ出ます
新山より降りてきて御室
2024年10月05日 13:47撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 13:47
新山より降りてきて御室
下山はカールの降り
2024年10月05日 14:07撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 14:07
下山はカールの降り
外輪山に太陽が掛かってダイヤモンド外輪山
2024年10月05日 14:50撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 14:50
外輪山に太陽が掛かってダイヤモンド外輪山
めちゃめちゃ歩きやすい開けた箇所に出ました
2024年10月05日 15:51撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 15:51
めちゃめちゃ歩きやすい開けた箇所に出ました
暫くはずーっと木道でした
2024年10月05日 15:58撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 15:58
暫くはずーっと木道でした
鳥海湖
2024年10月05日 16:13撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 16:13
鳥海湖
ずーっと木道
2024年10月05日 16:42撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 16:42
ずーっと木道
ここらでアーベントロート
2024年10月05日 17:00撮影 by  Pixel 8, Google
10/5 17:00
ここらでアーベントロート
草原が赤く燃えてました
2024年10月05日 17:04撮影 by  Pixel 8, Google
1
10/5 17:04
草原が赤く燃えてました
撮影機器:

感想

 当初は涸沢でテント泊と考えていたが、PTの事情により、急遽行先変更とした。
 せっかくの三連休なのだから、普段行けないような遠方の山へ向かおうと言うことになり、兼ねてより行きたかった鳥海山へ向かった。

 登山口へ到着すると、山は既に燃えるように紅葉していた。準備を整えて歩き始めると、やはり火山らしいガラガラとした道だった。
 少し歩けば直ぐに山小屋へ到着した。とても可愛らしい小屋で、紅葉の鳥海山に似合っていた。

 渡渉や九十九折れを繰り返して高度を上げていくと、崩壊した山小屋へ到達した。鳥海山の外輪山が見えた。流石にこの時期に雪渓は残っておらず、ガラガラとした岩場を登っていった。外輪山へ上がるする為に、急登を登るが、中々の急登で、休み休み登った。稜線へ上がると、鳥海山の新山が見えた。これまでの比較的穏やかな山容と打って変わって、岩の堆積した威圧的なピークだった。
 外輪山を回って新山への取り付きへ向かう。遠目に見ていた通り、これまでと一転して岩登りとなった。岩の一つ一つは大きく、しっかりと嵌っていて歩きやすいが、やはりこういう道は時間を食う。すれ違いを繰り返しながら、新山へ登り上げた。空は快晴で、晴れ晴れとしていた。

 新山を降り、大物忌神社で休憩を取る。軽食など売っているかなと期待したが、今年は営業を終えたようだった。新山で思いのほか時間を食ったからか、時期的なものなのか、閑散としていた。

 一呼吸ついて降り始めた。カール(氷河地形では無いかもしれないが、適切な表現が思い浮かばないのでカールと呼ぶ)の中を降っていく。道は良く整備されていて、やはり百名山だなと感じた。カールを降っていく最中に陽は傾いてきて、外輪山に太陽がかかる。上がってきた雲と合わさって、神秘的な光景だった。
 文珠岳への稜線に乗り上げると、もうそろそろ時刻も気になるような時間帯だった。文珠岳を登り返して来た道を降りようか、鳥海湖の方へ回ろうか少し悩んだ。
 文珠岳への登りは一発目からロープ場で、あまり嬉しいような道ではなかったから、鳥海山の方へ向かった。

 ここからの道は暫くの間、木道だった。良く整備されていて、とても歩きやすかった。
 鳥海湖をちらっと見て、ひたすら下山していく。沢を渡りながら歩いていくと、草原のような場所に出た。夕日を浴びた下草が、黄金に輝いて綺麗だった。

 草原を過ぎると直ぐに最後の難所に当たった。数十メートルはある枯れた沢の登り。難しくはないが、標高も高いので息を整えながら登った。
 枯れ沢を登りきると日没だった。大人しくヘッドランプのスイッチを入れて、朝に登ってきた道を降った。他の登山者がいない時間帯になった鳥海山はとても静かだった。空を見上げれば天の河も見えるほど空気が澄んでいて、絶景だった。
 星を観ながら少しの間休憩して、後は下山となった。

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利用交通機関:
技術レベル
3/5
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