前穂高岳 / 奥又白池からA沢

- GPS
- 16:25
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,801m
- 下り
- 1,804m
コースタイム
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 8:01
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 8:19
| 過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
【水場】 奥又白池の沢は秋枯れチラホラ聞く。 今回は前日の降雨で大盤振る舞い、私は7月末二回そして今回の三回とも水が出てました。 保険で中畠新道分岐で汲むのもテです。 【奥又白池からA沢経由の前穂高岳】 ・奥又尾根下端までは踏み跡明瞭、一般登山道レベル。 ・中又白のガレはちょっとしたチョックストンがいくつかありプチRF、プチクライミング楽しめます。 ・A沢上部は露出した地面に岩が埋もれてるだけなため安易に岩は掴むべからず。 落石を起こしづらいムーブ、落石しても直撃さける行動形態を心掛けてください。 雪渓の有無でよきにしろあしきにしろ条件は激変します。 雪渓崩れかける時期にはソロでやらない方が吉、この時期にはザイル、ピッケル、アイゼン必携のルート、そもそもアプローチでA,B,C沢と落石の集合箇所横切って取り付き目指し東壁やり切ったガチャ類全装のクライマーの下降路がA沢。 懸垂の支点が認識してるだけで4箇所あるがそういうルートだと認識してやるべき。 雪渓無ければ歩きで、四足歩行で行けますが岩は崩れるもの、地面に頭出してる岩はもげるものと覚悟の上で。 詰めは左右分かれてどっちも行けそうな感じがしますが私は左から。 前穂高岳と明神岳との縦走路との合流が初見だとわかりづらい。 どこでも行けそうな感じがしますが手に負えそうもなかったら引き返す臨機応変さは必要です、バリエーションルート一般論ですが。 |
写真
m)何を仰いますか!トムさんのラインを見失わないよう必死に見てましたよ
感想
mejironさんに南アルプス行きたいわね〜と声掛けられ八か月ぶりの山。
リスクヘッジで計画は三本立て。
本命の仁田岳南東尾根、次点の前穂高岳A沢、どーとでもなーれーの八ヶ岳大同心稜。
一度は仁田岳南東尾根に決めたものの前線が想定以上に南下し金曜日の土壇場で前穂高岳A沢に。
てーか山小屋、テン場の予約制なんなんだよ、コロナ前なんざ強欲に登山者の不快指数マックスお構いなしで詰め込んでたくせして。
登山者も登山者で今更感染症なんか気にしてないのが八割方じゃないか。
えらい山行が制限されてるのも登山するのが億劫になる要因でもある。
それはさておき計画では5日重太郎新道→前穂高岳→A沢→奥又白池、6日中畠新道下山の予定だったが当日朝6日好天予報と好転したために逆回りに変更。
mejironさんにせっつかれての成り行き任せ、少しでも登山を楽しみたいとの彼女の執念にはただただ頭が下がる思いである。
昨年、A沢は下っていて
「前穂高岳東壁(北壁〜Aフェース) / 憧れの壁」
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5777845.html
勝手知ったるルートなので柔軟に対応。
奥又白池から前穂高岳見てみたい、また間近で前穂高岳東壁見てみたいとの自己都合で決めた今回の山行。
私史上最凶に邪悪な藪尾根二本(南アルプスの這松尾大黒尾根と農鳥岳大唐松尾根)供にしているmejironさんなんで穂高のバリエーションのA沢(前穂高岳東壁やったクライマーの下降路ではあるが)もどうにかなるだろうと踏んだが想定通りだった。
辞めた山岳会の登攀メンバーと同じくらい信頼でき安心して登山を共に出来る。
詳細は写真のキャプション見てください。
中畠新道はテン泊装備だと鬼、中又白のガレはプチチョックストンが幾つかでちょっとしたクライミングゾーン、A沢は上に詰めるほど小さな岩が土に埋もれてるだけで掴むと取れてしまうといった具合になかなかしょっぱい。
落石起こさない身のこなし、万が一の落石に備えたパーティーの行動と復習出来たようで個人的に実のある山行だったのでは。
奥又白池でご一緒したパーティーお二人さんも個性的な山をされていて楽しかった。
初見だとA沢上部から明神〜前穂高岳の縦走路へ出るのがわかりづらく、お二人が進んだ先でドツボって難儀していて心配だったが縦走路に出てるのを見て安堵、やはりこういうルートやろうとする登山者は臨機応変に対応できるもんだ。
気持ち良いお二人で一期一会かもしれないが同じルートを共有共感できたのは登山の醍醐味の一つでもある。
登攀やったからと言って中級者以上かと言うとそうでも無くって、テン泊のザックの担ぎ方が悪いから疲れるとmijironさんに教えてもらったのも何を隠そう今回の山行の収穫だ。
人の多い山は嫌いだと嘯いちゃいるが岳沢まで行って山岳風景を愛でてきた後期高齢者ご夫妻との会話が楽しかったり、奥又白池から前穂高岳上がってきたと伝え「凄〜い」と持ち上げられむず痒い思いをしたり(満更でもない)、河童橋近くの木道でトレッキング楽しむ観光客を見るのもまた楽しかった。
時間的にはたいして歩いてないが岳沢で採る食事、デザート、ジュースが美味いのなんの。
とは書いたものの帰宅するとにゃんこどもが可愛いのである。
tomhig
mejiron









こういうところ、ホントは行きたいんですが、おっしゃるようにテン場の予約制がクソに感じており、煩わしくて行く気になれないでいます。一般登山道の縦走路ならともかく、天気でシビアに変わるようなバリエーションは小屋泊だろうがテント泊だろうが予約制がネックになって「もう別のところでいっか。」となっています。
昔はよかったとは言いたくありませんが、1ヶ月前から予約電話、開始と同時に電話がつながらない、つながったと思ったらもう終了していた、みたいな日記を見るにつけ、ばかばかしくってやってられません(笑)
かといって日帰りじゃもったいないなという貧乏性でもあるので、もう穂高に行ける気がしません(´ω`;)
今更バリエーションもかったるくて本当は北岳やるつもりだったんですよ笑。
小屋でたらふく食べて宿泊者と与太話して朝夕の3,000m楽しんで。
小屋テン場満員御礼、いろんな小屋どこもこんな感じで冬期開放狙いで水調達のリスクあっていろいろ思案して三つの候補に絞り今回の山行になった次第です。
半期ごとに山行計画立ててる山岳会の登山ならまだしも、場当たり的、空気で行先決める山仲間との山行は機動力が削がれてしまって残念です。
思い出しましたが北岳バットレスも予約取れたのが広河原のテン場で実質日帰りと結構無茶しました。
南アルプスも北アルプスも弾丸日帰りする情熱も体力も失せ、ゆっくりしたいのですがなかなかそうもできませんね。
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