爆弾低気圧をテント泊で耐えた★涸沢紅葉★奥穂高ピストン
- GPS
- 56:00
- 距離
- 36.2km
- 登り
- 1,820m
- 下り
- 1,813m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 8:00
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 6:50
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 7:00
今回2人で2泊なので4000円+コンパネ2日分1000円(1泊500円)
合計5000円の出費
1張りに2人で入っても2人がそれぞれテント張っても同じ料金てことですよね?
場所代(テントスペース)の料金って考えではなく宿泊費って考えなんですね
涸沢ヒュッテ
http://www.karasawa-hyutte.com/
松本市日帰り温泉 竜島温泉 せせらぎの湯
www.ryushimaonsen.jp/
天候 | 初日晴れ→小雨→暴風雨、二日目ガス→晴れ、3日目晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
利府しらかし台→松本 片道7,670円 時間5時間45分 平湯駐車場を利用 松本インターより158号線 1時間25分 この時期のアカンダナ大駐車場の営業時間 4:00〜17:30(9月1日〜11月15日) 朝4時前に着いてもゲートが開いていないので注意してください アカンダナ大駐車場案内 http://www.nouhibus.co.jp/new/akandana_p01.html ※上記時間はグーグルマップ、ドラぷらより 松本で下りる場合は沢渡駐車場の方が近いです 上高地駐車場案内 http://www.kamikochi.or.jp/access/transfer/ ドラぷら http://www.driveplaza.com/ Google マップ https://maps.google.co.jp/ |
写真
感想
30日の夜に出発してアカンダナ大駐車所に着いたのは午前3時前頃
ゲートが4時からとは知らずにゲートの営業時間の4時に目覚ましセットし仮眠
4時になると7台ほどの車が一斉にエンジンをかけ駐車場に移動した
6時50分発のシャトルバスで上高地バスターミナルへ移動
バスターミナルで登山届を出し初日の目的地涸沢カールへ
歩き始めてすぐに河童橋が見えた
山系の雑誌やら漫画やヤマレコで飽きるほど見ていた景色が目の前に
奥穂を真ん中に西穂に明神!感動!何枚か写真を撮って先を急ぐ
予報では午後から雨、しかし徳澤に着く10時頃には小雨が降り始める
屏風の頭も雲の中
しとしと降る雨の中もくもくと歩き続ける
本谷橋のあたりでは視界も悪く数メートル先の景色しか見れない
初めて来た場所でガスってしまうと気持ちが大幅に萎えてしまう
それでも近場の紅葉は美しく
ビニールに閉まった一眼レフをサッと出してはシャッターを切る
涸沢ヒュッテには14時30分頃に到着
さっそくテントの受付を済ませた、コンパネを借りにもう一度受付小屋に行くと
テントのレンタルをしようとしていたご夫婦がいた
スタッフさん曰く今夜は爆弾低気圧が来るのでテントは避けた方が良い
熟練の方でも飛ばされる可能性があるので小屋泊を勧めます
ご夫婦はその言葉に従い小屋泊に切り替えたようだ
その言葉を聞いたponsukeは内心焦る
まぁ過去に飯豊山頂での暴風にも耐えた事があるし大丈夫だろう
コンパネ貸してくださーい!
さっそくテントを張り、着替えを済ませ早めの食事
体が冷えたのでヒュッテの売店でおでんを頂く、これが温かくてとても美味しい
たまごにこんにゃく、大根、うまし!
あたりもすっかり暗くなり雨も強くなってきた
9時過ぎ位には風も強くなり始める、この時はまだ余裕があった
雨の音は煩いが寝れない程ではない
嫁は初めてのテント泊に緊張気味、大丈夫と落ち着かせた
何時頃だったろうか一度雨も弱まりトイレへ行く事に
テントへ戻り雨風も弱まってきたね〜なんて話をしていたら
これからが本番であった、、、
風はゴーという物凄い音を立てながら左右のテントを揺らし
雨は高圧洗浄機をずっと当てられたいるかのような雨音
すでに何組かは小屋へ避難したようだ
これが朝方まで続くのである
最初は気にならなかった雨音が一度煩く感じてしまってから
とても不快に感じるようになってしまい気持ち悪くなる
嫁は音に対しては何ともなく風が強いのが怖いようだった
やっと寝つけたのは朝方だったであろうか
6時半にはテントの外に出る事ができた
テントを出てみると昨日は見ることが出来なかった光景が
涸沢小屋と昨夜の防風雨に耐えて葉を色づかせた木々が朝日に照らされ
雨に濡れた葉をよりいっそう濃く見せている
紅葉のピークは過ぎたものの初めて見る涸沢カールに感動である
それにしても初めのテント泊が爆弾的気圧、、、
嫁には本当に申し訳なく思う
2日目の目標は奥穂高岳
ザイテングラートの取りつきでヘルメット着用
事故が多い場所ろの事で落石と三点支持に気をつけて登っていく
平日で人が少ない事もあり時間をかけて安全に登る事ができた
今朝から出ていたガスも高度が上がるにつれ登って行き
ついには前穂以外の場所はすっきりとれた
穂高岳山荘に着くと稜線上は強風になっており
奥穂を見上げると最初のほぼ垂直に登る壁がより険しく見えた
まずは山荘でお昼とした山荘内での食事は久しぶりの白いご飯のカレー
嫁はそばを選択、半分づつ味比べ
白米と温かい麺つゆが体に染渡る
気持ちも体力も十分に回復させ、いざ奥穂へ
嫁には軽いピンクのグレゴリーの小ザックを背負わせ
ponsukeは下から背負ってきた65ℓマックパックの中身抜き
2ヶ所の梯子場を通過までは良かったが急に嫁の歩が止まる
鎖場で強風に煽られ恐怖を感じてしまい登れなくなってしまった
登った事の無い場所で無理強いはさせたくなかったので山荘まで戻る事にした
嫁からソロで登ってくる事を勧められピンクの嫁用小ザックを背負い
ソロでピストンすることになった
あまり待たせたくなかったので無理のない範囲で急ぎ足でピストンすることに
嫁がリタイアした場所から少し登った所からは普通のガレ場の登山道になっており
登らせてあげられなかった事が残念で仕方なかった
山頂に着くとやはり風は強く祠で仁王立ちで片手を上げるポーズをしたかったが
とても立てる状況では無かった
丁度三人組のパーティーさんが登ってきたので写真を撮ってもらった
嫁を待たせているので足早に山頂を後にする
山荘に着くと嫁から涸沢岳のピストンがしたいとの要望を受けた
ゆっくり往復しても1時間はかからないと判断し涸沢岳へ
登り始めるとやはり西側からの風が強く嫁の意欲を萎えさせ断念
今朝登ってきたザイテングラートを下る事になった
この途中リタイヤはとても悔しいようで下る最中もずっと悔しさを口にしていた
次回克服して山頂を踏むことを誓い、勇気ある撤退ということにした
山は逃げない必ず登る事ができるであろう!
3日目である10月3日の予報は風速20m以上とされていたが
朝起きてみるとなんとも穏やかで少し風があるくらいで雲一つない空
モルゲンロートが期待できる!
5時に起き撮影場所を探索し自分なりに良い場所を見つけた
三脚持ちが集まる時間帯である
ponsukeも三脚をセットし日が登るのを待つ
涸沢槍の頭が真っ赤に染まる
遠くからは皆の歓声が
近くでは止まないシャッター音
今回の山行で何度目の感動だろうか
周りに誰もいなかったら泣いていたかもしれない
贅沢な時間を堪能できた
テントをたたんでいる最中ヘリコプターが荷揚げをしてきた
轟音とともに現れた機体は
テン場を涸沢小屋からカールをぐるっと旋回し
涸沢ヒュッテの荷置場へスパンと荷を降ろし
谷側急降下しながら消えたいった
その一連の動作は航空ショーでも見ているかのような
皆の視線を集めた操縦士は誇らしげであるようにも見える
またまた良い物を見せて頂いた
名残惜しいが涸沢カールを後にすることになる
下りは体力、気力、時間があればパノラマへと思っていたのだが
どれも基準値には達していなく
登りと同じ道を帰ることにした
この日は土曜日ということもあり
多くの登山者が登ってきていた
長蛇の渋滞にはまっている様見て
とても土日祝日には来たいと思えない、、、
しかしこれだけ多くの人がいるとマナーの悪い人も増えますね
細かい事は言いたくはないが最低限のマナーは備えて登ってきて欲しいものです
ヒュッテでの注意書きを守ってない人もちらほら
景色は最高でしたがマナーに関しては残念な気持ちが多かった気がします
何はともあれ怪我も無く感動させてもらえた北アルプスに感謝感謝です!
バスターミナルからのバスもほぼ待つことなく乗れたのでラッキーでした
平湯温泉に入る予定でしたが車の数の多さに断念
松本インターまでの途中にあるせせらぎの湯でお世話になりました
テン泊後のお風呂って格別ですよね!
頭も二回洗いましたw
ここの温泉は大きくは無いですが空いていてぬるっとした泉質で美容に良さそうです
次回は立山、剱登ってみたいなぁ
あ〜もう北アに行きたくなっています!
私はSWを利用して立山↔剱岳に行って来ました。
私にとっては初アルプスでもありました。
私もponsukeさん同様既にまたアルプスへ行きたくなっています。それも奥穂へ(笑)
非常に分かりやすい記録でした。参考になりました!
ありがとうございます^_^
ありがとうございます!
私は以前に燕岳に登った事があるので2度目の北アになります
東北に住んでいるとなかなか行けないですよね〜
交通費も結構な額になるので年に1回のイベントになります
できるだけ東北に住んでいる人の参考になるように作ったつもりでしたので
そう言っていただけると嬉しいです
次回は立山、剱と思っていたので逆に参考にさせていただきます!
お久しぶり〜〜
遂に奥様を穂高まで押し上げてしまいましたネェ!
大きなザックを担いでえらかったです(拍手)
冒頭の河童橋からの景色も私達が槍ヶ岳に行った時は見えませんでした
そして登場の写真No22 ponsukeさんイケメン過ぎでしょう
女性フアン激増の予感(但し嫁同伴登山はヒミツって事で)
爆弾低気圧は大変な試練になったみたい(特に奥様には)
でもレコ後半の絶景のオンパレードには啞然とさせられました
星空の絶景に続いてのモルゲンロートの鮮やかさ
神秘的の表現ではいささか陳腐で物足りないかも知れませんが・・・
涸沢の魅力がモロに発揮されていて最高です!!
今年出向いた槍ヶ岳ではイマイチ天気に恵まれず
再チャレンジ&穂高遠征を来季の最大テーマにしています
こんな絶景との出逢いを何としても達成してみたいものです
素敵なレコを有り難うございました そして奥様お疲れ様でした
行ってきましたよ〜BOKUTYANNさん!
槍ヶ岳のレコ見ました!
やはりあの山は憧れの山ですよね
あとは立山と剱にも行きたい、、、
欲が抑えきれません
うちのワガママ様も今回は頑張りました
初めてのテント泊が爆弾低気圧ですからねw
私の方が弱かったです
後半は天気も良く風が強い予報でしたが穏やかな感じで
良い意味で予報が外れてくれました
次から次と感動の出来事が起こるので休む暇がありませんでしたよ〜
ほんと贅沢な時間を堪能できました!
BOKUTYANNさんの再チャレンジ楽しみです
ponsukeさん、こんにちは。
爆弾低気圧の中、仙台からはるばる北アルプスまでお疲れ様でした。
レコを読むといろいろなところで奥様への思いやりが伝わってきて微笑ましいです。またいつか奥穂にお二人で登れるといいですね
テン場で板を持ち歩いている人たちがちらほらいてなんだろうと思ってたのですが、あれがコンパネなんですね。確かに涸沢のテン場では、あれがあるといいですね。私は涸沢に行くときはマットを2枚持って行ってましたw
ヒュッテや小屋を入れた星景写真いいですね!私も同じような写真を撮りたかったのでレンズの下半分を手で覆ったりしてたのですが、明るすぎてうまく写りませんでした。あれはどういう設定で撮られたんでしょうか。
こんにちは
アルプス系の山に行くときは片道約7時間で
仮眠を少しとったくらいで登らないとスケジュール的に間に合わないので
正直しんどいんですよね〜
ただその苦労をしても登る価値は十二分にあるんですよね
コンパネうちらも使いました、あれがあるのと無いのとでは雲泥の違いがw
星空の写真はやはり☆メインで露出を合わせるとヒュッテや小屋、テントの明かり
が強すぎてしまいます、なのでRAWで保存してハイライトを抑えて現像しています
どうしてもモヤっと感は出てしまうのである程度妥協しちゃってます
ponsuke様
きれいな紅葉の絶景をありがとうございます。
秋の涸沢は素晴らしいですね。
いぶし銀の存在感を放つ涸沢岳のモルゲン写真が印象的。
素敵な景色、素敵な奥様、そして最高のカメラ!
6D欲しいww 24-70Lでしょうか。
私には体力的にも懐的にもまだ先かなー。
お疲れ様でした。
ありがとうございます!
初めての涸沢でした、これでピークの時期だったら卒倒しちゃいますねw
今回の山行は次から次へといろんな展開があり帰りにはお腹一杯でした
強行に近いスケジュールでしたが十分楽しめました
6D軽くていいですよ〜、レンズは24-70LのF4通しです
他に70-200も持っていきましたがあまり使うことがありませんでした
レンズが重かった、、、
写真がメインの人は他におっきい三脚も揚げるのですから頭が下がります
私は小旅行三脚しか揚げれませんでしたw
もっと体力つけないと
コメントありがとうございました
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