(徳島) 以外と厳しかった、黒笠山;[四国百名山]
- GPS
- 08:04
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 1,147m
- 下り
- 1,143m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
2)登山口付近の状況;白井登山口は、クルマの駐車スペースは少なく、道脇に3〜4台停めれる程度。また登山口の標識もない。 ・林道の終点から小沢にかかる鉄製の小橋を渡り、民家の裏手へ進むと、ようやく、「黒笠山登山口」の標識がある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1) 標高1100mあたりまでは、杉の植林帯だが、地面に所々、小さい標識があるので、それを頼りに登ってゆくと良い。所々 古い林道が横切っているので、要注意。 2) 黒笠神社の鳥居を過ぎて、標高1100mあたりより上部は自然林となるが、シカの食害のせいで下草、笹が全く無くなっており、どこが登山道か判然とせず、非常に解りにくい。割と赤テープ、ピンクテープがあるので、それを頼りに進むと良い(古いテープが多いので少し張り足しました)。 3) この自然林地帯は、ザレ場のような歩きにくい道が続く。特に下山時は転倒、滑落に要注意(幾度となく、尻餅をつきました)。 4) 下部の植林帯、中部の自然林帯には、6〜8本ほどの荒れたガレ沢が登山道を横切っているが、どのガレ沢も道型が無くなっており、通過は要注意。 5) 「黒笠神社」本殿から更に100mほど登って主稜線まで至ると、少し笹が残っているので、道は解りやすくなり、割と歩きやすい。 6) 黒笠山の山頂手前には、3か所のロープが張ってある場所がある(「ガイドブック」では「岩場」と書かれている)。いずれも5mほどのもので、たいして難しいものではない。 |
その他周辺情報 | ・前夜は、徳島道の吉野川サービスエリアにて車中泊した。日帰り温泉施設(大人700円)、食堂、コンビニあり。 |
写真
感想
※ 今年は、「四国百名山」の山もわずかに1個しか登ってないので、残っている未踏の山のうち、剣山地(矢筈山系)の、黒笠山へ行ってみることにした。
・・ただ、自宅からだとアクセスがかなりあるので、前日は徳島道のサービスエリアにて車中泊の予定で出かけた。
・徳島道のサービスエリアを、まだ日がでてない6時前に出発し、カーナビを頼りに、白井登山口についたのは、7時半。今日は3連休の初日というのに、登山口には一台のクルマもなく、ちょっと拍子抜け。・・標高は高い山なのに、人気はないのかな、
・登山口には標識がなく、ちょっともたついたが、標識を見つけてからは杉の植林帯を黙々と登る。花の一つもなく単調など登りだ。
・「黒笠神社」の鳥居を過ぎて、更に少し登ると、ようやく植林帯は終わり、自然林ゾーンに入った。
・・この先は自然林の中、気持ちの良い山歩きができるなと思ったが、甘かった。
・剣山地は20年ほど前から、ほとんどの山でシカの食害がひどいが、この山も例外ではなく、笹や下草はシカに食べ尽くされており、どこが登山道なのかも良く解らない上に、笹や下草が無くなったせいで、足元はザラザラしたガレ場のような状態で歩きにくい。いくつもの荒れ果てた沢を越えるのもなかなか難しい。
・・・赤テープが結構付けてあるので、その赤テープと、頻繫に確認するスマホの「ヤマレコ」マップが頼みの綱、という状態でなんとか登ってゆく。
・標高 1500m付近にある、「黒笠神社」を過ぎ、最後の急登を登りきるとようやく主稜線にでた。主稜線は笹が少し残っており、歩きやすいし、足元に緑があるので心がなごむ。
・主稜線を1時間弱歩くと、ようやく、黒笠山の山頂に着いた。いやぁ、疲れた、疲れた・・
黒笠山の山頂部は、ここまでの苦労を労うかのように展望が素晴らしく、剣山、ジロウギュウ、三嶺、天狗塚、矢筈山など、剣山地の主要な山々が望めた。
・帰りは周回ルートを通ることも考えていたが、登りでずいぶんと時間と体力を消耗したので、同じルートで下った。下りでも赤テープ頼みでの下りだし、足元の悪さで何回も尻餅をつきつつ、なんとか登山口に着いた。
・今日は連休で、天気も良かったのに、結局、下山まで一人の登山者にも出会わなかった(下山時に2〜3頭のシカに出会ったが)。
・・・驚くほど荒れ果てた山なので、人気もないのかも知れないと思う。
※ シカも自然の一部であり、この荒れた山の状態も自然の一面なのだろうが、何となく釈然としない思いで、帰路に着いた。
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(ご参考;「YAMAP」での同じ山行記録)
https://yamap.com/activities/35057454
コメント
この記録に関連する登山ルート
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四国の山々のうち、石鎚山脈の大部分、および剣山地の北部は、地帯区分でいうと「三波川帯」に属し、高圧型変成岩である結晶片岩類で形成されています。
実際によく見かけるのは、グレー色をしてシルバー光沢のある泥質片岩か、薄緑色をした緑色片岩(苦鉄質片岩)ですね。
ピンク色をした紅簾石片岩(こうれんせきへんがん)は、めったに見ることが無く、私も見つけると、「今日はラッキー!」と思ってしまうほどです。
この黒笠山は、展望は良かったのですが、、登山道が思いのほか 荒れていて、自分にはちょっと厳しく感じました。
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