剣岳 早月尾根より のんびり登山
- GPS
- 26:35
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 2,265m
- 下り
- 2,268m
コースタイム
8月9日 伝蔵小屋 4:00-馬場島6:45
天候 | 8日 晴れ、ガス 夜は雨。9日 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
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コース状況/ 危険箇所等 |
コースはとてもよく整備されていた。標高を記した道しるべもある。 岩場も快適で、落石も少ない。 |
写真
感想
1981年夏に登って以来の早月尾根からの剣岳。そのときは大学山岳部夏山合宿で40kg近い荷物を担いで暑い中を登った。ここから縦走して穂高涸沢に至った。暑い事と重い事しか行動の記憶がないが、唯一、伝蔵小屋からの夕焼けと雲海がきれいだったことが印象に有る。
今回は、夕焼けを伝蔵小屋のテント場から見る事と、山のなかのテントでぼーっとしながらビールを飲む事を目標にやってきた。
8月7日
夕方、土砂降りの中、タクシーで馬場島へ。テントを張り、早めに就寝。
8月8日
3時すぎに起床。4時頃、出発。登り始めるとやがて明るくなるが、それにつれて暑くなってくる。のどの渇きがひどく、水分を補給しながら伝蔵小屋に7時半頃着。テントを設営し、テント内を整理して一休み。8時過ぎに出発、ほどなくガスの中となり涼しくなる。小窓尾根や剣尾根が壮観だ。10時ころに頂上着。さすがにたくさんの人が居た。ガイドにつれられて源次郎尾根を登攀してきた女性パーティーが初々しい。中高年のパーティーや、トレイルランで静岡まで行く人、カップルなどさまざま。10時半ころに下山、12時ころに伝蔵小屋に着く。午後は待望のぼーっとした時間。もちろん、ビールを購入(ロング缶800円は高いか安いか?)。至福のときを過ごす。
隣にテン張った人と話しているうちに、関西の某大学山岳部出身で、85年に南アルプスのある岩壁登攀の際に岩場で話し込んだ同大学山岳部パーティーの一員であったことがわかる。その日は私と違うルートを登攀していたとの事。これは奇遇と、いろんな山の話に花が咲く。同世代で大学山岳部で頑張っていた者同士、久しぶりに骨のある山の話は楽しかった。
夕方にはガスが切れてきて、夕焼けの富山平野、海岸線が赤く染まって美しかった。
8月9日
3時ころ起床し、4時に下山、7時前に馬場島に着く。帰りはタクシー相乗りで上市駅に。猛暑であった。
山登りも多様化したことが一番の印象であった。トレイルランや日帰りこだわり登山など、以前はなかった形態で、それに反して、重い荷物を担いだ縦走の始まりとして早月尾根を登る人には出会わなかった。大学山岳部や高校山岳部にも出会わなかった。
しかし、けだるい夏山の午後、テントで飲むビールは相変わらず最高だった。
pamir88 さん 始めまして
>? だれか教えてください。
を見て,素通りできず立ち寄らせていただきました。
花びらが少なめなところから,たぶんマツムシソウと思いますが,花のアップや,実際の背丈が不明ですので,次のサイトなどを参考にされ,マツムシソウかタカネマツムシソウを同定されますように,ご案内いたします。
http://www2.plala.or.jp/aki_ogawa/trivia/Scabiosa.html
剣ですか・・・数十年前,北アルプスの最初の山は,立山・剣でした。今年は縁あって5月に室堂から拝むことが出来ましたが,やはり最初の山は懐かしいですネ。
ついでみたいになってしまいすいませんが,「四角岳、中岳」の白い花は,ギンリョウソウ(銀竜草)。
腐生植物として有名で,全体がやや透明感のある白色。鱗片葉に包まれた姿を竜に見立てて付けられた名前だそうです。参考まで。
今後とも宜しくお願いします。
yamabitoさん、はじめまして。
高山植物について教えて頂き、ありがとうございます。
早月尾根の花はyamabitoさんのプロフィールの写真とよく似ていますが、ご教示いただいたサイトを見てみますと、タカネマツムシソウだと思います。また、銀竜草というのは初めて聞いた名前です。腐生植物というのも初めて知りました。
これからも私の撮影する花の名前にコメントをいただければ嬉しいです。
こちらこそ、どうかよろしくお願い致します 。
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