秋の那須岳を満喫―今年2回目の三斗小屋温泉と姥ヶ平・南月山の紅葉
- GPS
- 29:45
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 1,512m
- 下り
- 1,755m
コースタイム
- 山行
- 4:15
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 5:55
天候 | 1日目:晴のち曇 2日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
東京06:20(東北新幹線やまびこ201号) 那須塩原07:31 那須塩原駅西口🚌07:45(関東バス)¥1640交通系IC可 那須ロープウェイ🚌08:55※渋滞に巻き込まれて約1匱蠢阿撚室 復路: 白戸口🚌14:59(関東バス)¥1350交通系IC可 黒磯駅西口🚌16:30※定刻は15:50だが渋滞のため約40分遅れ 黒磯16:47(JR東北線) 宇都宮17:40/17:56(JR湘南新宿ライン) 大宮19:11 |
写真
感想
この週末の3連休は移動性高気圧に覆われ秋晴れになるとの予報。
この夏から秋にかけては週末が晴れるのがなんとなく少なかった気がする。
せめて3連休の内1日でもどこかへ行かないともったいないと思ったのが木曜日のこと。
今更泊まりは無理だろうから日帰りで平標山〜仙ノ倉山でもいいかなと思いYcに連絡を取ってみるとYcも数日前に山行を決めたらしく、なんと那須岳の三斗小屋温泉の煙草屋旅館の予約が取れたとのことだった。
何度も電話していたらキャンセルが出たらしい。
Ycとは今年の5月下旬にシロヤシオを見に行った時に煙草屋旅館に泊まっている↓が、
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6858455.html
その後Ycは7月にも泊まっていたらしく、更に2週間前にも泊まったばかりなのである。
(この2週間前の三斗小屋温泉は春の内にもう計画していたのだが、予定が入ってしまい一緒に行けなかった。)
年に4回も三斗小屋温泉の煙草屋旅館に泊まるなんてかなりのマニアぶりである。
土日に休みを取りにくいHrも運良く休みが取れたとのことで、3人で紅葉シーズンの那須岳三斗小屋温泉泊が急遽実現することになった。
5月は大宮駅へ向かう東北線の遅延で新幹線に乗り遅れたので、今回は東京駅から新幹線に乗ることにした。
那須塩原駅07:31着の東北新幹線やまびこ201号に乗ると、那須塩原駅西口07:45発の那須ロープウェイ行のバス乗れる。
このバスは黒磯駅を経由せずにまっすぐに那須ロープウェイに向かう。
15分後には黒磯駅を経由する那須ロープウェイ行のバスがあるのだが、さすが紅葉シーズンだけあって07:45発のバスも増便された。
終点の那須ロープウェイバス停まであと1匱紊箸いΔ箸海蹐妊丱垢駐車場待ちの列にはまってしまった。
いったいこの車列は何の勝算があって駐車場待ちをしているのだろうか。
山に登りに行った人がそんなに早く下りてくる可能性は低いと思うのだが、何時間待つつもりなのだろうか。
そして、路線バスはこの駐車場待ちの車列に並ぶ必要があるのだろうか。
警備員もいるのだから駐車場待ちの車列を避けて走ればいいのにと思うが、律儀に渋滞にはまり続けている。
全く動かなくなって暫くしたところで1人が運転手さんに声を掛けて降りていったのを皮切りに、次々に降りる人が出たのでそれに加わった。
ちょうど車道をショートカットするように登山道が付いている場所だったので、5分ほど登ると那須ロープウェイのバス停のところに出た。
そこからさらに10分程登ると広くきれいなトイレのある峠の茶屋駐車場に到着。
後で三斗小屋温泉煙草屋旅館の内湯でお話した方によると、この峠の茶屋駐車場や那須ロープウェイ駐車場付近は午前1時の時点で既に満車になっていたので、大丸駐車場まで下らないと停められなかったそうだ。
峰の茶屋跡避難小屋まではそんなに混雑しておらず、この時季だと花も咲いていないので時間はかからない。
峰の茶屋跡避難小屋からはロープウェイに乗ってきた人も合流するので人が増え、特に朝日岳の手前の鎖場はかなり渋滞していた。
が、朝日の肩を過ぎるととたんに人が減り快適になる。
主に那須の盟主的存在感のある茶臼岳とアルペン的な朝日岳を歩く人が多いようだ。
振り返ると南月山や西へ延びる尾根である熊見曽根あたりがきれいにグラデーションに紅葉しているを見ることができた。
最高峰である三本槍岳へ向かってはぬかるみの道が続くが、先週の栗駒山に比べればたいしたことはない。
三本槍岳山頂も賑わっていたが、先ほど見た朝日岳山頂ほどではない。
北の方に形の良い山が見え、もしかして磐梯山?と思ってよく見ると手前に大きな猪苗代湖があって、やはり磐梯山なのだと分かる。
三本槍岳に登るのは3回目になるが、磐梯山が見えたのは初めてだった。
磐梯山は昨年6月、そして今年6月と9月に計画したのだが、全て天気が悪く中止してしまった。
来年こそニッコウキスゲの時季に合わせて登りたい。
今日は午後から北関東は不安定な天候になるとの予報だったが、確かに東側からどんどん低い雲が流れてくる。
熊見曽根から隠居倉を通り三斗小屋温泉へ向かう。
西側は雲が少なくまだ陽が当たっていて、黄色から橙色に色付き始めた紅葉を見ながら下っていく。
黄色から橙色、ときおり朱色くらいの紅葉の方が全体に真っ赤というよりきれいだなと思う。
5月下旬にここを歩いた時は新緑がきれいで、まだミネザクラの花が残っていたが、春も秋も気持ちの良い尾根道だ。
源泉の白い蒸気が見えてくると三斗小屋温泉はすぐそこだ。
自分は3回目の三斗小屋温泉煙草屋旅館となるが、Ycは今年4回目なのだからすごい。
さすが紅葉の時季だけあって夕食の時の感じだと60人位泊まっていそうだった。
ただそう何度も温泉に入る人は少ないらしく、到着後、夕食前、夕食後、就寝前、そして翌朝と入ったがそんなに混雑することなくゆっくりとすることができた。
5月に来た時は夕食後にテラス席でゆっくりする人が多かったが、この季節だと17:15からの夕食後はもうすっかり日が暮れてしまう。
Hrは紫金山・アトラス彗星が見えるか楽しみにしていたのだが、雲が多く見ることはできなかった。
2日目は、今回一番の目的である姥ヶ平とひょうたん池へ向かう。
夜明け前の4:30〜5:30まで1時間も露天風呂に入っていたためか、気温のわりにものすごく汗をかく。
やはり登山前に温泉に入り過ぎるのは良くないと分かりつつ、なかなかやめられない。
途中すれ違った人に友人が紅葉の具合を尋ねると、まだまだそんなでもないとの返答だったが、姥ヶ平に到着するとなかなかいい感じに紅葉していた。
確かに真っ赤に色付いている樹々は少ないかもしれないが、この橙色を中心としたグラデーションで大満足だ。
姥ヶ平は初めて来たが、目の前に噴気を挙げる茶臼山を望む雰囲気の良い場所だ。
今日こそは本当に気持ちの良い秋晴れだ。
この秋晴れの日にここに来ることができて本当に良かった。
テーブルもあるのでお茶を飲んでゆっくりとする。
時間が経つと今日入山したであろう人たちが東側の牛ヶ首方面から下って来てどんどん混んでくる。
立ち話をした人によると、今日は午前3時の時点で大丸駐車場まで満車だったので、西側の沼原の駐車場まで回り込んで停めたとのことだった。
牛ヶ首からは紅葉がきれいな南月山を往復した。
ここもこんなに紅葉がきれいな所だとは思っていなかった。
南月山の山頂では、おとなしい甲斐犬が3匹飼い主さんとこの気持ちの良い日を楽しんでいた。
遠く男体山や女峰山も見えていて、この連休は好天に恵まれてどの山も混んでいるのだろう。
帰りは茶臼岳をトラバースして峰の茶屋跡避難小屋から那須ロープウェイのバス停へ下りると混雑に巻き込まれそうだったので、高雄口から弁天、殺生石方面へ直接下れる道を行くことにした。
思っていたよりも歩きやすい道で、1940年の雪害で建物が崩壊するまでは飯盛温泉という温泉宿があったとのこと。
大正時代には皇太子時代の昭和天皇が行啓し「飯盛虻」を発見されたそうだ。
ただ通行者が少ないからか途中からかなりのササヤブになってきたので、殺生石まで歩くのをやめ、弁天へ出ることにした。
ただ、弁天方面にはひとつ尾根を越えることになったので、距離は長いが殺生石まで下りてしまった方が良かったかもしれない。
那須温泉ファミリースキー場(後から調べたら閉業とのこと。そういえば春に歩いた中の大倉尾根のマウントジーンズスキー場も閉業したばかりで解体中だった。)のところから車道に出て、苦戸川の谷を越え改装中?の那須マウントホテルのところに出ると目の前が弁天東口バス停だった。
到着時刻が13:30で、時刻表を見ると13:20だったので、混雑期なのでちょうどバスが来るかななんて期待したが全然来ない。
次は14:20だったが、中途半端な14:10に50分遅れなのか増発なのかバスが来たが、満員なので次のバスに乗ってくれとのことで乗せてもらえず。
14:20に時刻表通りにバスが来たので手を挙げて合図をしたのに無視されて通過されてしまった。
確かに路上駐車の車が多く見えにくいとは思うが、わざわざ車道に出て手を挙げたのに見落とすとはよっぽど運転になれていない運転手だったのだろうか。
14時台は30分後にバスがあるので仕方がないのでそれに乗ることにしたが、このバス停だとまた見落とされるかもしれないし暇だったので結局3つ先の白戸川バス停まで歩いた。
このバス停は5月に中の大倉尾根を歩いて下りてきたバス停である。
白戸川バス停14:59発のバスは黒磯駅15:50着予定だったが、途中の那須の観光地で大渋滞し40分遅れの16:30位に黒磯駅に到着した。
1時間以上バスで立っていたことになるが、それでも電車に乗ってしまえば後は座って定刻で帰れるので楽である。
黒磯発の東京上野ラインは廃止されて3両のローカル線となったが、それでもこの時季でも充分座れてしまうのだから、黒磯〜宇都宮間はこの車両で充分なのだろう。
Hrは明日から仕事なので那須塩原から新幹線に乗ったが満席で、自由席車両のデッキで立って帰ったとのことだった。
紅葉シーズンで好天に恵まれたこの連休はどの山も大混雑だっただろうが、混雑に巻き込まれてでも山の紅葉は人を魅了するのだろう。
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