鳳凰三山(御座石鉱泉〜鳳凰小屋〜地蔵ヶ岳を2日掛けてピストン)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,857m
- 下り
- 1,844m
コースタイム
天候 | 一日目晴れ、二日目雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
燕頭山から鳳凰小屋に向かう途中に花崗岩の風化によって登山道が崩落しかかっている箇所がありましたが、ロープで閉鎖されており、多少の上り下りで安全に回避できるようになっていました。 |
その他周辺情報 | 御座石鉱泉で日帰り入浴が可能です。スーパー銭湯のような設備があるわけではないので、一通りお風呂セットを用意しておくべきでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
|
---|---|
備考 | 乃木坂ワイン倶楽部ヴィラージュ(Village)の名刺、耳栓 |
感想
初の南アルプスに鳳凰三山を選びました。二日目天気が大崩れしなければ、地蔵岳へと再度登り、観音岳、薬師岳を縦走し、夜叉神峠を目指す予定でした。夜半から強い風を伴った土砂降りは、6時過ぎにはかなり小降りになってくれたものの、好天の昨日ですら苦労した地蔵岳直下の花崗岩が風化した砂地を登るのは難しいだろうと小屋の皆さんの意見で、同じルートでの下山を選ぶこととしました。
長めの休憩をとった燕頭山では、われわれと同じく東京から鳳凰小屋の手伝いに向うとおっしゃる男性三人と出会うことが出来ました。小屋にはギターがあって宴会をするので是非参加をしてほしいと言われ、夕食が17時、消灯が19時というなかでどうやって酒盛りをするのか疑問でしたが、それはそれは楽しいひとときでした。
さて、御座石鉱泉コースの感想です。取り付きからしばらくはかなりの急登で、日帰りハイキングよりは重いものを背負った背中が体幹の弱さを擽ります。それも次第に慣れてきたころ、何故かクルマが何台か停まっている西ノ平という河原っぽい場所に一旦おります。そこからまた登り返す旭岳から燕頭山に向けては、足を踏みしめる山道の様子が明確に変わります。西ノ平まではしっとりとした黒土と、ところどころチャートがむき出しになっている様子だったのが、明らかに白っぽくなり、花崗岩が砂礫化したものが目立ちます。赤や黄色に染まった濡れ落ち葉にとっては絶好のキャンバスです。地図によると、旭岳の頂上は、韮崎市と北杜市の境目になっているようで、この尾根が交わるところはかなり痩せています。このあたりから勾配はゆるくなるものの、大きな岩が何度も現れ、両手を使ってよじ登りたくなるような箇所もあります。燕頭山以降はさらに傾斜が緩み、紅葉も進んでいて、余裕を持って深山幽谷の美しさを堪能することができるようになりました。
鳳凰小屋でザックをおろしウエストポーチだけでてっぺんをめざしました。ごたぶんにもれず、てっぺん直下の白砂にてこずります。しかし、小屋ですれ違った山ガールのおひとりが、小屋のご主人に「こんな天気でも白峰三山がはっきり見えました。感動しました」と語っていたことが思い出され、やはりわたくしも白峰三山を眺めてみたいという気持ちになり、力を振り絞ることにしました。オベリスクの東側に立った時の感動は筆舌し尽くしがたいものでした。
小屋まで下山します。年に一度の集合写真イベントにかろうじて間に合いました。燕頭山で出会ったボランティアのひとりがギターを、ひとりがオカリナを演奏する談話室に行って酒盛りしましょうよ!こたつがあって温かいですよ!というお誘いに応じたところ、アグネス・ラムとキャンディーズのポスターを発見。昭和レトロの世界はにわかに歌声喫茶になっていました。。。
日曜日の天気が悪くなりそうだというのはみんな知っているはずなのに、鳳凰小屋はぎゅうぎゅう詰めの満席。今度こそ観音岳と薬師岳をと思っています。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する