巻機山 古道 撤退【一筋縄ではいかない】〜古峰山経由下山 忘れ物には気を付けよう(汗)
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 566m
- 下り
- 566m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:40
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■先ずはチャリデポするために関越道 塩沢IC下車〜国道291を経て一般的な巻機山の桜坂登山口に向かった。 (桜坂P 5:30で8割がたの埋まりでした) ここでチャリをデポ。 後、 ■古峰山(こがらさん)登山口に向かう (桜坂Pからの移動アクセスは写真参考) ・直で古峰山登山口に向かう場合は、 ナビ設定は 新潟県南魚沼市長崎2941の 旧「南魚沼市立第二上田小学校」に設定すると良い。小学校の旧校舎を過ぎてすぐの小路地を左折。 以降、小路地出てくるがほぼ道なりで進む。 杉林の中、こんな奥に入るか?と思っても進んでいくと登山口がある。 ・駐車スペース10台程度 ・トイレはありません |
コース状況/ 危険箇所等 |
■先ずは一般的な古峰山の登山口より入山。 入口にコース案内看板あります。時計回りの足取り。 渡渉からのスタートです。 途中から急登。開けたら尾根稜線です。ここを右折すると古峰山への一般的な周回コース。 我らは左折して巻機古道へと突き進みました。 ■途中撤退しましたが途中までの巻機古道【登り】の様子は以下のようなもの ・低灌木の横枝がうるさい(←コレ大前提) ・足元にはしっかりと昔の道の跡形があり草も少ない。が! ・横枝藪が激しくて足元は見えない状況。 ・基本、素直に尾根筋を登っていくが数ヶ所に大岩の巻きがある。 ・この大岩の巻きは左巻きが多かったが、危うい箇所が多々有りで樹木で下は見えないが転げ落ちたら数十メートルは余裕でイってしまう。 ・朽ちたロープは信用しない。朽ちたピンクや青色のテープは随所にあった。 ・序盤は急な尾根なためその向こうの様子が(藪感)がまったくわからない。ので行ってみてその先を確認するしかないが、小ピークをいくつ超えてみてもその先はすべて低灌木藪だらけの尾根筋。 ・時より小ピークの上で開けた眺望が得られるが目前にはさらに急峻な藪尾根が続き、登山道は木で覆われまったくもってわからない。 ・しかし! 小動物の気持ちになって身をかがめればしっかりとした道筋はだいたいある。 ・時間に制約なく、ビバーク装備も整え、じっくりと漕ぎながら登り上げれば主稜線に登頂不可能では無いと思う。 ・この撤退地点でも 圧倒的な人知れずの奥深さダイナミックかつ静かな巻機山の知らない一面を垣間見ることができる ■途中撤退からの巻機古道【下り】 ・ピストンだから ついさっき!通過したばかりの道筋だし、素直に尾根線を辿れば帰還できるはずなのに。。。。 ・所々で谷方向(主に左方 金山沢方向)に誘われる誘惑の道筋出てくるが、これは間違い。この短区間だけでも3回ルーファイミスした。 (こんな箇所 登り行程ではまったく気づかなかったのになぁ) ・二人で別方向にすすみ正解を叫んで伝えて正規ルートへの道筋修正をした。 ・基本、目前に横藪木々があってもそのまま尾根線を突き進むが正解。かならず道に戻れる。 ・朽ちたロープよりも枝を掴んだ方がよっぽど安心。 ・破れてもいい 服を着ていった方が良い。 ・ルーファイミスしても下方がキレ落ちそうだなと思ったら枝に頼れば間違いない。 考え方によっては藪枝はある意味 安全確保にもなる ・どんなに装備しっかりしていても例えGPS使用でも下山での利用は今のところ避けた方が無難(細い尾根稜線内でのさらに細かいニセ登山道も出てくるため) ■撤退理由 ・ 途中で考えてみたら古道に入ってから1時間で300mしか進んでない。 (10時間で3kmしか進まないってこと) ・もっと先まで行って藪の濃さがもっとひどくなったら割引&巻機に着くのが暗くなってしまう 桜坂登山口に下山は尚更おそくに。。。 (それまでのペースで行けても割引岳到着 遅く見積もって15時) (裏巻機からの新旧ルートでも稜線到着は15時近くだったが、そこは道の種類が違うのでその考え方は除外) ・もっと先で撤退決め込んでも、ピストン下山に時間がかかり焦って大きなルーファイミスに陥る危険がある ・安全第一。 一か八かの山行は絶対にしない、チーム「ナンダサカコンナサカ」 これモットー! 【以上 自分らに対しての覚書ともする】 ■一般的な古峰山登山道下山 ・「この山には色んな要素がある」という定評の山の通り岩場通過や梯子通過あるが、すべてマイルド。 しかし眺望は一級品! 雰囲気バツグンです。 ・この日は古峰山山頂手前で、黒い大きな動物。恐らくクマちゃん♡が逃げて行った。かなりの大物で足で地面を蹴る地響きを感じるほどの巨体だった。 ・尾根からの下山時は、滑りやすい斜度だけどお助けロープあるから安心。ここのロープは新しいのでまだまだ使用可です |
その他周辺情報 | ■ツマミ調達【大和屋商店】地元大人気の丸メンチ! https://tabelog.com/niigata/A1504/A150402/15014519/ |
写真
感想
地図には無いけど、地形図にはある。巻機山山麓にある古峰山の尾根から延びる巻機古道。
それは巻機山に登る最も古いルートで信仰の道に使われていたという。
山麓の魚沼川沿いに姥沢新田という地名のところがある(現テーブルマークの工場があるあたり)
織姫に端を発して巻機山という名前がついたというのは有名な話。
その織姫に山頂付近で初めて会ったのがこの姥沢新田の男子。とある危篤感で一目散に登った尾根が恐らくこの道だったのだろう。
織姫を下界に連れてきたという話もあるのでやはりこのルートで連れて降りてきたのかもしれない。
その織姫はえらく美人だったそうだ。
割引岳というのがあるが、ワレメキというのがその語源で女性のワレメを象徴していたという話も(マジメな話です)
それはそれは大昔の話。文献に残る諸々の事を併せて考えたみたら「巻機山」というあのどデカイ山塊はじつににセクシーであり じつに女性の象徴として崇められていたのかと。
そんな話を聞いたらさ、ここのルートで登ってみたくなっちゃったんだ。
今まで、ヌクビ&割引沢登り、裏巻機の新旧ルート、もちろん普通の井戸尾根と登ってきて やはりこの巻機古道を登らないわけにはいかない。
数年前に下見して、そして2週間前にシゴトで行った際に双眼鏡で眺めただけでも上部の藪の濃さがネックだった。
実際に入り込んでみてどうだったか。。。記録内容の通りでした。
もっとひどい藪漕ぎ枝漕ぎは経験あるものの登りの区間、それもほぼ全行程というのは今までにはなく時間のかかり具合がまったく想定できなく撤退と決め込みました。
でも途中までだけどそのルートの眺望や雰囲気の良さ、別角度からの巻機山のダイナミックな山容が垣間見ることができて良かったです。裏巻機ゾーンとはまた趣向が違いました。
キレ気味尾根線の廃道 藪行程の下りでもいろんな勉強ができました。良い経験でした。今後の糧にしたいと思います。
しかし、帰宅後に相棒の杖を忘れてきたことに気づいて滝汗。オレ翌朝探しに行ってくらー。 それを親友に伝えると一緒に探しに行っていやるとのことで朝も早くからまた登山口まで同行してくれました。これには心の中で大泣きしたものです。(先ほど帰宅)
本当の相棒に迷惑をかけるのはまったくもって最低だなと反省いたしました。以後気を付けたいと思います。
オレ達ふたり、ねじ曲がったり折れ曲がったり、滑り落ちたり転んだり。ミミズ腫れ全開で腕パンパンで。
なかなかうまくいかないもんだ そう易々といかないもんだ。
だから時々うまくいったらとても嬉しい きっと嬉しい。
良いことがきっとあるに違いない。次回の歩きを楽しみにしよーっ!
ありがとうございました!
前回のスタンダード古峰山のみの記録はこちらから↓↓↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3723696.html
【巻機山の今までの記録】
■裏巻機 新道ルートの記録はこちらから↓↓↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2659440.html
(巻機山3回目)
■裏巻機 旧道ルートの記録はこちらから↓↓↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4722903.html
(巻機山4回目)
■初めて巻機山に行った時の記録↓↓↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-991069.html
■二回目に行った時の記録↓↓↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1617044.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
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この前のコメントの事は、こっちだったんですね。
てっきり、白根開善学校から鷹巣尾根経由で、笹薮漕ぎ天狗池かと、勝手に思っていました。
こんなルートが、巻機山に会ったんですね。
この藪状態だと、自分なら最初から闘争✖→逃走です(^_^;)
そのチャレンジ精神に脱帽です。
でもロマンがあって、困難があって、さらに・・遠い地に忘れ物があって、
それに連れ添ってくれる親友さん!
ほんとうに大切な存在ですね(^^)
挫折しても、夢のあるレコありがとうございました!
こんばんは! 野反の幻の池、今年はチャレンジする機会がなさそうです(わからないけど)
あそこは笹薮の雪根曲がり方向がネックなので向かうならやはり県境稜線からが良いのかな?とおもいます。で、池を超えて昔の線の通り小ピークを左旋回かすめて林道に出て、本当はしたくないけど白根改善学校にデポしておいた車に帰還する。みたいなのがいちばんラクなのかな?とも思っております。
エッヘン! 本題・・・
今回の藪は進めるけれど時間がかかる、道はあるけれど強度のうっとおしい 的な感じでしたので、自分達の撤退地点までの状況がそのまま上まで保たれているなら!時間があれば行けると思います。
今回は撤退ピストンでしたけど、それでも大いに巻機ロマンを感ずることができました。撤退を前提に行ける所まで行く、それでも良いと思います。benさんならきっと目が♡になること間違いなしですヨ!
先ほど親友と反省会電話しましたが、彼はこのルート たいそう気に入ったらしく完結するまでの段階を提案されました。 なので、時はかかるかもしれないですが 杖探しのお礼も含めて共に題材にしていきたいと思います。
あ、感想のところ。 古の文献の要点を自分なり解釈で加筆しておきました、
ありがとうございました!
古峰山から巻機山まで延びる古道チャレンジしたんですね!お疲れ様でした。
あの稜線から延びる古道を遠くから見るだけで無理だろうと思う自分とは違って親友さんと行こうと思うだけで素晴らしいと思います。
もう何十年も前に古道になったのか分かりませんが藪が凄い事になっているようですね。人を拒み続けた事がレコでも伝わります。
この所毎年行っている古峰山に明日行こうと思っていましたが雨のようなので今年は諦めます。あの花も咲いているようだし紅葉も良さそうなので残念です。
来週は天気が良ければ違う新潟の山を予定しています。群馬とは一味違う新潟の紅葉は良いですね。
度々レコに登場する親友さん、Eさんとの絆が写真や文章から伝わって来ますよ。
良い仲間をお持ちのようで羨ましくもあります。これからも楽しみにしています。
お疲れ様でした!
古峰山 まけんさんも何度か行ってらっしゃるので今回の雰囲気がとてもよく理解していただけてとても嬉しいです♪
やっぱり 行けそうなところはなんか知らんけど、でもこの先どうなってるんだんべーか? と好奇心をそそられるのは オレたち二人の変な山癖なんでしょうね〜 (困ったもんだ)
あの花はひとつだけ咲き始めたけど 少し元気無かったです。 他のはまだツボミのツの字も無かったから今年はどうかな? といったところ。 その向こうの沢沿いのも株数が少ないように思えました。
このあたりの里山、紅葉はやはりまだまだ遅く、11月中旬がロマンチックになりそうな気配でした。
親友T君と共にルーファイするひととき、あーじゃねー こーじゃねー と共に考えるひととき。
共にもがき 工夫して道を開拓する時。 物凄く楽しいんです。
それがまた病みつきになる。
目的はピークではなく、いかに楽しいひとときを過ごすのかが大事なのかもしれません。
ありがとうございました!
お疲れさまでした。
人の通らなくなった道は直ぐに寂れますね。
こんな危ない手間のかかる道に挑戦する方は皆さんぐらいですね。
それでも人のゆかない新しいルートは魅力的なのですね。
命を落とさないよう大切にしてくださいね。
お疲れ様です! この道、使われなくなってから何年経つのでしょうかね? いいゆさんの学生時代にもあまり行かれる方いなかったのでしょうか?
廃道 藪化が進んでいるけれど足元にはしっかりとした道筋が残っている箇所があったので驚きました。
この道を使って山頂稜線まで登り上げていた大昔の人たちはどんな気持ちでいたんだろうととても感慨深かったです。
ケチなのでお金はもとより命も絶対落としません! と言っていると 杖を忘れてくるという失態。
ここでひとつ、も ひとつふたつ。 気を引き締めた山登りを心がけたいと思いました。
あれ!? 恒例の魚沼の新米 買ってくるのも忘れてしましました。 ダメだこりゃ・・・
明日 週初め朝イチ 尾瀬からの仕事スタートです がんばりまーす!
ありがとうございました!
僕も古道はほんの少しだけ入った事はあります。がしかし、直ぐに藪が深くてなり…引き返しました。
まぁ、この様な所にチャレンジするのが❝大好物❞なE-gunmaさんらしい…流石です。
僕も大和屋の丸メンチや唐揚げを食べて、リハビリに励みたいと思います。
やはりあの分岐まで行くと、その先どうなっているのかと入ってみたくなりますよね〜 先ず出てくる大岩の巻きからして難儀でございました。
少しづつでいいから、たくさんの人が入って行って道が復活すればいいのになぁと思いますが古峰山自体登る方が少ないのでその希望は儚いものでしょうね。
今回の帰路で地形図にも出てこないローカルマイナー山の道をまた見つけてきたので調べてから行ってみたいと思います。
大和屋の丸メンチ人気ですけど唐揚げも人気ですね、オレも買ってきましたよ♪ 平日の昼に行くとお手製のおむすびも売っていてこれまたすごく美味しいです。
J さんももりもり食べて飲んで足のリハビリ頑張ってください。冷えてきたのでさらに心配しております。
ありがとうございました!
その日に湯沢で同窓会があるのでついでにでした
古峰山から巻機山に登れるのを知ったのは20年ぐらい前で雑誌の山と渓谷に載ってました
それを見てうちもチャレンジしたくて
ただ古峰山の登山口が見つからず巻機山だけ登りました
今みたいにヤマレコもなかったしカーナビも明瞭ではなかったです
あれからずっと想いは持っていて、最近になって廃道になったことを知りました
もう少し早くわかればよかったね笑
山の忘れ物って多いよね
うちの旦那は登山口に着いたらズボンを忘れて幸い昼間だったから近くにモンベルがあって買ってきました
翌朝早くに出るから気づいてよかった
その前には登山靴だったし
みなさん気をつけましょう笑笑
お疲れ様でした
古峰山(こがらさん) - 2024年10月25日 [登山・山行記録] - ヤマレコ https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7400868.html
あらま!前日に登られていたんですね〜 人の入りが少ない山に行くとutakoさんたちとバッタリしたりニアミスしたりなんだか嬉しくなります♪
あの道 たったの20年前にはまだ通れたんですか! で、ものの20年くらいであんなにも廃道化してしまうなんて、植生の力はすごいですね。
古峰山は国道から登山口への案内看板もないマイナー登山口の様相ですがついてみればあら!あの花の看板があるではないですか!と驚くように小さな名山ですよね。良い山です。
オレもズボン履いて出るの忘れたことがあります。タイツのまま江頭2:50みたいな恰好で、運転しているときに気づいたことがあります。パンツ一丁じゃなくて良かったです(汗)
慌てるとよくないですねアハハ
またそちらに伺わせていただきますのでよろしくお願いいたします。
ありがとうございました!
あの古道は、時々沢屋さんが下山で使っているようですね。
最近もフォローしている百戦錬磨のご夫婦が、稜線手前まで沢を登り下山で使ってましたが、やはり稜線に沿って歩くのがイイと書いてました。
Eさんのそのチャレンジ精神には、ほんと刺激になっています。お互いこれからも安全第一で山を楽しんで行きましょう。😁
ついに! というほど気合を入れていなかったのですが・・・モヤモヤしているよりは!先ず!行ってみてナンボ、行ったことないのにあーだのこーだの言ってても始まらんですという意味では今回は良い下見ができました。
沢登りの方たちは下山で使うんですね、上の方は等高線が緩いからあのあたり背丈以上の藪の中に入ったら尾根線外して迷ってあらぬ方向に下ってしまいそう。そのあたり大丈夫なのかなぁ?と行ったことのある方に聞きたいです。 オレはあのルートは下りで使う気にならないっス(汗)
チャレンジしても撃沈されることが多いいのでお恥ずかしいですが、色んなことを計画して妄想して実行に移すその過程はとても楽しいし、一般的なルートでは味わえない喜びがありますよね♪
アサレンさんたちもこの秋の目標を達成されたみたいで大拍手でございます!
晩秋まで、しっとりと新潟のの尾山を楽しませていただきますのでよろしくお願いいたしまーす!
今日は雨なので 部屋の掃除しながらケーキを作っておりました テヘヘ
ありがとうございました!
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