北ア・馬場島から大猫山往復
- GPS
- 08:22
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,376m
- 下り
- 1,375m
コースタイム
- 山行
- 7:04
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 8:22
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口─大猫平:雑草が多い箇所もあるけど、道形はハッキリしてる。 大猫平─三角点東:ササが酷く、道形が分かりにくい箇所あり。ピンクテープを見失わないように! 三角点東─大猫山:ササが酷い箇所はあるものの、行く手がみえるので精神的にはラク。 |
その他周辺情報 | モンベルヴィレッジ立山に立ち寄り、ショッピング。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
サングラス
携帯トイレ
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感想
2年前の秋に馬場島から猫又山をブナグラ峠経由で往復した(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4803057.html)けど、この時に「ブナグラ峠には何度も来たくない! 次来る時はテント泊で、釜谷山、大猫山、赤谷山全部登る!」と息巻いたけど、昨年の秋はJR西日本の『北陸おでかけtabiwaパス』を使った山旅に夢中で、馬場島に足を向けることは無かった。その間に、猫又山─大猫山間のヤブ化が進行してるようで、大猫山だけでもピストンで済ませてしまおう…と考えて、10月26日早朝に馬場島に向かった。通常の年ならこの時期はすでにブナグラ峠付近の山も雪が積もってるハズだけど、記録的な高温の影響で、立山すらまだ初冠雪を記録していない。
当日朝4時半起床で、5時前に『キャラメルハウス』(自宅)を出発。6:01に馬場島荘に到着。いつもの年なら雪山のハズだからそんなにクルマは多くは無いものの、それでも全国各地からクルマが集まってる。野営場のトイレで用を済ませてから、6:11に馬場島荘を出発し、ブナグラ谷方面への林道に入る。ゲート前にはもっと多くのクルマが居るハズだけど、この日は駐まってるクルマの数も少なめ。ゲート脇を通ってブナグラ取水口方面へ進む。天気は曇り。ただし、高曇りのため、剱岳の北部稜線の峰々がよくみえる。大猫山への道がヤブだらけなのは知ってたので、前日が雨降り、または寒暖差が激しく朝露の恐れのある時は避けたかった。曇りだから朝露は無い? まあ、実際来てみて登山道脇のササなどが濡れればさっさと雨具を着用するだけ。馬場島荘から35分の歩きで、大猫山登山口に到着。ここで休憩してると、高齢のソロのかたがブナグラ峠のほうへ通過されていった。
大猫山登山口の標識には可愛らしい黒猫のイラストが描かれてるけど、この先の登山道が激登り・激ヤブなのはいろいろなかたの記録をみて知っている。覚悟を決め、6:56に登山口から入山。いきなりロープ場がお出迎え。足場の悪いトラヴァースやフィクストロープがあるような急坂を登る。登れども登れども、ブナグラ谷の水音が小さくなっていかないけど、急坂なのが功を奏し、1時間の上りで・1,400 mピークに到着。ここで休憩。木々の向こうに剱岳の姿を望む。
・1,400 mピークを出発すると一旦下って、上り返す。あまり歩かないうちに今度はc. 1,530 mピークに到達。ここの下りには難関の岩場があり、ロープが垂らされている。慎重にここを通過。鞍部まで下りると、大猫平までの上りにかかる。目を奪われるようなほど見事な紅葉をみながら、一歩一歩上を目指していく。・1,400 mピークから大猫平まで1時間の歩きを見積もってたけど、小ピークを2つ通過することによる下りと上り返しがあるため、また、・1,400 mピークからは傾斜が緩んで急な上りが少なくなったこともあり、想定ほど進まない。目の前に大きな岩が現れたのをイイことに、ここで休憩。「富山の百山」ガイドブックに記載のある屏風岩だろうか。この大きな岩からさらに上を目指す。大猫平が近くなると、『ヤマレコMAP』アプリが「もうすぐ、だいねこひら に到着します」とアナウンス。「どこだよ、そこ!?(苦笑)」と心のなかでツッコミ入れる。『ヤマレコMAP』では・1,857 mピークをちょっと過ぎたところを大猫平に設定してるようだけど、みなさんの記録でよくみかける形の池塘を見下ろす平原を大猫平として、休憩。時間は9:38。
大猫平は「平」だけあっていくつもの池塘がある広がり。前日は雨は降らず、天気は曇りで朝露も無く、狙い通りヤブ歩きでも靴や服が濡れることは無かったけど、池塘の水が登山道までハミ出てるところがあり、ここの通過で靴が浸水(苦笑)。水が沁みた靴下は、着干し(苦笑)。平坦な区域を抜け、いよいよ上市町と魚津市の境界稜線への上りに掛かる。ここの区間は道にハミ出すササを掻き分けながらの上り。一部道形が不明瞭なところもあり、ピンクリボンのチェックは欠かせない。やっとの思いで境界稜線に到達すると、今度は稜線に沿って頂上を目指す。お地蔵さんがいらっしゃるピークには「大猫山 2,070 m」の標識があるけど、『ヤマレコMAP』ではここは頂上ではないらしい…。そのまま稜線を猫又山方面へ進む。ずっと先に顕著なピーク(地形図のc. 2,160 mピーク)があるので、そこが頂上?と諦め半分で向かおうとしたら、『ヤマレコMAP』アプリが反応し、もうすぐ大猫山頂上だという。木の枝に結ばれた赤色テープしかないヤブのなかの地点が、大猫山頂上だって…(汗)。時刻は11時ジャスト。こんなところで休憩したくないので、一段下の岩ゴロゴロな平原に降りて休憩。ここでカップラーメンを作って喰おうと思ってたけど、バーナーの故障で火を起こせず、断念…。前週に川上岳に登った時(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7388879.html)の残りの明治のチョコベビージャンボ喰って誤魔化した(苦笑)。
11:17に頂上付近を出発。剱岳や立山、大日岳、釜谷山や猫又山など近くの山だけでなく、富山湾や白山までも見渡せる絶景をみながらの下り。帰りもお地蔵さんがいらっしゃるピークに立ち寄ったけど、ここまでの無理が祟ったのか、この時に右脚太ももが攣った…(汗)。幸い、すぐに回復し、歩きに支障は無かった。赤谷山の左側には鹿島槍が姿をみせてたけど、下りるにつれ五竜岳になり、さらには唐松岳に変わった。角度の変化によるものだけど、面白い。
下りは境界稜線から大猫平までの区間で特に気を遣った。道が不明瞭、また急に道が曲がる箇所が多いので、ピンクリボンを見逃さないように必死。大猫平の池塘群に差し掛かった時にはホッとした。大猫平からの下りも急なので気は抜けず、・1,400 mピークでの休憩を挟んで大猫山登山口に14:05に下り立った時にようやく緊張から解放された。そのままノンストップで歩く。馬場島野営場脇に差し掛かった時に、上りの時の大猫山登山口以来、久しぶりに人の姿をみた。天候に恵まれてたワリには、私の他に大猫山往復に挑戦するひとは居なかった様子(「猫猫周回」のひとが私の後ろから来ていた可能性はある)。14:33に馬場島荘に帰還。
大猫平から上は、ササを掻き分けながらの歩きが常態化するなどコースのコンディションが悪いため、想定よりも時間が掛かり、軽くショック…。大猫山を往復し、往きも帰りもあのササヤブを通過するくらいなら、もしかして、片道をブナグラ峠経由にした「猫猫周回」したほうが楽???
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