猫猫周回😺 大猫山から猫又山

2024年06月01日(土) [日帰り]

• GPS: 10:48
• 距離: 16.2km
• 登り: 1,791m
• 下り: 1,791m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:38
• 休憩: 1:11
• 合計: 10:49

距離 16.2km 登り 1,791m 下り 1,791m

3:49 馬場島荘
4:09 林道分かれ
4:17 4:31 ブナクラ取水堰堤
6:51 大猫平
8:16 大猫山
10:13 10:54 猫又山
12:14 12:29 ブナクラ峠
14:14 14:15 ブナクラ取水堰堤
14:21 林道分かれ
14:38 馬場島

天候

快晴のちガス　午前中5℃くらい
https://tenki.jp/past/2024/06/01/chart/

アクセス

利用交通機関：

自家用車

前夜車中泊。馬場島の一番奥の駐車場が空いていました。
ブナクラ谷林道を少し入った所（ゲート前）にも駐車スペースがあります。

コース状況／危険箇所等

・馬場島ー大猫平
東芦見尾根の登り口はブナクラ谷の橋を渡った目の前にあるのですが、初めて来ると分かり辛い感じ。大猫平までの急登はアルプス三大急登の比ではなく、ほぼ破線ルートのように手足を使うので、登りでストックは役立たずヤブを手掴みする方が三点支持で安定すると思います。大猫平までコース足元のヤブは刈られて固定ロープもしっかり整備されており、感謝。

・大猫平ー大猫山
1700m位から残雪が出始め、大猫平の大きな二重山稜（夏秋は池塘なのかも）は残雪べったりで快適。大部分雪田歩きで一部笹が覆いかぶさった夏道に出たり入ったりしますが、必ずピンテがあり踏み跡もはっきりしてます。大猫山への終盤の登りは雪斜面にキックステップが必要。

・大猫山ー猫又山　東芦見尾根
刈払いは行われておらず、ピンテはあるものの酷いヤブ漕ぎと聞いていた（地図上からも登山道が消えた）ので、今回残雪期にしました。八割方雪稜でしたが既に所々で雪切れしており、その藪漕ぎは嘗ての道径が分かる所もあれば、身動きの取れない灌木と笹の絡んだジャングルもありました。2時間もかかったので来週以降、雪が消える分藪漕ぎの＋時間を多めに見積もった方が良いと思います。

・猫又山ーブナクラ谷ー馬場島
カール状地形は残雪べったり。2150m位から雪消えした夏道に復帰し、その先何箇所か短く残雪を歩きますがアイゼンを出す程ではなく、カールを下り終えたらツボ足で問題ないと思います。ブナクラ谷に残る雪渓はグリセードに最適。下部の沢渡渉二本は増水していて対岸へジャンプが必要でした。湧水帯の所は登山道が沢になった区間が秋よりも長かったです。

その他周辺情報

水くみ場 … 伊折橋の手前、車道脇にある湧水。水量豊富。
https://maps.app.goo.gl/ooHapsntGEMQFjqu7
みのわ温泉 … 日帰り入浴470円。ボディソープとシャンプーは要持参。
https://maps.app.goo.gl/g8xWyPEEKSwmuvPb8
滑川市民交流プラザ … 食堂の海鮮丼御膳がイチ推し。1670円。
https://maps.app.goo.gl/WUAoJZaTh4v7NVtf9

写真

5/31 23:28

真夜中の白エビあんかけ定食＠有磯海SA

6/1 4:03

夜が更けていく。剱北方稜線のシルエットが浮かぶ

6/1 4:23

大猫山の登り口。左の黒い洞穴に見える所（笑

6/1 4:25

可愛くて洒落乙な黒猫の標識。ん、微妙に怪しい雰囲気が…

6/1 4:34

猫パンチの効いた激坂はじまったw

6/1 4:36

ガチ登る、というか攀じる

6/1 4:58

猫じゃらしも咲いてます、と

6/1 5:16

奥大日岳モルゲン。樹間に見え隠れ

6/1 5:19

手づかずのブナ原生林に朝日が差し込む

6/1 5:26

赤谷山だ。山深くて谷も深い

6/1 5:28

1400m付近。洞杉群が見事。太古の世界に迷い込む

6/1 5:28

相当な古木老樹。猫の妖怪伝説どんぴしゃと思った

6/1 5:42

明るくなる。尾根上に抜けそう

6/1 5:44

クズバ山の肩越しに大日三山が姿を見せた

6/1 5:47

ドーンと剱岳。壮観。白萩川の直ぐ対岸に聳え立つ

6/1 5:51

1450-1500mで一息つけるが、再び急登に

6/1 6:04

色々なモノにしがみついて登る。手足を使います

6/1 6:18

とにかく剱岳。本当にデカい

6/1 6:35

剱北方稜線が勢ぞろいで肩を並べた。素晴らしい眺望が続く

6/1 6:37

大日連峰もゼブラ模様で良い感じ

6/1 6:44

縄を装着。草付きで滑らず、雪に蹴り込んでもズレない

6/1 6:49

大猫平から見た大猫山。雪田に覆われて気持ち良い区間

6/1 7:14

残雪の大猫平を振り返る度、剱〜大日連峰が大きく聳える

6/1 7:17

所々で夏道に入る。ヤブですが足元はしっかり刈られてます

6/1 7:41

東芦見尾根に乗る。毛勝三山が見えた

6/1 7:44

大猫山は東西に長い頂稜。猫の背中

6/1 7:48

このお地蔵さんピークが山頂だろうか。猫地蔵？

6/1 7:48

猫耳じゃなかった。大猫の妖怪退治ありがとうございますw

6/1 7:49

剱岳正面

6/1 7:49

大猫山から先、天国の稜線歩き♪

6/1 7:49

右手にはこの剱岳と北方稜線。池ノ谷が真正面なんです

6/1 7:50

まるで表銀座コース。でも超絶不人気なので一人貸切状態

6/1 7:50

大日三山も素晴らしい

6/1 7:54

雪の天然歩道をずっと歩く

6/1 7:58

最高です。稜線漫歩

6/1 7:58

振り返る。全く雪割れてなくて安心

6/1 8:02

左から赤谷山〜白ハゲ、池平山、剱岳

6/1 8:04

釜谷、猫又山が近づいてきた。あっという間

6/1 8:19

ギャーーー…雪　切　れ

6/1 8:23

20分後、脱出。剱の角度が少し変わった

6/1 8:31

ヤブ地獄が待っていた！おわった

6/1 8:36

そこに道はない

6/1 8:37

こういう所も雪ドスンと落ちて、這い上がるの疲れる

6/1 8:39

復帰して2160mポコに立った。一段下るのでアイゼン履く

6/1 8:45

尾根外すと崖で滑落停止が効かないので、バックステップ

6/1 9:12

2160mポコ下り、バックステップ箇所を振り返る

6/1 9:40

コルを越えるとヤブに入り、その先で再び雪壁があった

6/1 9:50

雪壁を越えてすぐ雪切れ。稜線に復帰しようともがく

6/1 9:54

凄まじい。身動き取れません。はい

6/1 9:56

もがき進むと唐突に道の跡が。こういう場面が結構あった

6/1 10:04

猫又山の肩出たー。秋来て別天地だったけど、春もすばら

6/1 10:04

朝霞んでいた後立山連峰がくっきりに

6/1 10:08

清水岳から天狗ノ頭にかけて。今夏の祖母谷温泉気になる

6/1 10:08

唐松岳。黒部側からはゴツゴツ感のある山容

6/1 10:09

五竜と鹿島槍。目を惹くあの双耳峰

6/1 10:09

それでもやっぱり、剱北方稜線が一番秀景だった

6/1 10:13

また来ちゃいました！！猫又山山頂

6/1 10:14

お地蔵さん。今日の二体目巡礼

6/1 10:14

昨秋に三山縦走したけど、今なら残雪が使えて楽そう

6/1 10:15

ライチョウ、全然人馴れしてなくて茂みの中。自然体

6/1 10:31

登ってきた東芦見尾根

6/1 10:32

猫又谷。もう賞味期限切れですな

6/1 10:56

11時早くもガスが湧いた。さようなら剱岳。下るか

6/1 11:03

雪は緩み、12爪履いて絶妙具合に一歩が滑って気持ち良い

6/1 11:15

幹に停まってこちらを伺うライチョウ。警戒心が強い

6/1 11:15

カール。不安ならば後続の方の通り、バックステップが正解

6/1 11:19

2150m位で雪渓から夏道に復帰。以降アイゼンはお蔵入り

6/1 11:29

ガスでも明るい尾根下り。風あって涼しい

6/1 11:38

ちょうど、シラネアオイが満開だった

6/1 11:41

大きくて見応えある花。シラネアオイ

6/1 11:42

雪渓脇に群落が点在。かなり多い方

6/1 11:46

ヤマツツジも元気

6/1 12:05

イワカガミがこれでもか、と言わしめる位に大量咲き

6/1 12:08

密生だとイワカガミうわー凄、と初めて思った

6/1 12:14

ブナクラ乗越のお地蔵さん。今日の三体巡礼完

6/1 12:22

ブナクラ谷ゴーロを下って振り返る

6/1 12:41

ゴーロ下には雪渓が残っていた。せっかくだ滑ろう

6/1 12:43

グリセードでブナクラ谷滑走♪

6/1 12:45

ピッケルで制動かける。中腰でスキーヤー的には後傾滑り

6/1 13:02

ブナグラ谷を下って行くと、花の谷だった

6/1 13:02

ニリンソウの大きな群落が沢山あります

6/1 13:06

定番カタクリも

6/1 13:21

渡渉が雪解けで増水しており、ジャンプ

6/1 13:54

後半は道が沢になり飛び石で進む。その区間が秋より長い

6/1 14:11

ブナクラ谷林道に出て下山

6/1 14:36

いつか大窓行く日は来るかなあ

6/1 17:26

滑川市民交流プラザ、食事処の海鮮丼。絶品でコスパ◎

6/1 18:26

発掘の成果。勝駒（やったー）千代鶴純米と特醸一升

撮影機器：

Canon EOS M200 Canon

感想

taksizm

秋の三山に引き続きリピートしました。
猫好きにはもちろん、そうでなくとも良い山域です😺

コメント

hareharawai

takさん、こんにちは。
大猫山、猫又山、ブナクラ峠の時計回り周回、自分もやってみたいと思っていました。残雪期には様々な状況判断が試されて楽しそうでした。
どうもお疲れ様でした。
hareより

taksizm

hareさんこんばんは。コメントありがとうございます♪
多分もう2週〜早いとヤブ隠れて最適期なんでしょうけど、猫又谷滑走とは若干被りますね。

表銀座をちょっとバリに振った感じで、展望申し分ないんで是非おすすめします😄