越後三山(八海山〜中ノ岳〜駒ヶ岳)
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- GPS
- 29:20
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 3,013m
- 下り
- 2,913m
コースタイム
- 山行
- 6:42
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:35
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 6:20
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 9:10
天候 | 1日目 曇り 2日目 雨 3日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○坂本神社の丸山屋に登山ポストあり。 ●八海山の八ツ峰はクサリの連続。大日岳で大渋滞。 ●五竜岳〜御月山はクサリあり、ヤセ尾根あり。体力勝負。 ●グシガハナ〜十二平登山口は、急坂、ヤセ尾根、ササヤブなど荒れたコース。 |
その他周辺情報 | ●六日町温泉公衆浴場「湯らりあ」(大人400円) 石鹸・シャンプー等の備え付けがないので、購入するか持参する。 |
感想
今回の3連休を利用して、かねてから計画していた越後三山の縦走を実行した。
10/9(金)の夜、荷造りしていざ出発しようとしたところ、スマホの画面が真っ暗に!!!カメラ、地図、GPS等々今では山行に欠かせないものなので、なんとか復旧しようと試みるも全くダメ。諦めて今回は初心に帰って、地図とコンパスで対応することにした。
越後三山森林公園駐車場を目指して水無川沿いに車を走らせていると、なんと通行止めの標示。おおくらの森駐車場に予定変更して、とにかく睡眠時間を確保。
1日目。車のエンジン音で目を覚まし、結局2時間弱の仮眠で、7時前に登山開始。出発時の駐車台数5台。早朝は晴れてまずまずの天気だったが、時間が経つにつれてガスに包まれる。誰ともすれ違わず静かな山道を淡々と登っていくと、高度を上げるにつれ樹木の葉が色付き始める。四合半(大倉口分岐)で大崎口コースと合流すると、ロープウェイがあるためか、突然多くの登山客で溢れかえる。今夜のテント泊に備え、女人堂先の祓川で沢水を汲んでいくが、これを担いで八ツ峰のクサリ場をこなすのは結構キツい。最後の大日岳は大渋滞で、冷たい風と高度感に震えながら眼下に広がる見事な紅葉を堪能。
14時30分、五竜岳山頂直下の分岐のスペースを今夜の寝床に決めて、今回ニューアイテムのツェルトを張り、ひとり酒宴開始。いつの間にか爆睡していたが、21時に目覚めて星空を眺めたあと就寝。
14時40分、荷を解いていると、単独で眼鏡をかけた青年がやってきて、これから中ノ岳避難小屋を目指すという。夜間の行動になるので心配だったが、その時は無理しないでと言って見送った。翌日、この道の険しさを知ったときは止めるべきだったと悔やんだが、無事に辿り着いたことを願うばかりである。
2日目。雨がツェルトを叩く音で目覚める。風も強い。暫くの間シュラフの中で憂鬱な時間を過ごす。意を決して準備をし、7時前に出発。急坂につぐ急坂、何度も現れる長いクサリ場、両側が深い谷底へと切れ落ちたヤセ尾根。雨と風もあり、終始緊張を強いられる。周りの紅葉は素晴らしいのだが、なかなか景色を楽しむ余裕がない。御月山を過ぎると歩きやすい草原の道になり、途中の祓川で水を汲んで行く。ガスが立ち込める中ひたすら沢筋を登りつめると、13時過ぎに中ノ岳避難小屋に到着。
小屋の中では、悪天候のため今日の行動を諦めた登山客が泊まる準備をしている。1階は既にいっぱいなので、2階に泊まることにする。先客は5人。皆さん荒沢岳から縦走してきたとのこと。時間は早いがさっそく酒宴開始。つまみを分けていただき、先輩方のためになる山談議を聞きながら、ほろ酔い気分になると、ベテラン3人組が用意してきた歌詞カードが配られ、山の歌の合唱が1時間程続く。前日は一人だっただけに、とても楽しい時間が過ごせた。
3日目。昨夜は暴風雨で心配したが、今朝は快晴。昨日悪天候だったので登らなかった中ノ岳山頂に行き、ひとりで御来光を眺める。三山最高峰からの360度の展望が素晴らしい。
小屋に戻って、皆さんと別れを惜しんで6時出発。中ノ岳を振り返りつつ、右に荒沢岳や平ヶ岳、左に八海山を眺めながら、駒ケ岳へつづく稜線を歩く。9時前に駒ケ岳山頂に到着して、三山登頂を達成。駒の小屋で水を補給してから、グシガハナ方面に下山開始。この下山路も、ササヤブ、急坂、ヤセ尾根の悪路で一苦労。越後三山森林公園駐車場から舗装路を1時間歩いて、14時50分ゴール。
3日間にわたる越後三山縦走は、非常に険しく厳しい道だったが、やり遂げたときの達成感も大きい。荒沢岳からの裏越後三山縦走にもチャレンジしてみたいと思う。ただ、紅葉の素晴らしい景色など、画像に残せなかったのが残念。
コメント
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スマホはショックでしたね。写真が見られず残念です。
自分も大キレットの練習がてら行きたかったルートですが,やはり相当ハードみたいですね。それでも余裕のある行程は流石ですね。
あと今回の目玉はツェルト投入ですね。険しい鎖場が多い行程に軽量でコンパクトなツェルトは威力絶大でしょうね。しかしいきなり風雨の中とは。
居住性や結露の状況はいかがでしたか?
軽くなった分,背負う酒が増えそうですね
スマホの故障は大ショックでした😨
中ノ岳避難小屋で同宿だったnaga4687さん等の写真を参照してください。
2日目のルートは、北アの道が遊歩道に感じるほどの険しい道でした。エスケープルートはなく、人にも会わないので、とにかく慎重に歩きました。
初のツェルトは、結露か雨の吹込かわかりませんが、多少濡れながら撤収しました。それでも夜は思ったより快適でした。今回は笹藪の陰に建てましたが、吹きさらしの場所でテント代わりに使いたいとは思いません。
かなり軽量化をはかれますが、お察しのとおり酒の量が増えたため、トータルではいつもの重量に落ち着きました😅
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