大倉山〜鳥原貯水池〜ひよどり展望公園〜会下山 楠公と平家物語

2024年11月09日(土) [日帰り]

• GPS: 04:27
• 距離: 12.7km
• 登り: 372m
• 下り: 370m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:01
• 休憩: 0:26
• 合計: 4:27

距離 12.7km 登り 372m 下り 370m

8:53 スタート地点
9:15 9:17 大倉山
9:26 9:30 平野交差点（有馬道）
9:44 10:02 平野展望公園
10:06 10:07 平野交差点（有馬道）
10:59 立ヶ畑ダム
11:18 11:19 烏原貯水池入口（東屋）
12:15 ひよどり展望公園
12:53 会下山
13:18 湊川駅
13:20 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

神戸高速鉄道　高速神戸駅下車
神戸高速鉄道　新開地駅乗車

コース状況／危険箇所等

●大倉山と会下山周辺はよく整備された公園です。

●鳥原貯水池の周辺は、よく整備されているハイキングコースです。案内板や表示も多く、休憩所もあります。貯水池から三角点に向かう道もまったく問題ありません。三角点からの下りは、木段などが設置されていますので、急ですが安全です。

その他周辺情報

●鳥原貯水池にはトイレはありますが、自動販売機がありません。

●大倉山公園と会下山公園にはトイレと自動販売機があります。

●平野展望公園と鵯越展望公園には、トイレも自動販売機もありません。

写真

11/9 8:58

(kumakumo)大楠公御墓所

11/9 9:02

(kumakumo)湊川神社　本殿の天井画

11/9 9:03

(kumakumo)湊川神社　本殿

11/9 9:18

(kumakumo)大倉山の富士山(県人会による碑)

11/9 9:18

(kumakumo)見上げれば菊水山

11/9 9:19

(kumakumo)電子基準点

11/9 9:20

(kumakumo)北側に祥福寺の二重塔

11/9 9:33

中央ベーカリー
「La Centre」

11/9 9:36

(kumakumo)道祖神「塞神(さえのかみ)」の碑

11/9 9:37

(kumakumo)祇園神社。出家後、福原遷都の束の間、平清盛は裏山の「潮音山上迦寺(ちょうおんざんじょうがじ)」に滞在した

11/9 9:40

(kumakumo)祇園神社拝殿

11/9 9:43

(kumakumo)眺望

11/9 9:50

(kumakumo)平野展望公園へ

11/9 9:51

(kumakumo)公園は工事中。工事用モノレールが無人で黙々と働いていた

11/9 9:54

(kumakumo)展望台から見た飛行機と船

11/9 9:55

(kumakumo)今朝「La Centre」にて調達のパン休憩

11/9 10:14

(kumakumo)元は湊山小学校だった、みなとやま水族館

11/9 10:19

(kumakumo)安徳天皇を奉じて都を福原に移した平清盛。雪見御所はその邸宅の一つ。碑は、明治時代に湊山小学校の校庭から掘り出された石だという

11/9 10:35

(kumakumo)四国立江寺の別院、夢野山 立江寺(たちえじ)へ。階段の横に四国八十八ヶ所のお地蔵さんが並ぶ

11/9 10:40

(kumakumo)大阪湾

11/9 10:40

(kumakumo)右手には高取山

11/9 10:40

(kumakumo)夢野山 立江寺

11/9 10:41

(kumakumo)向こうに会下山(えげやま)

11/9 10:42

(kumakumo)布引ハーブ園？

11/9 10:43

(kumakumo)眺望

11/9 10:54

(kumakumo)立ヶ畑ダム

11/9 10:56

(kumakumo)茂みの中に猫

11/9 10:58

(kumakumo)目の前に菊水山

11/9 11:00

(kumakumo)烏原貯水池(からすはらちょすいち)

11/9 11:01

(kumakumo)護岸中段に丸い石臼が並んでいる。明治時代にダムができるまでは、線香の原料製造のため多くの水車があったという

11/9 11:03

(kumakumo)下流側の副堰堤と煉瓦造りの沈澄池

11/9 11:04

(kumakumo)水が湧いてるようなのは噴水

11/9 11:07

(kumakumo)山神と水神を祀る社

11/9 11:09

(kumakumo)輝く水

11/9 11:13

(kumakumo)ほとりの道

11/9 11:13

(kumakumo)ほとりの木立

11/9 11:21

(kumakumo)120年前、98戸、人口414人の烏原村がダムの底に

11/9 11:22

(kumakumo)三日月橋

11/9 11:23

(kumakumo)一番奥は烏原川

11/9 11:25

(kumakumo)烏原川の水が西側から貯水池に流れ込む

11/9 11:27

(kumakumo)伊豆橋

11/9 11:36

(kumakumo)鵯橋

11/9 11:37

(kumakumo)一周して戻ってきた

11/9 11:39

(kumakumo)鶯橋

11/9 11:43

(kumakumo)先ほどの猫がまだいた

11/9 11:46

(kumakumo)ひよどり展望公園へ

11/9 11:49

(kumakumo)ときどき四国八十八ヶ所霊場の祠も

11/9 11:57

(kumakumo)眺望

11/9 11:57

(kumakumo)向こうの山の中腹に、先々月修復工事を終えたばかりの鵯越大仏

11/9 12:03

(kumakumo)福寿院夢野大師の祠

11/9 12:05

(kumakumo)見下ろせば祠がいっぱい

11/9 12:08

(kumakumo)菊水山

11/9 12:08

(kumakumo)下りて行く

11/9 12:09

(kumakumo)再度山？

11/9 12:10

(kumakumo)三等三角点「鵯越」214m

11/9 12:15

(kumakumo)眺望

11/9 12:15

(kumakumo)あづまや

11/9 12:15

(kumakumo)あづまやの屋根の裏側

11/9 12:16

(kumakumo)おとなりは高取山

11/9 12:16

(kumakumo)なぜかここで菊

11/9 12:19

(kumakumo)展望台の市街地案内図　2008年4月　当時は見晴らしが良かったようだ

11/9 12:19

(kumakumo)木々が成長したいまは、展望はこの程度

11/9 12:25

(kumakumo)山ノ神

11/9 12:49

(kumakumo)会下山公園　海員萬霊塔(慰霊碑)　昭和五年東郷平八郎書

11/9 12:49

(kumakumo)大楠公湊川陣之遺蹟　昭和五年東郷平八郎書

11/9 12:54

(kumakumo)大楠公湊川陣之遺蹟　昭和五年東郷平八郎書

11/9 13:11

(kumakumo)マル井パン。パン職人は91歳

11/9 13:20

(kumakumo)湊川公園の馬の銅像。阪神淡路大震災までは聖徳太子が乗っていた

11/9 13:24

(kumakumo)大楠公像

11/9 13:35

「新開地焼そば」にて「新開地そばめし」と「ぼっかけ焼そば」

11/9 13:53

「新開地焼そば」

撮影機器：

Canon IXY 200 Canon

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ 靴下 グローブ 日よけ帽子 靴 サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

sayup18

先週は楠木正成の長男の正行が祀られている四條畷神社や楠公寺、飯盛山山頂の楠木正行銅像を巡ったが、今週は楠木正成に関する史跡などを巡ってみました。

先ずは、湊川神社と大楠公御墓所に参拝し、湊川の合戦で自害したと伝わる会下山を経て、最後は湊川公園の大楠公像 (楠木正成像)まで巡りました。

途中で、平家の福原京に関する史跡に立ち寄った後、以前から行ってみたかった源義経による一ノ谷の戦いにおける奇襲「鵯越の逆落とし」で知られる鵯越を目指しました。もっとも、逆落としの場所は、長年論争になっており、鉄拐山であるという説もあるようですが。

予定では、これまた気になっていた六甲山全山縦走路の側の鳥原貯水池を半周して、北側から鵯越に抜けるつもりでした。鳥原貯水池の側にハイキングコースの案内図があり、これを参考に池を一周し、東側から鵯越を目指すことにしました。

鵯越展望公園からの下りは、急ではあるが木々で鬱蒼としており、ここが「逆落とし」という実感はわきませんでした。木々がなければ、また違った印象を受けたのかもしれませんが。

kumakumo

まず大楠公御墓所へ。数日前にも訪れたのだが、その日は夕方の5
時を回ってからだったので、あらためての湊川神社。

大倉山を経由して向かった祇園神社、旧湊山小学校跡あたりは、平
清盛が遷都した福原京の地。ほんの半年だけの幻の都。
市街地から港までを見渡す祇園神社の境内で、平城京や平安京とは
違った海の見える都を思う。
旧湊山小学校跡は、いまやコミュニティ複合施設になっており、小
さな水族館や施設内の池で釣ったニジマスを調理できるレストラン、
保育園などさまざまなスペースに生まれ変わっていた。
清盛の邸宅の一つがあったとされ、隅には雪見御所の石碑もある。

烏原貯水池の周りは、「水と森の回遊路」としてウォーキングの
コースにもなっている。あと二週間もすれば紅葉もすすみ、見事な
秋色のお散歩コースとなることだろう。
ダムの護岸に並んだ160個の石臼。平清盛や楠木正成の時代に比
べたらそう遠くはない120年の昔、ダムの底に沈んだ烏原村の足
跡である。

歴史をパラレルに感じながら歩く道々は、菊水山の麓。菊水山に見
守られながら、ときどき海の見える眺望。
平家物語から太平記に挟まれた約200年。そして山と海に挟まれ
て、なんとなくこぢんまり四角に歩いた半日を、最後は湊川公園の
大楠公像で締めくくった。