焼石岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,217m
- 下り
- 1,205m
コースタイム
8月22日;起床5:00-小屋6:37-1370m7:13-焼石岳山頂7:53〜8:03-焼石神社8:25-姥石平・夏油分岐8:58-小屋9:50〜10:28-石沼11:16-金山沢11:52〜12:00-水場(620m)12:15-つぶ沼駐車場12:42着ー藤島体育館駐車場16:25
天候 | 下界;晴れ 山頂付近;霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストなし。地形図にはつぶ沼から入って2か所の分岐した登山道が書いてあるが2か所とも右側のコースは廃道になっている。石沼付近崖崩れや亀裂があり誘導テープに従ってゆく。秋田県側の入浴は国道397号線から入ったジュネス温泉ホテルプラン(300円)。 |
写真
感想
8月21日(土) 8時藤島体育館駐車場に集合。連日、灼熱地獄のような暑さで出発時間が遅いのでは、と思いながら登山口に向かう。
5年前の7月3日に中沼コースから登ったことがあるがつぶ沼駐車場手前から立派なバイパス道路ができていた。その交差点に登山口がある。駐車場は広く、水洗トイレがある。登山口の階段は草が邪魔であまり手入れをしていない登山道かな、とこの先を憂えてブナ林に入ったがとんでもない。ギラつく太陽光線を遮ったブナ林の道は歩きやすく急なアップダウンもなく適当な風があり快適である。標高610m付近から小さい稜線に出る分岐は獣道のような痕跡が残っているが廃道のようだ。この分岐から10m先に湧水があり冷たく美味しい。金山沢は2,3歩で渡渉できる。水も冷たい。顔や手を洗う。907m付近から岳山への分岐はテープで入山禁止になっていた。石沼を見下ろす地点に来たら北に三角錐姿の天竺山(1318m)と北西に東焼石岳(1507m)がみえる。石沼側の急斜面は2年前の地震で崖崩れになっていた。ここから少し下ってから登りはじめた所も崖崩れになっておりテープで誘導している。このあたりから数組の方々とスライドする。歩きやすく日陰のブナ林で結構人気のあるコースのようだ。中沼コースの分岐点には「こちらはつぶ沼コース」と書いた小看板が小枝に吊るしてある。ここから約15分で銀明水に着いた。重い金属の杓子で飲んだこの湧水は汗を引く冷たさで何杯も飲む。ビールを冷やすためMさんがビニール袋に入れたが外気にふれてたちまち曇ってしまった。ここはキャンプサイトであったのだろう。平坦地で小沢も流れている。右手の石の階段を上ると銀明水避難小屋がある。胆沢町管理の立派な小屋である。水洗トイレで整理整頓されて気持ちがいい。登山路の草刈りの方々と同宿する。その方からビールをいただいた。小屋は休息と情報交換の場でもある。最近、Y新聞にその情報交換もせず18時ころからさっさと寝てしまうのが多くなった、と書いてあった。安全確保ため大切なことである。夕食は、キャベツとソーセージの塩味の煮物、ナス焼き、キュウリとワカメとミカンの酢物、キュウリの即漬け、トマト、梨、そしてYさん持参の焼ミョウガ味噌味、最後にインスタントラーメン。Mさんの名料理にはいつも感服し感謝にたえない。20時に就寝。
8月22日(日) 5時起床。曇り空で風がやや強い。シャツやズボン等の干し物は乾いている。朝食は、昨夜の残り物、ミョウガとシシトウの油いため、梨、アルファ米、味噌汁。6時37分、銀明水を1リットル入れて出発。右手の小沢を渡って山腹を登る。ここから低灌木だが掘り込んだ道で展望が開けにくい。昨日と早朝に刈りはらった登山道は歩きやすいが、以後石ころだらけの道と時折木歩道となる。標高差30mほど登ると登山道が崩れて左側が迂廻路になっている。下るとき見えにくく注意しなくてはならない。緩い高原状になると姥石平となり夏油温泉との分岐点、ここから5分で泉水沼に出る。ウメバチソウ、ハクサンフウロ、アキノキリンソウ、オカトラノオ、トウゲブキなどを目にする。ここは東北でも有数の高山植物の宝庫だと聞く。6月の開花期また来たくなった。20分ほど登ると7時53分焼石岳山頂に到着した。ガスで山頂標識しか見えない。だれもいない。風が強く冷涼で気持ちがいい。下界は暑いだろうナー、と思うと簡単に帰りたくない心境になる。時間もあるので焼石神社に下って東側の迂廻路を行くことにした。その十字路分岐までやや急斜面を下ると大きい石だけの道でバランスをとり滑らないよう気をつけなくてはならない。2人とスライドする。分岐からまもなくすると紫色のタチギボウシの群落はみごとである。白い群落はシラネニンジンか。小屋には9時50分に着く。ここでしばらくゆっくりしてコーヒーや草もちを食す。7年前の5月連休に魚沼駒ヶ岳に行った時もコーヒーと草もちを食べたことがありこれが意外と合うのである。10時28分に小屋を出ていく。緩い下り坂は快適である。石沼展望地と金山沢そして620m付近の冷たい水場の3か所で休み駐車場に12時42分着いた。MさんとYさんは私より20分ほど早く着いたという。ここは標高460mだがもう暑くてたまらない。早く風呂に入って冷たいビールにありつきたい。1時間ほどでジュネス温泉・ホテルプランで汗を流す。(入浴料300円)豊作が予想される穂波を見ながら藤島体育館駐車場には16時25分。楽しかったー。自宅ではさっそくビール、酒、焼酎、ワイン。心地よい疲労感でぜんぜん酔っていない。自分では。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する