鳥ノ胸山 → 甲相国境 → 大室山 → 大室指

2024年11月23日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 26.0km
• 登り: 1,868m
• 下り: 1,868m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:55
• 休憩: 0:50
• 合計: 9:45

6:45 道志の湯
7:30 唐沢
7:35 7:40 道志川渓流フィッシングセンター
8:10 8:15 秋葉山
9:00 9:10 鳥ノ胸山
9:30 雑木ノ頭
9:50 浦安峠
10:20 10:30 大界木山
11:00 モロクボ沢ノ頭
11:15 11:20 バン木ノ頭
11:35 シャガクチ丸
12:00 水晶沢ノ頭
12:15 白石峠
12:30 加入道山
12:35 加入道避難小屋
12:45 前大室
13:00 破風口
13:25 大室山・犬越路分岐
13:30 13:35 大室山
13:50 雨乞岩
15:15 大室指
15:30 15:40 素敵な東屋
16:05 道志村役場
16:30 道志の湯

16:40 道志の湯 17:50

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

道志の湯の横の農村公園から歩いています。
道志の湯は都心方面からなら圏央道の相模原ICで出て道志みち経由で1時間弱といったところ。道志みち、今回AM5:30頃に車を走らせていたのですが交通量多かったですねー。みんな山中湖のあたりに向かっているのかな。
それはともかく農村公園、小さな公園ですがトイレも自販機も併設。駐車場もせいぜい5台程度が限度といった規模ですが、到着時AM6:00過ぎ頃だと人の気配は皆無。降りてくると自分以外に1台が停まっていた程度でまぁ利用率は低そうです。

コース状況／危険箇所等

危険に感じた箇所や難しく感じた箇所がいくらかあります。
区間ごとに詳しく紹介します。

■道志の湯〜道志川渓流フィッシングセンター（道志みち）
ただの国道歩きなんですが、ほぼ歩道の無い交通量が多い山岳道路といった具合でなかなか気楽には歩けません。ドライバーの皆様もさぞ自分にビックリされたのではと・・・。
後半部もそうなのですが道志みちは歩くのはかなり微妙だと思いました。

■道志川渓流フィッシングセンター〜鳥ノ胸山
このフィッシングセンターの裏手に登山道があるはずなのですが、案内等は皆無で、フィッシングセンターもお客様以外立入禁止と表示しているので取り付きにはだいぶ迷いました。
管理棟のような建物の裏手に林道が通っているのを見つけてそこをいけばOK、と思いきやその道は謎の別荘地のようなところに出てしまってちょっと彷徨いました。。最終的には方角を確認しながら強引に尾根に這い上がって本来の登山道に合流しています。
登山道はだいぶ踏み跡は薄いものの、ピンクテープはあるので注視していれば大丈夫です。鳥ノ胸山まで激坂が続くので頑張りましょう！

■鳥ノ胸山〜浦安峠〜加入道山〜大室山
この区間は比較的平穏な雰囲気になっています。特に甲相国境尾根は歩きやすく、他登山者もチラホラ見かける区間でした。
コースは細かくアップダウンしながら大室山に向かって徐々に標高を上げていきます。大室山に近づくにつれてどんどん雰囲気が丹沢らしくなっていき実に爽快！

■大室山〜大室指
ここが特に難路です。
一応大室山山頂には大室指への標識があるものの、入ってみると踏み跡は落ち葉で埋もれてほぼ見えませんでした。ピンクテープがあるので何とか道を選べるのですが、特に標識等なく謎の尾根へ分岐する箇所があり・・・要注意。自分はそちらを少し降りてしまって登り返したりしています。。
（あとで調べてみると大室指ではなく紅椿の湯のあたりに降りるコースもあるようで、おそらくそのコースに入ったと思われます）
道自体も悪く、ほぼずっと急斜面でしんどいという事もあるのですが特に下の方、急斜面に付けられたつづら折れ登山道が崩落しているような箇所があって、ただの急斜面のトラバースになっている箇所がありました。あれは肝を冷やしましたね・・・。
大室指に降りてみて、周囲に登山道の案内等は何もなかったので入っていくのも調べておかないと難しいと思います。

■大室指〜道志の湯（道志みち）
ここも国道歩きなんですが、100％歩道がありません。道もあまり広くないのですが車はかなり多く通ります。ついでに道志の湯までは緩やかな登りになっていて地味にしんどい・・・自分としてはかなりイヤな区間でした。間違っても薄暗い時間などには歩きたくないと思いました。

本コース、一応地形的には丹沢の範囲ではありますが、おそらく甲相国境尾根を除いて管理は道志山塊とほぼ同等になっているのかなと思います。
何度も紹介している道志山塊ですが難路が多く、本コースも特に大室山の北尾根区間は道志山塊の中でも険しいものだと思いました。十分な備えと下調べで突っ込みましょう。

その他周辺情報

当然車を移動させるまでもなく行ってこれる道志の湯へ立ち寄りです！横浜市・忍野村・道志村以外の大人が700円です。
それほど混み合ってもおらず露天風呂でのんびり。外気温は5℃程度だったので実に快適でしたね〜

写真

11/23 6:45

今日は道志の湯から。
寒い！降りてきたあとの風呂が楽しみ

11/23 6:59

白くなったな

11/23 7:06

油断ならない道志みち歩き。
この写真の場所は比較的白線の内側が広い方です

11/23 7:29

世界屈指の難コース、Doshi

11/23 7:33

道志川渓流フィッシングセンターに到着です。どこが登山道だろ

11/23 7:34

それらしい林道がありました、が、この先は謎の別荘地に通じていてよく分からず・・・

11/23 7:49

なんとか見つけた登山道。かなりうっすらしています

11/23 7:59

古い激坂階段を登ると

11/23 8:11

まず秋葉山に到着です

11/23 8:12

なかなか良い展望があります。
道志川を挟んだあちらは道志山塊。最高峰の御正体山が見えています

11/23 8:21

部分紅葉

11/23 8:40

道はちょっとはっきりしません。ピンクテープは十分にあります

11/23 9:00

道の駅からのコースと合流したようです

11/23 9:02

鳥ノ胸山に到着です。
とんのむねやま。ボディビルダーやクライマーが我慢して食べるものとは関係無い説が有力のようで

11/23 9:02

鳥ノ胸山、すばらしい展望です！
この道志村と富士山の風景、いいですねー

11/23 9:50

次は浦安峠に

11/23 9:50

あれは大室山かな。まだ遠い

11/23 9:53

浦安峠から大界木山へ。
ここは手元の地図だと点線になっていますが、特に難は無いと思います

11/23 10:14

甲相国境尾根に入りました。雰囲気が一変した！

11/23 10:19

大界木山。ちょっと一服

11/23 10:35

快適な登山道が続きます

11/23 11:17

バン木ノ頭

11/23 11:24

この木階段とか丹沢っぽい

11/23 11:44

なんだか開けてきたような

11/23 12:02

水晶沢ノ頭に到着

11/23 12:05

あれが大室山、だよなぁ。まだ遠い

11/23 12:09

見えてきたのは檜洞丸、蛭ヶ岳

11/23 12:15

白石峠。もうちょいかな

11/23 12:16

加入道山の手前は今日初見の雰囲気

11/23 12:29

加入道山に到着。静かな山頂でした

11/23 12:39

もう一息

11/23 12:41

加入道山からはいよいよ雰囲気が丹沢らしいです。神奈川県ってなってますし

11/23 12:53

大室山。どう見ても山頂に展望は無さそう

11/23 12:53

でも道中は既にかなり爽快に開けています！
こちらは箱根と愛鷹山

11/23 13:02

なかなか長かった甲相国境。良い風景で振り返れました

11/23 13:04

たぶん、赤石岳と荒川岳

11/23 13:22

丹沢でこういうの見たことあるって人が多そうな風景

11/23 13:32

大室山に到着しました。ふー

11/23 13:32

大室山は静かな山頂部です。
展望もこのぐらい。見えているのは檜洞丸ですかねー

11/23 13:34

大室指へ降りていきます。こっから再度集中！

11/23 13:43

登山道の痕跡はほぼ無し。多少はあったのかもしれませんが、落葉で全部隠れたかな

11/23 14:29

このあたりで道を誤りました。これは登り返してきたところ。
これ目の前と正面奥にもピンクテープが見えるのですがそちらではなく、正解は写真右の暗い方面です。そちらにもピンクテープがあり、そちらが大室指に通じています

11/23 14:38

険しい。
確かこのあたりで急斜面のトラバースをしたのですが、その写真は撮る余裕がなかった

11/23 14:39

謎のガレ場。このあたりまで降りてくると傾斜は落ち着きましたが、引き続き歩きにくい

11/23 15:15

無事に大室指に降りてきました。ふー

11/23 15:26

いやしかしまだ道志みちが長い・・・

11/23 15:29

紅椿の湯のそばの素敵休憩スポット。一服

11/23 15:38

正面、大室山だと思うのですがちょっとはっきりせず。右に少し見えているのは椿大橋

11/23 15:45

道志みちはまだ色付いています

11/23 15:54

苦労した裏丹沢。でも終始良い天気で良かった

11/23 16:20

ひたすら頑張って道志の湯まで戻ってきました。ふー

撮影機器：

TG-870 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ジャケット ズボン タイツ 靴下 グローブ 日よけ帽子 ネックウォーマー 雨具 防寒具 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト カメラ

感想

moono

寒くなったなぁと感じて行きたくなったのは丹沢。丹沢となれば色々候補はあるのですが、今回は甲相国境尾根の未踏だった区間を歩くことにしました。
空いてそうだからという割と軽いノリで道志側から登ろうと今回のコースを見繕った次第だったのですが、まぁ良くなかったですね！鳥ノ胸山の方はともかく、大室山の北尾根や道志みち歩きは悪かった。大人しく西丹沢ビジターセンターの方から目指しておくべきでした、が、まぁ狙い通り丹沢とは思えない静かな山歩きではあったのでそれは良かったです。
それはともかく鳥ノ胸山はいかにも道志の山のような険しさと展望、そこから甲相国境尾根はとても爽快で、いつの間にか丹沢の山のような雰囲気になっていたという道志と丹沢の山をまとめて味わえたというのは今回のコース取りならではで、天気も良かったのでそれは楽しいところでしたね。
それにしても残る甲相国境尾根の未踏区間は大棚ノ頭〜大界木山で、それはまた道志側から歩くことになりそうなのですが、そうなるとまた道志みちを歩くことになるのかなぁ・・・ちょっと考え中です。