権現岳・編笠山 今年の高山締めは好展望


- GPS
- 08:25
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,419m
- 下り
- 1,423m
コースタイム
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 8:24
天候 | 快晴(山頂付近は強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
am6時着で6割程度の埋まり具合 |
コース状況/ 危険箇所等 |
編笠山周辺は岩が多いので転倒注意 権現岳周辺の鎖場は難しくはないが慎重に 落ち葉の下に隠れている石に注意(転倒、捻挫等) |
写真
感想
冬山をやらない私にとっては、そろそろ高山の季節も終わり。雪が降る前に「高山締め」の山行に行くことにしました。去年の締めは燕岳でしたが、今年は権現岳と蝶ヶ岳で直前まで迷った結果、富士と北中南アの広範囲の眺望に期待して権現岳に。編笠山も加えた周回コースです。
シーズン中は路駐の列ができるという観音平の駐車場も、さすがにこの時期は空きが目立ちます。標高1500mを超えているだけあって、かなり寒いです。急な天候の崩れも考えると、晩秋の高山は冬用のウェアが必須ですね。
日の出を迎えた樹間の道から、モルゲンに染まる権現岳がちらちら見えます。押手川までは淡々と標高を稼ぐ道ですが、そこから編笠山までは一気に急登になります。ジグは切らず、男らしく一本道の直登。これはかなり足にきました。休み休み登らないと、心臓がとんでもないことになってしまいそうです。
きつい思いをして登った山頂からは、期待通りの360度の展望。北中南ア、御嶽、八ヶ岳、そして富士の展望が大迫力で展開されます。北アは白馬の方までくっきり見えましたし、遠くは加賀白山までも見えていました。秋は空気が澄んでいて遠くまで見えるのが嬉しいですね。もちろん、八ヶ岳のライバル(?)富士の展望も最高。今日は雲海の上に浮かぶ孤高の富士です。ヤリホもくっきりはっきりだったので、蝶ヶ岳に行ってもよかったかとちょっと思いましたが、名峰を目一杯眺められたので、今日は八ヶ岳で正解だったかも。
にしても、風が強い!寒くて手がかじかみ、鼻水も止まりません。体感温度は完全にマイナスです。晴天であっても、冬装備をしっかり揃えることの大切さを痛感しました。
続いては、青年小屋を経由して権現岳に向かいます。青年小屋手前の岩ゴロ帯は、少々難儀しました。ギボシ直下の鎖場は、慎重に登ればそう難しいところではありませんが、雨の日には通りたくないですね。万が一にでも滑落すると、確実に命にかかわるので、慎重を期してゆっくり進みます。
小屋締め後の権現小屋を過ぎると、ほどなく権現岳山頂です。人1人立つのがやっとの狭い山頂は、登山道からほんのちょっと登ったところにあります。もちろん、景色のよさは言うまでもないですが、編笠山と比べると、赤岳が近い分迫力が増すのと、金峰山などの奥秩父がよく見えるのが違いでしょうか。ここも風が強かったので、吹き飛ばされそうで長居はできませんでした。
下りは、三ツ頭を経由して周回します。三ツ頭までは、南アと富士と、迫力ある赤岳の眺望を満喫しながらのトレイルを楽しめますが、やや急な箇所もあるので、注意が必要です。三ツ頭からは、尾根筋をぐんぐん下ります。道は比較的よい方ですが、所々、落ち葉で滑りやすく気を使う箇所がありました。下りに入り、編笠山の急登で蓄積されたダメージが足を襲ってきて、最後はヘロヘロになって観音平到着。相変わらずの鈍足ぶりです…
今年の高山締めは、期待以上の絶景に恵まれ、充実した山行となりました。八ヶ岳はやっぱりいいですね。来年も色々と歩いてみたい山域です。
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