白馬鑓温泉と鑓ヶ岳。〜雪山シーズインは突然に〜

2015年10月31日(土) ~ 2015年11月01日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 16.7km
• 登り: 1,956m
• 下り: 1,951m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:05
• 休憩: 0:24
• 合計: 4:29

7:30 猿倉荘
7:30 猿倉登山口駐車場
9:30 9:42 小日向のコル（1824m）
10:45 0:00 杓子沢
11:14 11:26 鑓沢
11:59 白馬鑓温泉小屋

2日目

• 山行: 9:07
• 休憩: 1:24
• 合計: 10:31

6:40 白馬鑓温泉小屋
8:03 8:15 休憩地点
10:02 0:00 大出原
10:45 11:06 稜線合流地点
11:46 12:03 鑓ヶ岳
12:53 13:10 杓子岳下のコル
14:09 14:26 白馬岳頂上宿舎
16:19 0:00 白馬尻小屋
17:11 猿倉登山口駐車場
17:11 猿倉荘

天候

10月31日　くもりのち雪
11月1日　快晴のち高曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

猿倉登山者用駐車場に駐車。先客3台。

写真

10/31 7:18

猿倉駐車場より。山が白い〜！

10/31 7:29

ハッピーハロウィン。しゅっぱーつ。

10/31 7:43

今日は鑓温泉まで。昼には着いて温泉、温泉♪

10/31 8:08

登っていくと雪がちらほら。

10/31 8:13

露。これ凍ってるんです。

10/31 8:18

だんだん増える雪。

10/31 8:20

これも凍った露。シャンデリアみたいだ。

10/31 8:30

枝に付いた雪で霧氷のような雰囲気。

10/31 8:37

綺麗♪

10/31 8:42

葉を落とした木々も装い新たに。

10/31 8:47

赤い実にも雪。

10/31 8:54

新雪にはトレース無し…ってことは〜！？上からやってくる人がいなければ貸し切り温泉が期待できる！

10/31 9:00

ガスが増えてきた。

10/31 9:03

「晩秋」よりも「初冬」がしっくり。

10/31 9:14

小日向のコルは「白馬三山の眺めがよい」って山と高原地図に書いてあるけど、こりゃダメかな。

10/31 9:18

雪があるのは上のほうだけだと思ってたんだけど…さらさらふわふわ系の新雪がすでにこの深さ。

10/31 9:24

トラバースのちくねくね、のち開ける。

10/31 9:31

ほどなくして小日向のコル。池も凍ってるぞ。氷の厚みは1cmくらい。

10/31 9:47

綱渡り。

10/31 9:52

三白平へ下っていく。トラバース道が見えますね。

10/31 9:56

山肌チラリ。ガスに隠されているせいで、「実はすご〜〜く大きい山のごく一部だけが見えている」ような迫力。

10/31 9:58

ここが三白平かな？ダケカンバと池がいい雰囲気。

10/31 10:09

石や岩の隙間を踏むと結構な雪深さ。

10/31 10:17

お〜。ガスがかかってなんだかカッコイイ。

10/31 10:17

上空は時折青空。

10/31 10:20

10/31 10:34

雪が溜まっているところは膝くらいまで埋まる。枝のしなりっぷりは豪雪を物語る。

10/31 10:35

わ〜！カッコイイ！モノトーンな色合いが人を寄せ付けないような凄みを感じさせる。

10/31 10:36

杓子沢アップ。

10/31 10:36

沢の前後は道が細くなるので注意。

10/31 10:44

杓子沢に到着。

10/31 10:46

橋は片付けられずに越冬するようです。

10/31 10:47

新雪ふみふみ、トラバース道は続きます。

10/31 10:51

崖沿いは慎重に。

10/31 10:58

広い斜面に出ました。

10/31 11:02

赤符がないと迷いそう（上に登っちゃいそう）。

10/31 11:07

脛まで積もってます。パウダ〜。

10/31 11:11

花が咲いてた！この辺は雪融けが遅そうだから、咲き始めるのも遅くて、枯れる前に次の雪が降っちゃったってところでしょうか。モノトーン風景の中、貴重な彩りでした。

10/31 11:13

鑓沢。ここで給水。

10/31 11:14

残雪たっぷり。スノーブリッジも。次の雪融け時期までもうこのままですね。

10/31 11:25

鑓沢からは登り。

10/31 11:29

見上げると「大同心・小同心の眺めに似てるね」。なるほど確かに。

10/31 11:30

小日向のコルを振り返る。谷を越えながらの水平移動。

10/31 11:37

「20分♨」！やった〜♪

10/31 11:47

小雪がちらつく中登っていくと温泉の流れが見えた。

10/31 11:55

あとちょっと♪

10/31 11:55

温泉の香りに吸い寄せられながら♨

10/31 11:57

ナメ滝のように岩肌を流れる源泉。

10/31 11:59

と・う・ちゃ・く！

10/31 12:03

テント設営は風呂脇の特等席に決〜まり！しかし雪の上に張ることになるとは全く想像してなかったよ…。しばらくするとご夫婦一組とソロの男性がやってきた。貸し切りとはならずちょっぴり残念。

10/31 12:40

一番風呂いただき〜〜♪♪　注：寒いからといって勢いよく湯船にダイブするべからず！湯温めちゃ熱し！シーズン中であれば加水されて適温なのでしょうね。アチチチなのでゆ〜〜〜っくりゆ〜〜〜っくり入湯。

10/31 13:02

おうちに日本酒のストックは色々あったけど、ここで飲むにはやっぱりこれでしょ！ということで白馬のコンビニで仕入れました。

10/31 14:29

一時間ほど温泉を楽しみテントに戻って遅めランチ。そして昼寝へ…zzz。贅沢な時間の使い方ですわ〜。

10/31 16:39

夕暮れ時。冷え込んできた。

10/31 16:40

入湯・夕の部。

10/31 16:40

いい眺めだなあ〜。

10/31 18:27

夜ご飯は鍋。

10/31 18:47

エイヒレ炙って大雪渓をグビっと。まいう〜。

10/31 20:08

夜は晴れて美しい星空が広がった。

10/31 20:16

天の川もバッチリ。

10/31 20:19

稜線には少しガスがある。

10/31 20:22

月の出。

10/31 20:23

赤くて大きかった。

10/31 20:29

月に照らされて山肌も明るい。写真だと赤っぽく撮れた。

10/31 20:32

月見風呂。

10/31 20:41

これも見た目より赤っぽい（ホワイトバランス：オート）。

10/31 20:42

こっちの方が見た目に近いかなあ（ホワイトバランス：電球）。

10/31 20:53

10/31 20:57

10/31 21:04

烏帽子岩と鑓温泉。よ〜く見るとお風呂にtoyokichi君がいます（笑）

10/31 21:09

じゃぶじゃぶと流れる温泉。

10/31 21:38

星空撮影で体が冷えたので、入湯・夜の部♨。星月雪の三見風呂〜♪

11/1 5:44

快晴の朝です。

11/1 6:11

染まってます〜！

11/1 6:11

赤い〜！

11/1 6:11

烏帽子岩も染まってとっても綺麗！

11/1 6:12

うっとり。

11/1 6:14

こんな景色を眺めながらの朝風呂も最高でしょうね。温泉ピストンで下山予定だったらきっと入ってた。

11/1 6:16

湯船に稜線が映ってる♪

11/1 6:40

それでは稜線目指して出発！yokoはストック×チェーンスパイク、toyokichi君はピッケル×軽アイゼンを装備。お互い「念のため」くらいのつもりで持参していたが、ガチで使うことになりそうだ。

11/1 6:43

いきなり深い。。。

11/1 6:45

崩落した雪渓。

11/1 6:56

水流があったので給水。このあとの鎖場の先にも汲みやすい流れがありました。

11/1 7:04

本日もパウダーなり。ふ〜っと息をついて振り返るも、まだ温泉からたいして登ってなくてガッカリ。。。

11/1 7:05

太陽が顔を出した。

11/1 7:05

11/1 7:11

まっさら新雪〜〜

11/1 7:19

膝まで埋まるよーー。

11/1 7:31

遠くの山までよく見えるなあ。

11/1 7:36

鎖場に突入。

11/1 7:38

の、直前がなかなか深くて！膝蹴りファイト！

11/1 7:42

本来の足の置き場であろう窪みは雪で埋まっており、ズボズボしそうでめんどくさいので岩の上を歩く。

11/1 7:43

鎖、埋まってますがパウダーだったから掘り返せてセ〜フ。手が雪まみれになるのでオーバーグローブ持ってきて正解。

11/1 7:44

晴れて暑い！

11/1 7:51

11/1 7:52

疲れるけど景色は最高。

11/1 7:52

焼山〜火打山〜妙高山、黒姫山など。

11/1 8:00

11/1 8:03

水が出ていたのでここで休憩。

11/1 8:28

いよいよ大出原の開けたカールに出られそうです！

11/1 8:30

イイネ！！！

11/1 8:30

キツネさん？

11/1 8:40

比べて、二足歩行はよく沈む（笑）。ここまで2時間。CTは稜線まで3時間なのでかなり遅れている。

11/1 8:51

私のストックはトップが交代で使う作戦でラッセル邁進。

11/1 8:53

岩峰めっちゃとんがってる〜！

11/1 9:13

「交代したかったら言ってね〜」とは口だけの、バテるセカンド（笑）。

11/1 9:14

稜線はまだまだ上。

11/1 9:14

でもほんといい天気。

11/1 9:14

八ヶ岳に富士山。

11/1 9:28

たまにはトップを。たまには。

11/1 9:40

ライチョウみっけーー♪♪

11/1 9:43

体ちっちゃかったので子供ライチョウなのかな。

11/1 9:56

吹き下ろす風が寒い。

11/1 10:02

大出原の標識。結構埋まってる。

11/1 10:03

白馬のまちを背に登る。

11/1 10:11

もっと雪が積もったら、スキーヤーにとっては天国になるのでしょうね。

11/1 10:27

夏道のジグザグがわかります。コルまでもうひと踏ん張り。

11/1 10:38

凍てつく大斜面。天狗山荘が見えました。

11/1 10:42

ここまで上がってくると強風で雪が付きにくいせいか、歩きやすくなり助かった。

11/1 10:45

おや？ひょっとして？

11/1 10:45

toyokichi君ハイテンション！てことは！？

11/1 10:46

ついにコルまで詰め上げた…！ぴゃーーー！！まっしろだ！！！

11/1 10:46

「ねえねえ、こっちに来て来て〜」「ん？なになに？」

11/1 10:47

WAO！！標柱のエビの尻尾が猛烈！！

11/1 10:47

これほどの白銀世界にお目にかかれるとはこれっぽちも想像してなかった！！素晴らしい！

11/1 10:48

強風を避けて、少し戻って休憩。

11/1 10:48

鎖場も無事通過できたし、ラッセル苦闘しながらもここまで登ってくることができて、本当に良かったなあ〜。

11/1 10:48

では改めて行ってみましょう！

11/1 11:07

天狗山荘をズームで。小屋泊もテント泊もここではまだしたことない。

11/1 11:09

惚れ惚れする。

11/1 11:11

ビッシリと凍り付いて…ほんとに昨日まで10月だったんかいな。

11/1 11:12

楽しい♪

11/1 11:12

すごい〜〜

11/1 11:12

いや〜〜すごい〜〜〜

11/1 11:13

カメラしまう暇がありません。

11/1 11:16

振り返る。剱はまだかな♪

11/1 11:16

11/1 11:17

11/1 11:20

見えた♪

11/1 11:20

青と白だけの世界。

11/1 11:43

山頂もうちょっと。

11/1 11:46

到着なのだーー！！

11/1 11:46

標柱とケルン（なのか？）にビッシリ発達したエビの尻尾で白馬岳本峰をフレームイン。

11/1 11:46

杓子岳、旭岳、白馬岳。こちらは鑓ほど真っ白ではないのね。風当たりや周囲の地形の微妙な差なのでしょうか。

11/1 11:52

素敵な白銀世界を歩くことができ、達成感と満足感でいっぱいの白馬鑓ヶ岳！

11/1 11:54

北アルプスのほとんど全部。ここから剱まで、ぐるり繋がってるんだなぁ。

11/1 11:55

白馬のまち。

11/1 11:55

11/1 11:55

髪の長い女性の横顔のようにも見える。天使みたい。

11/1 11:56

撮影に夢中。バックは浅間山でしょうか。

11/1 11:56

鹿島槍と五竜。

11/1 11:56

前穂〜奥穂〜槍。

11/1 11:57

立山〜剱。

11/1 11:57

毛勝三山？

11/1 12:02

剱のむこうに白山。

11/1 11:57

これから歩く稜線。わくわく。

11/1 12:04

長居する余裕はないので行きましょか。

11/1 12:06

真っ白な世界を見せてくれてありがとう！

11/1 12:07

駆け下りるに格好の斜面！

11/1 12:08

ほいっ！ほいっ！ほいっ！

11/1 12:08

う〜ん、白銀だぁ〜♪

11/1 12:09

♪♪

11/1 12:13

もうこんなに降りちゃった。

11/1 12:16

杓子の肩まで、どんどん下る。

11/1 12:16

「あはは〜！」と楽しそうなtoyokichi君。

11/1 12:18

ふかふかパウダ〜。雪の下は凍っていることも。

11/1 12:20

11/1 12:22

まだまだ下る。

11/1 12:25

高曇りつつあります。

11/1 12:26

杓子岳。謹んで巻かせていただきます（笑）。

11/1 12:32

微妙に登ってて地味にしんどい（笑）

11/1 12:33

11/1 12:46

11/1 12:50

鑓ヶ岳を振り返る。

11/1 12:51

巻き終了。

11/1 12:54

コルで休憩。このまま大雪渓へとショートカットしたい気分。

11/1 13:00

杓子岳。

11/1 13:31

頂上宿舎へ登り返し。

11/1 13:34

滝雲になりそう。

11/1 13:41

歩いて来た道。

11/1 13:53

偽ピーに二回騙され、今度こそ丸山。

11/1 13:58

どちらの小屋ももう閉じてますかね。

11/1 13:58

旭岳。

11/1 13:58

雪倉岳。

11/1 13:58

朝日岳。

11/1 14:04

謹んで本峰もスルーさせていただきます。稜線歩きは今日はもう十分満足。本峰は6月にも登ってるしね。ええ、疲れてるんです（笑）。

11/1 14:26

宿舎で休憩。

11/1 15:09

大雪渓にはたくさん足跡あるかと思ったが一人分だった。雪融け後のこの道はこんなに歩きにくかったっけ。。。そこに新雪被って足元よくわからないので疲れる。

11/1 15:23

巨大な穴。

11/1 15:24

雪渓を高巻く秋道。元々崩れやすい足元に雪が被さり、非常〜に歩きにくい。

11/1 15:26

大雪渓の厚みがよくわかる。

11/1 15:30

秋道から雪渓へと逃れ、ようやく楽になった…わけでもなかった。

11/1 15:31

新雪の下は凸凹に凍っており、つっかかってしまう。

11/1 15:54

進みが遅いので白馬尻が結構遠い。。。

11/1 15:58

大雪渓下部も崩落してました。

11/1 16:19

右岸の巻き道を経てようやく白馬尻小屋。休みたいところだが、結構前からトイレを我慢しているので先を急ぐ（笑）

11/1 16:26

ほんとうに、疲れたよ。

11/1 16:41

林道終点まで降りてきて一安心。暗くなる前には車に戻れるかな。

11/1 17:02

スタート地点に無事帰って参りました。肩も痛いよう。。。

11/1 17:11

そのまま林道を降りて直接駐車場へ。さあ猿倉荘へ急げ！！トイレも無事、間に合いました（笑）

11/1 19:36

温泉入ってピザで〆！1日目はマッタリ、二日目はガッツリのギャップの激しい山行でございました。でもあの白銀世界は本当に素晴らしかった！おしまい。

撮影機器：

iPhone 6 Apple

NIKON D700 NIKON CORPORATION

PENTAX K-3 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

SH-02F SHARP

感想

yokowv

元々は下ノ廊下を計画していた週。しかし今年は残雪多く開通しなかったので代替案としてtoyokichi君が以前より気になっていた小屋締め後の鑓温泉へ。阿曽原温泉から鑓温泉へと転進♨です。温泉ピストンではもったいないので、白馬三山の周回も。日曜のほうが天気がよさそうなので、初日は温泉まで、二日目に縦走とした。

金曜のうちに結構雪が降ったようで…ていうかここまで降り積もってたとは全く想像してなかった！
小日向のコル以降の夏道トラバースは、夏道通り歩けるギリギリじゃないかなって感じ。これ以上積もるとただの雪の斜面。
今後鑓温泉までは、スキーヤーによく使われる、一度谷へと降りて直接温泉へと登り返すようなルート取りになっていくのだろうか。よく知らないけど。
新雪ふみふみ、、、溜まっているところでは膝まで埋まることも。
雪があるのは稜線が近付いてからだと思ってたので、まさかの積雪量に面食らった。

12時、鑓温泉に到着。特等席にテントをたてて早速入湯！・・・アチ〜〜！！
営業期間中に入ったことはないけれど、きっと加水されて適温なのよね？この時期は源泉そのままでアチアチ！！苔なのか温泉成分なのか、ヌルヌルで滑る。じっとしてれば熱さには慣れてくる。ビールや日本酒を飲みながら、のんびり雪見風呂。は〜〜、さいこう。
一緒になったご夫婦は3週間前にも来たという鑓温泉のファンで、その週はテント20張り近くの大賑わいだったらしい。今日はあとソロの男性一人で計3張り。
昼寝してまた入湯。夕飯食べて星撮ってまた入湯。それぞれのタイミングで入れば貸し切り状態で温泉を楽しむことができた。

これまでの雪の感じと今日の天気からして、この先も新雪を掻き分けて進むことになりそう。
温泉のすぐ上の岩場鎖場が難しければ引き返すことにして出発。
案の定、すぐさまラッセル。こりゃ時間かかるぞ。
なかなか深くて斜度によっては膝以上。サラサラふわふわの新雪なので崩しやすいといえばそうなのだが、足元は固まらなくて、じたばたしてると結局地面や岩に辿り着く。日が昇って眩しい快晴。雪かき運動のおかげで暑い暑い。
核心となる鎖場は、鎖が掘り出せたおかげで身構えて臨んだわりには難儀すること無く通過。そして樹林帯を抜けると…大出原の大斜面が目の前に広がった！想像以上の雪景色。ノートレース、まっさらな新雪の斜面が広がる〜…。わ〜…、引き続きラッセルですね〜…。
トップを行くtoyokichi君にダブルストックを託しヨイショコラショと登っていく。
セカンドでだいぶ楽させてもらってるけど、くたびれる。。。
途中で白いライチョウと出会えたのが嬉しかった。
大出原の標識のあるあたりからは雪が薄くなって歩きやすくなった。夏道のジグザグを辿っていくとどうやら分岐のコルは目前。目の前の石や岩にはエビの尻尾がびっしり。

さあいよいよ稜線！
「うわ〜〜！」とtoyokichi君の歓声。なになに、何が見えるの！？
「うわ〜〜〜！！！」
そこには真っ白な白馬鑓ヶ岳の御姿。白一色！白銀！こんな景色は想像してなかった！標柱のエビの尻尾も物凄い！
登ってきてよかったなあと充実感でいっぱい。この山行のハイライトは、温泉や登頂よりも、稜線に出たこの瞬間だったかもしれない。

真っ青な空。真っ白な稜線。
振り返ると剣岳をはじめ北アルプスの雄がずらり。
遠くの山も良く見える。
こんな美しい景色を独占だなんてとっても幸せ！！本当に登ってきて良かった。
白馬鑓ヶ岳、いいもの見せてくれてありがとう。

杓子岳までの下りは快適な斜面でホイホイと駆け下りることができた。
でも時間と体力の様子から、杓子岳も白馬岳本峰も躊躇無くカット（笑）。
縦走としては「白馬一山」に終わってまったけれど未練は無し！
それほどまでにあの白銀稜線は美しかった。

思いがけずの雪山開幕。それは強く印象に残るものとなった。
これから訪れる雪山もどんな景色を見せてくれるのか楽しみだ！
おしまい。

コメント

gluttony

やっぱり後立は最高ね〜
常念山脈よりも一足早く、いよいよ冬本番の様ですね〜。
レコ見てたら行ってみたくなってしまいました。
という訳で、今シーズン最初の冬山は後立に大決定しました。
今シーズンも楽しみですな〜。

yokowv

Re: やっぱり後立は最高ね〜
gluttonyさんおはようございます。
白白白馬鑓ヶ岳、綺麗でした！さすが豪雪白馬エリアですね。温泉と雪山をダブルでごちそうさまでした。山に行けない週が続きそうですがしばらくは余韻を楽しめそうです。