飛龍山 三条の湯でほっこり
- GPS
- 32:00
- 距離
- 36.5km
- 登り
- 2,517m
- 下り
- 2,514m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 9:15
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:20
天候 | 10/31 晴れのち曇り 11/1 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありません サヲウラ峠から丹波天平過ぎまでは落ち葉で道がわかりにくいので、ピンクテープを探しながら歩きましょう |
写真
感想
紅葉の季節に是非行ってみたいと思っていた、丹波天平−たばでんでえろ
今回は飛竜山と三条の湯を絡めて、「秋の紅葉狩り&温泉でほっこり計画」です♪
1日目
まずは留浦に車を停めて三条の湯を目指します。
留浦―後山林道入口
留浦の駐車場からお祭りバス停までは40分程度の舗装路歩き。
天気は曇っていますが、奥多摩湖周辺の紅葉を楽しみながらルンルン気分で歩きます。
林道入口−林道終点
ひたすら長い林道歩きです。しかもお祭りから三条の湯に向かう場合は、緩やかな上り坂になっているので微妙に疲れます。
いい加減林道歩きに飽きてきた頃に、林道終点に到着。ここからは普通の山道になります。
林道終点―三条の湯
よく整備された登山道を30分程歩くと、三条の湯のテント場に到着します。
私達が着いた時は、テント場の落ち葉を小屋の方が片付けているところで、テントはまだ一張りもありませんでした。
テント場から結構急な道を登って、小屋でテント泊の受付をします。
テント場に水場はありますがトイレはないので、小屋まで登ってくるのはちょっと面倒かも。
小屋の方に聞くと、宿泊は私達が一番乗りのようでした。
お風呂の時間を確認してテントを張り、まずは飛竜山へ向かいます。
三条の湯―北天のタル
落ち葉が積もった急坂を登っていきますが、滑りやすいので登りより下りの方が大変でした。
北天のタルに着く頃にはすっかりガスで真っ白になってしまい、お昼のパンを食べるために休憩していると手がかじかむ程寒かったです。
北天のタル−飛竜権現
奥秩父縦走で一度通ったことのある道です。
木道が濡れていると滑りやすいので気をつけて進みました。
意外にアップダウンあり。
途中に「飛竜山山頂」と書かれた小さな看板があり、そこから山頂まで直接登ることも出来ます。(地図では破線ルート)
飛竜権現−飛竜山山頂
急な登りは最初だけで、しばらくすると山頂まで並行移動する感じの道になります。
道幅は狭く、シャクナゲが生い茂っているので、少々歩きづらい・・・
飛竜山山頂は、「山梨百名山」にしては少し寂しい感じです。
展望もなく静かな山頂−和名倉山を彷彿とさせます。(飛竜山って名前はカッコイイのになぁ)
それでも、3度目の正直で登ることが出来たkenboさんはご満悦でした。
山頂からは破線ルートで下ります。
笹薮の急な下りですが、踏み跡は明瞭であっという間に縦走路へ合流。
ショートカット万歳!
合流地点からはまた来た道を戻り、16時前には三条の湯に帰ってくることが出来ました。
三条の湯
晩御飯の前にさっそくお風呂に入ることに。
湯船は5・6人入るといっぱいで、もちろんシャンプーや石鹸は使えません。
まずは私が先に入りましたが、ちょうど混んでいる時間だったようで女湯は満員でした。
それでも、ほんのりと硫黄の香りのするお湯はすべすべでとっても気持ちいい♪
冷えた身体もポカポカになって、秘境の温泉でほっこり出来ました。
ちなみに、私の後に入ったkenboさんは男湯が貸切だったようです。うらやましい!
(お風呂は小屋泊の人達が晩御飯の時間が空いているようです。)
お風呂のあとは、テントで恒例のお疲れ様会。
三条の湯ではワインや鹿肉燻製など珍しいものも売っていて、ゆるゆる登山で元気が有り余っているkenboさんは調子に乗ってお酒をぐいぐい飲んで酔っ払っていました。
おかげで夜中に急坂を登って小屋のトイレに行くはめに・・・みなさんも気をつけましょう。
2日目
今日は丹波天平を通って親川のバス停まで下り、留浦の駐車場まで戻ります。
コースタイムは5・6時間ほどなので出発はゆっくり。
三条の湯−サヲウラ峠
昨日とはうって変わって気持ちの良い青空。
紅葉も鮮やかで、サヲウラ峠までは緩やかな上り坂が続き、とても楽しく歩くことが出来ました。
時折、音もなく舞い落ちる黄色い葉っぱが、夏山とはまた違った趣を感じさせてくれます。
ああ、秋だなぁ〜
サヲウラ峠−丹波天平
落ち葉が積もり、踏み跡が不明瞭なのでピンクのテープを頼りに歩きます。
しばらく尾根を進むと、いきなり木の生えていない広場のような場所が出現。
奥武蔵のウノタワを広くした感じ・・・山の中にこんな平らな場所があるなんて本当に不思議です。
時間があったら、ゆっくりとランチでもしたいような場所です。
紅葉もちょうどいい感じでした。
丹波天平−親川バス停
落ち葉の積もった急な坂道をぐんぐんと下っていきます。
途中に廃墟跡あり。
まだ生活観の残っている家もあったりして不思議な雰囲気です。
道は所々崩れていて狭く、滑りやすいので注意しながら下りました。
親川バス停−留浦駐車場
50分ほど車道の脇を歩いて無事駐車場へ帰って来ました。
予想していましたが、やっぱり最後のこのバス停からの舗装路歩きが地味にキツかったです・・・
〆はお気に入りの「のめこい湯」でほっこり♪
紅葉と温泉を満喫した2日間でした!
低山はこれからいい季節になりますね。
個人的には晩秋から初冬にかけての奥武蔵や奥多摩の山が好きです。
・・・テント泊は今年はこれで最後かなぁ。
ここのところユルユル登山が続いていたため、たまには身体に負荷をかけておきたい。夏山装備でもまだテント泊できる場所はどこだろう?
以前から「紅葉の時期に丹波天平に行ってみたい」「三条の湯でお風呂に入ってみたい」とkazuruさんが仰っていたこと、6月の和名倉山と9月の奥秩父縦走時に諦めた飛龍山に登ってみたかったこと。これらを考慮して、今回の計画を立てました。第60回山行記念でもあります。
10/31
5:30に留浦の駐車場に到着して準備をしていると、まだ暗い中、ひと組のテント泊装備の方が出発して行きました。ここからスタートということは、雲取山ではなく三条の湯かな?と考え、三条の湯はあまりテント場が広くないため、少し焦りました。
後山林道は、鴨沢からの日帰り周回で1度歩いたことがあり、とにかく長かった印象があります。あの時は雲取山に登ってからだったから疲れがあったのだろう。今回は、テント泊装備とはいえ、体力が残っているうちだから楽だろう。そう考えて出発です。
所畑で丹波山村村営駐車場に向かう何台もの車を見送ります。雲取山は今日も混むのだろうな。お祭りバス停の先から右折して三条の湯に進みます。約10km、約3時間。長い林道の始まりです。
ところが、今回はぼっち登山ではなかったため、特に辛さを感じることはありませんでした。緩やかな登りが続きますが、この程度なら久しぶりのテント泊装備でも全く問題ありません。途中でソロの男性1人に抜かされ、2人のテント泊装備の男性とすれ違う以外は、林道工事関係の車が通過するだけで、静かな歩きを楽しむことができました。しかし、途中までは晴れていたのに、飛龍山方面は雲に包まれ始めました。
三条の湯に着くと、早い時間だけあってお客はまだ誰もおらず、私たちが一番乗りでした。早速テントの受付を済ませます。お風呂のことが気になったので、今日の混雑予想を確認すると「紅葉シーズンだから混むと思いますよ」とのこと。でも、お風呂は2つ沸かすそうなので、大丈夫でしょう。売店にあった新酒(巨峰とマスカットのワイン)が気になりましたが、あとで買うことにします(←これは失敗でした)。
場所は選び放題の中、平らで整地する必要がないくらい砂利等が少ない場所を選んで設営完了。テント場は、小屋から少し下った沢沿いにあります。水場は近くて良いのですが、トイレやお風呂は小屋の近くにあるので、天気の悪い日や夜には注意が必要です。
さて、早速飛龍山を目指します。確か、急登が続くはずだったけれど、どの程度だろう?軽荷だから楽勝かな?でも、先週の檜洞丸の反省を踏まえて、謙虚に。謙虚に。
予想通り、北天のタルまでは結構な急登が続きます。おまけに、この道はあまり歩かれていないのか、落ち葉で道がわかりにくい。慎重に進むと、所々道が濡れていました。雨でも降ったのかな?この濡れていたり乾燥していたりの道を越えて、北天のタルに到着。
風が吹いていて寒かったので、上着を着込んで昼食にしました。ガスで真っ白で紅葉を楽しむことはできずつまらなかったけれど、大変だった奥秩父主脈縦走から早くも1ヶ月が過ぎていて、あの時のことを懐かしく思い出しながら持参したパンを頬張ります。また、寒さ対策として温かいカフェオレを飲んでホッとしました。
飛龍山の取り付きである飛龍権現神社を目指します。地図上では、途中に破線ルートで飛龍山に登ることができるようですが、どこにあるのだろう?前回はその場所がわからず、北天のタルに到着してからあれ?と感じたのでした。
特に問題なく進むと、文字の掠れた標識があり、背丈の低い笹薮にうっすらと踏み跡がありました。目を凝らして標識を確認すると、「飛龍山」の文字が。ここだ!前回飛龍権現神社から来たときは、この標識の形が北天のタル方面を向いていたので、掠れた文字は「雲取山」と書いてある、と思い込んだのでした。こちらは下りで利用することとし、飛龍権現神社に到着。
このあたりで晴れてきたので、山頂は少し期待できるかな?どこからでも登れるような斜面を登り、和名倉山のような石楠花のトンネルを潜り抜けて進むと、ご夫婦らしき方とすれ違いました。ガスが湧いてきてしまい、嫌な雰囲気になりながら、ほどなくして3度目の正直で飛龍山に到着。
山頂も和名倉山のように木々に覆われていて眺望は無し。おまけに、山頂標識は進んできた方面からだと裏側にぶつかるので、「飛龍山」の文字を認識するためには表側に回り込む必要がありました。
雲取山よりも標高が約70m高く、アクセスの悪さのため苦労して登る必要がある割にはお楽しみの要素がない飛龍山。なんだかガッカリしてしまいました。
とっとと下山します。笹薮までは道がわかりにくかったです。笹薮は、木の根が剥き出しの部分が多く、濡れていて滑りやすかったです。しかし、あっというまに縦走路に合流。計画しているルートにもよりますが、飛龍山を単純にピストンするだけであるならば、この分岐からアタックした方がはるかに楽でしょう。
北天のタルに着き、三条の湯まで一気に下ります。やはり落ち葉のせいで滑りやすかったのですが、檜洞丸のように道がザレていない分、滑りやすさも軽減されているため、そこまで苦労することはありませんでした。
三条の湯に戻ると、結構な混雑ぶりでした。既にお風呂から上がってお酒を飲みながら寛いでいる方が多かったです。テント場では、薪をくべて焚き火をしながら調理を楽しんでいる方の姿も!?煙や臭いならまだ我慢できるけれど、火の粉でフライシートに穴が空いたら嫌だなぁ。そもそも、焚き火がOKだなんて珍しいテント場だなぁ。
後山林道方面だけではなく、雲取山方面からも次々に登山客が到着していて、受付には列ができていました。新酒を買おうと思って列に並ぶと、既に新酒は売り切れ…。あぁ、せっかく一番乗りだったのだから、先に買っておくべきだった。。。
飛龍山ですれ違った方に声をかけられました。「私たちより三条の湯への到着が早いということは、笹薮を下ったのですか?」「そうですよ」「その道、私の地図には書かれていないので」「最近の地図には破線で書かれていますよ。丹波方面に下るなら飛龍権現神社まで戻る方が早いですが、北天のタル方面に進むのであれば笹薮の方が早いですよ」とお話しました。
ほんのりと硫黄の香りが漂うお風呂に入ってほっこりできて、kazuruさんはご満悦のようでした。この日のために屋久島で買ってきた三岳のワンカップ、小屋で購入したビール、ワイン、鹿肉の燻製を味わいながら、今年最後であろうテント泊の夜を楽しみました。
11/1
今日は下るだけのはずなので、のんびり出発。殆どの方が後山林道や雲取山方面に進む中、サヲウラ峠を目指します。この道もあまり歩かれていないようで、落ち葉が積もっていましたが、道は明瞭でした。途中に作業道へ続く登山道よりも立派な道がありますが、分岐点にはきちんと標識があるため、迷うことはありません。
アップダウンを繰り返しながら、緩やかに登って進みます。三条ダルミから雲取山への登りや石尾根方面が見えて、またしても奥秩父主脈縦走を思い出しました。もう2度とやりたくはないけれど、今となっては良い思い出です。
紅葉を眺めながらサヲウラ峠に着き、kazuruさんが楽しみにしていた丹波天平に進みます。こちらもあまり歩かれていないのか、落ち葉が積もっていることに加えて、広すぎてどこが道だかわからない場所が多く、ピンクのテープを探しながら歩きました。
丹波天平は、アンテナ塔があるだけのだだっ広い場所でした。ここでお弁当とか食べたら気持ち良さそうな感じ。でも、まだ早い時間であるため、そのまま進みます。ここから先は、廃屋跡までかなりの急下りとなります。7人の方とすれ違いましたが、皆さん辛そうな顔をして登っていました。
よくこのような場所に住んでいたなぁ、家電とかを購入した際に配送業者は大変だっただろうなぁ、などと考えつつ数軒の廃屋を見学しながら下り、親川に到着。親川バス停までは右に進む必要がありますが、私たちは留浦まで歩くので左に進みます。ここでも紅葉を楽しみながら、大混雑の鴨沢バス停を過ぎて留浦に到着しました。
三条の湯のテント泊はお手軽でした。シーズン最初のテント泊やデビュー戦には適していると思います。花粉症が気になるけれど、春先にまた行ってみようかな。
コメント
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今年最後とは なんだか淋しいですね〜。
私も 最後にもう一回行きたかったです。
テントでお酒って羨ましいです。
山友はお酒が飲めないので一人じゃ飲む気になりません 。
廃屋の集落いい感じですね。行ってみたいです。
まったりと飲み食い山行もいいですね
お疲れ様でした。
pi-tiさん、こんばんは。
今年はたくさんテント泊しましたが、寒くなってきたので今回で最後です〜
また来年
私もあまりお酒は飲まないんですが、kenboさんにつられて、最近はついつい飲んでしまいます
でも山でお酒を飲むと酔いが回るのが早いので、気をつけないとですね・・・(笑)
pi-tiさん達のレコを見ると、 いつもご飯が美味しそうなのでうらやましいです
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