袈裟丸山 ヒライデ沢の沢歩き
- GPS
- 07:28
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 820m
- 下り
- 835m
コースタイム
天候 | 晴 朝の駐車場−1℃ 小丸山山頂2℃ 帰りの駐車場0℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道小中西山線 国道122号の沢入から折場登山口への林道です。数年前、通ったときは、快適に走れましたが、舗装に大きな穴が空いていたり、舗装がゆがんでいる場所がありました。落葉が積もり、道路状態がわからない場所もあるので、注意が必要です。また、路面が氷結した橋があり、驚きました。 国道から入ったところに「工事のお知らせ」があり、「大滝トンネル補修工事のため全面通行止となります 令和6年12月13日から令和7年1月31日まで 8時30分から17時まで」と表示されていました。 ヒライデ沢 冷たい水にはつかりたくないので、沢登りではなく、すべての滝を高巻きした沢歩きです。左岸に枝沢の滝があるゴルジュは遠目、水の中を歩きそうなので、枝沢を越える50mほどの大高巻きをしました。滝が凍り始め、雪をのせた岩があり、スリップしないよう気を遣いながらも、水に足を入れることなく歩くことができました。 参考にした遡行図 かがり火の会 2024年6月18日ヒライデ沢 高巻きのルートが点線で記入されています。 https://kagaribi.pepper.jp/2024/06/18/%e3%83%92%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%87%e6%b2%a2/ 岡田敏夫著「足尾山塊の沢」ヒライデ沢(白倉沢本流) ゴルジュの高巻きのルートが記入されています。 ヒライデ沢から小丸避難小屋 標高1530mの左岸に小さな流れがあります。この流れに沿って登っていきました。笹をかき分けたり、水が流れ岩が露出しているところや獣道を歩いたりしてたどり着きました。途中の流れが避難小屋の水場になっているようです。チョロチョロと水が流れていました。 小丸山から賽の河原 雪が登山道の7、8割にありました。日陰などに数センチ残っていて、念のため小丸山からチェーンスパイクを着けて歩きました。 |
写真
感想
袈裟丸山(前袈裟丸山)にはたくさんのバリエーションルートがあります。その中でも、特にヒライデ沢のルートは気になっていて、水量の少ない時期に沢歩きをしたいと思っていました。このルートについて、皆さんのレコ、ネットや書籍などで調べましたが、現地に行って歩かないとわからないものです。
晩秋に行こうと思っていたのですが、11月から12月の初めは西上州の山に行き続けてしまいました。その結果、12月半ばとなり、岩の上には雪、滝は凍り始めていました。それでも乾いた岩は十分あり、岩の上を歩くには、ほとんど問題ありませんでした。しかし、傾斜が緩やかになった上流部では、雪や氷が岩を覆ってきて、脇の笹藪に逃げ込みました。
苦労したのは、左岸に枝沢の滝があるゴルジュの高巻きです。岡田敏夫著「足尾山塊の沢」ヒライデ沢(白倉沢本流)には、ゴルジュの高巻きのルートが記入されていましが、高巻きルートが見つかりません。沢登りなら、高巻きしなくても済む場所でしょう。かなり登りましたが、まだ枝沢を越えることができません。もっと登らなくてはならなことがわかりました。ロープで沢に下りるか、高巻きを続けるか、それとも先へ行くのを諦めて尾根に出るか、ひと休みして考えることにしました。ゴルジュを上からのぞいた感じでは、足を濡らさなくては通れそうにありません。結局、高巻きもやめて雨量観測所へ向けて登ることにしました。ところが、少し登ったところに踏み跡がありました。これが高巻きの道か、雨量観測所へ登るのをやめて、高巻きの道らしき踏み跡をたどることにしました。進んで行くと枝沢の上部に出ました。この小さな沢の中に錆びたワイヤーロープが、束がほどけたような状態で半分うまっていました。ワイヤーロープを手掛かりに向こう側へ移ろうとしましたが、あと一つ手掛かりがありません。向こう側には踏み跡がありそうですが、引き返しました。さらに登ると、また踏み跡がありました。たどっていくと緩やかな斜面になり、途中には錆びた猟銃の薬莢が落ちていました。昔、ここを猟師さんが歩いたのでしょう。雨量観測所から延びる尾根の末端を過ぎ、ゆるやかな滑滝に出ました。50mほどの高巻きとなりましたが、登った分を下ることなく沢に戻ることができました。きっと、高巻いた場所には、美しい滝や川床があったことでしょう。次は紅葉の美しい時期に訪れたいと思います。
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