木曽駒ヶ岳スノトレ(RW千畳敷駅in/out) ※未達 ※本年70回目
- GPS
- 01:48
- 距離
- 2.1km
- 登り
- 236m
- 下り
- 235m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
菅の台からバスでしらび平駅へ、しらび平駅からロープウェイで千畳敷駅へ。 ※バス(菅の台⇔しらび平駅)、ロープウェイ(しらび平駅⇔千畳敷駅)は、オンラインで事前購入(3,900円/人) ※菅の台は、ヘルメットやストック等で場所取りし、発車直前まで車中で待機することが可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(すべて12/22現在) 午前中の晴れ予報が外れ、終始小雪舞う曇り。 千畳敷駅〜乗越浄土まではトレースあれど、前日や未明にも降雪があり、一部区間で踏み抜きも多発。上部は急登につき、アイゼン&ピッケルが必須。特に下りは、一部岩場に雪が乗った区間もあり、バックステップ(懸垂下降)するにしても、前爪を何度も蹴り込み、三点支持で確実に下るスキルが必須。万一滑落すると、下部に多数の人がつらなり、大惨事となる可能性大。 乗越浄土以降の稜線は身体が持っていかれそうなほどの強風だったため、そこでUターンを決断。 |
その他周辺情報 | 小仏トンネルの渋滞回避のため、風呂無しで帰京 |
写真
感想
先週、山梨・奈良倉山へ一緒に登ったヤマトモより、「アイゼン&ピッケルを使うガチな雪山へ行きたい!」とのリクエストを受け、最適な山域を検索してましたが、ガチな雪山は天候不安定なため、直前までライトな雪山として南ヤツの編笠山&西岳周回を計画してました。が、2日前(12/19金)時点で、天候が晴れ基調に変わったことを受け、ガチな雪山たる木曽駒ヶ岳へ計画変更!せっかくなので、現地の雪の具合を見て、直近レポがない未踏の木曽前岳や伊那前岳まで時間があれば足を伸ばす計画を立てました!
前夜は都内のヤマトモ宅に前泊し、満を持して朝7時前に菅の台バスセンターに着くも、麓は晴れてるけど、中央アルプス一帯及び南アルプス北部一帯の山上は分厚い雲が支配的…。でも、この時点でも、予報は変わらず午前中は晴れ予報なので、ロープウェイで千畳敷駅へ着く頃には青空になっているだろう!とこの時は信じてました。
そして、バス一便(08:15)の1時間半前にヘルメットで場所取りし、コンビニで朝食や昼食を調達して、バス発車15分前位にヘルメット地点へ行くと…、そこは先頭席。そう、ヘルメット置く場所、間違えてました…。改めて並び直すも、一便には乗れるだろうとタカをくくっていると、なんと一便には始発の駒ヶ根駅から乗車してきた人が多く(菅の台が始発停留所と誤解してました…)、結局ギリギリの所で一便に乗れず、20分遅れ(臨時便)の08:35発の二便乗車となりました。
ロープウェイの山麓駅・しらび平駅へ着くも、見上げる先の山の上は依然ドンヨリ…。むしろバス二便でよかったか!?などと思いつつ、ロープウェイで日本最高所の駅・千畳敷駅(2612m)へ向かいます!乗車8分程で着き、今冬初装着のアイゼン&ピッケル&電熱ゴーグル&厳冬期グローブ(三重)を携えてお外へ出ると…、真っ白、時折吹雪。慌てて最新天気予報(tenki.jpの有料版)を見ても、午前中はピーカン予報!チーン………
ま、稜線(乗越浄土)へ着く頃には晴れるかもしれない!という淡い期待を胸に、バス二便組の7,8番目位でスタート!新雪フカフカで、時折沈み込む地点もありつつ、視界がよくない中、前の人を頼りに進んでいくも「お先にどうぞ→ありがとうございます」の会話を繰り返すうちに、乗越浄土の急坂へ取り付く頃にはバス二便組の先頭に(笑)。さらにハイペースで登っていくと、早々にバス一便組の最後発団体に追いついてしまい、以降は乗越浄土手前まではペースを抑え、前の方に合わせて登っていきます。
結局、50分弱で乗越浄土へ達するも、そこからはかなりの強風。時折、よろけるレベルの風が吹く中、とりあえず宝剣山荘まで進みました。そこで皆さん、進退を逡巡しているようで、寒空の下で立ち止まってます。我々もドア前の風が避けられる地点に留まり、10分ほど滞在するも、出した結論はもちろん「映えある撤退」。とても稜線を歩けるレベルではないし、歩いたとして10m先程度までしか見えないスノーハイクは楽しくなく、木曽駒まで登る意義は見いだせないので。
乗越浄土まで戻り、先程登ってきた急坂を逆走する形で即時に下り始めますが、今度は撤退組の懸垂下降渋滞でしばし待ち。焦らせると危険なので、少し離れて見守ってましたが、前の方が「先に行ってください」とおっしゃるので先行させてもらうも、その辺は雪下が岩場のようでアイゼン前爪が刺さりにくいので、少し進路を左に変え、慎重にアイゼン前爪を蹴り込みつつ、バックステップ(懸垂下降)で三点支持を守って少しずつ下りていきます。
ほどなく、バス三便組か、登ってくる人が20人規模でいるため適宜道を譲りつつ、トレースに沿って慎重に下っていき、先行者に道を譲られて先頭になってからは斜度も緩んだので、快調に一気に駆け下りました!千畳敷駅が見える頃には敢えて往路のトレースがないラッセルスノーへ好んで進み(笑)、パウダースノーに足を取られつつも、今シーズン初の深雪と戯れながら帰還。結局、宝剣山荘まで50分、折り返してからの下りは40分、ピークはどこも踏めない、トータル1時間半ほどのショートスノーハイクとなりました。
でも、バラクラバで口周りを完全防御しても、吹雪いても、何があっても曇らない電熱ゴーグルの威力を改めて痛感し、アイゼンの付け心地&歩き心地、ピッケルを使った急坂の登り下り、そして撤退判断。色々と思い出すことができ、雪山の経験値を上げるという目的は果たすことができたかな!?。
ちなみに、木曽駒方面の中央アルプスは下山後も、諏訪方面(北側)へ向かう高速道路から一度も稜線は見えませんでしたが、南アルプス北部All Starsのうち、仙丈ヶ岳〜甲斐駒ヶ岳〜鋸岳の稜線はキレイに見えました!諏訪から東に進路を変えると、復路の中央道では富士山もスッキリと!中央アルプス界隈は、厳冬期に晴れを狙い、いつか同じヤマトモと共にリベンジマッチをかけたいですね!
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