ニコルス山の会(番外編)、2024年の〆は高見山。
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 821m
- 下り
- 816m
コースタイム
天候 | 雪と強風、山頂付近は猛烈なブリザード、山頂の避難小屋内の温度計は-4℃でした。外はどれほどだったか… |
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過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
鶴橋 7:09 - 8:00 榛原 近鉄急行五十鈴川行き \910 榛原駅 8:18 - 8:38 菟田野 奈良交通バス \600 菟田野 8:40 - 8:54 高見登山口 東吉野村ふるさと号 \200 ●帰り たかすみの里 15:50 - 16:11 菟田野 東吉野村ふるさと号 \200 菟田野 16:36 - 16:57 榛原駅 奈良交通バス \600 榛原 17:15 - 18:03 鶴橋 近鉄急行大阪上本町行き \910 ※東吉野村ふるさと号は乗車2時間前までに事前予約が必要です。 変更・取消は、乗車1時間前までに連絡する事。 予約・変更・取消 TEL:0746-42-0441 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●本日の計画 高見登山口 09:30 - 10:40 小峠 10:45 - 11:05 杉谷平野分岐 11:10 - 12:10 高見山 12:20 - 12:40 崩落地 13:40 - 14:10 カヤノ山 14:10 - 14:30 天狗山 14:35 - 14:45 天狗尾根分岐 14:45 - 14:45 天狗尾根取付き口 16:10 - 16:30 たかすみ温泉 ※温泉に寄りますので着替え持参の事 ※トイレは榛原駅、高見登山口、たかすみ温泉にあり ●高見登山口〜小峠 旧街道なので石畳の箇所があり濡れているとスリップに注意が必要です。雲母曲を過ぎたところに崩落地を高巻きするう回路があり凍結していると非常に危険です。今回は新雪だったので凍結もなくツボで通過できました。 ●小峠〜杉谷平野分岐 ステップの小さな階段から始まりその後細かい九十九折りの急登が杉谷平野分岐まで続きます。20分ほど頑張ると転落防止の鎖が付いた大岩を巻く箇所が現れそこをクリアして少し下ったところが杉谷平野分岐です。急登が続くので軽アイゼンを装着するか迷いましたがここもツボで通しました。 ●杉谷平野分岐〜高見山山頂 ここからは北からの強風が吹き上げてきます。凍結が怖いので軽アイゼンを装着しました。数か所南側斜面をトラバースするところ以外は樹林帯であろうが強風に晒されます。山頂手前で樹林帯を抜けるといつもながらの爆風が吹き荒れていましたが、今回は数分前の先行者のトレースも消されるほどの猛烈なブリザードでした。計画では北尾根から天狗尾根で下山する予定でしたが、この荒天でしかも視界は真っ白で見通しが付かず見た瞬間に「こりゃあダメだ」と北尾根は諦め西尾根を戻り平野登山口へ下山することにしました。 ●杉谷平野分岐〜平野登山口 山頂からは最終下山者となり、また、風力も上り以上に増しており杉谷平野分岐までなかなか気が抜けませんでした。そこからは風雪も収まり森林伐採用の林道が並走したり交差したりして高見杉の避難小屋へ至ります。少し手前でも良かったのですがここで軽アイゼンを外し以前のままの登山道を下って行きます。階段道から堰堤を2つ越すと間もなく平野登山口に着きます。 |
その他周辺情報 | ●たかすみ温泉 入浴料は500円。ナトリウム塩化物泉のいいお湯です。浴室を改装されたようで浴槽が新しくなっていました。 ●美榛苑 入浴料は550円。とろっとろの天然温泉、たまご肌美人の湯だそうです。 榛原駅から送迎バスあり。 ●焼肉「たつ屋」(TEL:0745-82-8929) 榛原駅前にある炭火焼肉屋さん。 お肉屋さんが経営しているだけあって、山形牛の色々な部位を楽しめます。 当日でも事前に電話連絡しておくのが良さそうです。 ●美食酒房「如意」(TEL:0744-23-6353) 大和八木駅高架下にあるろばた焼き居酒屋さん、海鮮、日本酒が絶品です。 土・日は予約必須です。 |
写真
感想
★「高見山」の豪快な霧氷と気持ちいい「たかすみ温泉」を楽しみましょう!
今年最後の番外編は個人的な納山会、豪快な霧氷と下山後の温泉を楽しみに高見山へ行って参りました。天気が良ければ北尾根から天狗尾根で下山して以前道を失い強引に林道へ下り立った天狗尾根取付き口への正規ルートを探す計画でしたが、榛原駅からバスに乗ってすぐに雪が降り出し高見登山口に着いた時にはすっかり雪景色となっていたので北尾根は厳しいかなぁと思い「東吉野村ふるさと号」の運転手さんの勧めもあって帰りの予約を最終18時台から1本前の15時台に変更してもらいました。午後からガスが取れないかなぁとか淡い期待を抱いてスタートしましたが、ぜんぜん雪は降りやまず小峠辺りでもガスが濃くなってきて西尾根に乗ると更に強風が吹き荒れて霧氷の写真もゆっくり撮れません。やっぱりと言うか山頂付近は予想以上に猛烈なブリザードとなっておりガスで先が見えない真っ白な北尾根方面を見た時に単独では危険だなと瞬時に感じ、北尾根下山計画を諦め西尾根を戻って平野登山口へ下山することにしました。こちらはところどころ階段道でしかも段差が高いので個人的には避けたいなぁといつも思っているのですが仕方ありません。(^^;
これまでは外で霧氷を見ながらお昼を食べていましたが今日はそういうわけには行かず初めて山頂の避難小屋でお昼をいただきました。以前は中にも結構雪が吹き溜まっていたように思っていたのですが…補修されたのでしょうか?吹き込みはほとんどなく快適に使わせていただきました。と言っても小屋内の温度計はマイナス4℃、長居はできません。いくら寒くてもやっぱり美味いビールでおにぎりを食べながらカップ麺をどうするか…、時短のためにお湯をポットに入れて持参したもののガス器具を出すのが面倒になってきてカップ麺は止めることに。…その代わり体を温めるのにウイスキーをお湯割りにすれば!っと思ったのですがこれもポットを出すのが面倒になってしまいそのままストレートでいただきました。結局ペットボトルの水もポットのお湯も消費することなくほとんどザックの重量が減らないまま山頂を辞することになりました。(^^;
最終下山者となり更に激しくなったブリザードの中へ飛びこみますが数分前の先行者のトレースも掻き消されています。顔・手先・足先が痛いほど冷たく過酷な状況ですがバランスを崩さないようにステップを外さないように慎重に下ります。笛吹岩を過ぎてもう少し下った辺りからウイスキー効果が現れてきて手先・足先が暖かくなって少しホッと…、でもまだまだ風は強く先行者のトレースもなかなか現れませんでした。国見岩なんかは明らかに凍っていましたしね…本当に安堵できたのは杉谷平野分岐が見えた時でした。こんな時は先人のトレースってほんま心強くしてくれますよね、しみじみ有難いです。(^^;
最後に、高見杉避難小屋から下っていた時に上って来られた高校生ぐらいの女性ペアに元気なご挨拶を受けたのですが、こんな時間からどこまで行くつもりなのか声を掛けることができず、2人とも軽装備であったこともあり引き返して西尾根の様子を話してあげた方が良いのか、高見杉まででそこでお茶して帰ってきてくれたらいいのになぁとか、その後ずーっと悶々といろいろ考えながら平野登山口まで下りてきて温泉に浸かりながらもその2人のことが気になって仕方ありませんでした。無事に下山されてれば良いのですが…っていつも後悔ばかりしてます。
そうそうたかすみ温泉、浴室を改装されたのか内風呂の浴槽が新しくなっていました。以前から気持ちいい温泉でしたが今日は入浴者も10名足らずで広々としていて更に気持ち良く入らせてもらいました。露天の方は確認してませんがこちらも新しくなっているのでしょうね。
いろいろありましたがやっぱり山歩きはいいですね。(^_^)v
納山会が終わるとまた山の会の年度計画を立てなければなりません。
新年は霧氷号かなぁ…
★消費水分 缶ビール 350ml
ウイスキー 30mlほど
★山頂メシ おにぎり2コ(ウメ・鮭)
ガルボ4つほど
★出会ったヒト
杉谷平野分岐〜山頂までで女性1名、男性5名。
山頂の避難小屋に男女10名ほどと柴犬1匹。
下山時高見杉避難小屋〜平野登山口間で女性2名。
★ニョロくん、カナちゃん情報
ニョロくん、カナちゃんともに出会わず。今期通算4匹と20匹で終了です。(^_^)v
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