初日の出縦走登山(大倉−塔ノ岳-丹沢山-蛭ヶ岳-檜洞丸-つつじ新道−西丹沢ビジターセンター)
- GPS
- 10:35
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,722m
- 下り
- 2,465m
コースタイム
- 山行
- 9:07
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 10:35
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
(小田急)渋沢駅(00:33着)←終電 ‐(徒歩)大倉バス停(01:45位着。3km程度。途中すきや、コンビニ、八幡宮に立ち寄り) 【復路】 (富士急バス)西丹沢ビジターセンター(14:40発) ‐(小田急)新松田駅(1時間程度) |
コース状況/ 危険箇所等 |
蛭ヶ岳から檜洞丸方面に出た直後は、急細ザレの三重苦。 この日は全行程凍結箇所はほぼなし。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図(ブック)
保険証
携帯
サングラス
タオル
|
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感想
【概要】
・丹沢にて初日の出登山。
・裏の目的は、高校以来(単独行初)のオーバーナイトハイキング。とはいえ小心者で人がいなさすぎも不安なので、初日の出登山客でそれなりの人がいそうな大晦日/元旦の大倉尾根を選択(結果、山中で渋滞ができるほどの大賑わいでした)。
・せっかく動き出しが早いのならば、と普段日帰りではタイムが厳しそうな檜洞丸までの縦走を計画。
・とはいえ足元の状況(やビビり具合)次第で、‥礇粒戰團好肇鶚丹沢山ピストンI肇岳ピストンほ愼挟欸侏海寮消安VCまで縦走の4パターンを想定。
・当日は気が乗らず登り始め時点では,里弔發蠅世辰燭、結局、□い反瓦Δ弔蝓併劃困寒すぎて日の出まで座って待ちたくなかった、というのが実情)。
・パターン(ヒルトン)よりも辛く最後は疲労困憊だったが、天候に恵まれ眺望もよかったので、満足いく山行となった。
【行程】
〈大倉まで〉
・終電で渋沢駅へ。明らかに登山客と思しき人たち数えること数十人が下車。想像以上の人数に驚く。大倉までは常に視界の先に登山客がいる状態が続く。
・駅近くのすきやで栄養補給。これまた登山客で店内満席になるほどの盛況ぶり。
・コンビニで昼食の買い出し、八幡宮で初詣を済ませ、無事の下山を祈願。
・星空がとてもきれい。オリオン座を写真に収めようとしたが、私の貧弱なスマホカメラではうまく写らず・・・。
・大倉バス停にも人多数。トイレを済ませ装備を整え、2時過ぎに登山開始。
〈塔ノ岳まで〉
・塔ノ岳までは相変わらず登山道は人で賑わっており、一部の急登箇所では渋滞も発生。
・渋滞は仕方ないが、明らかに普段山に登りなれていない賑やかを通り越してはしゃぎ過ぎな学生集団に、深夜行の緊張感が削がれる…。
・バカ尾根は汗をかくので、行動着はミレーのあみあみとベースレイヤーだけで足りたが、花立山荘あたりからは風も強くなり寒くなってくる。振り返ると夜景がきれい。さすがに今日は宵っ張りが多いのか。
・なんだかんだで塔ノ岳に到着。
・日の出までまだ2時間以上あるが、この時点で山頂には100人以上はいただろうか。既に東の空を臨むベストポジションは埋まりかけている。
・風が冷たい。急いで着込むが、この状態で2時間も待っているのは辛すぎる。
・塔ノ岳までの人数に比べて丹沢山に向かう人はほぼいない様子。足元の凍結は心配なさそう。夜間単独行の不安はあるが、静謐な夜間山行を実質まだ味わえていないので、不安を肌で感じるためにも丹沢山に向かうこととした。
〈丹沢山まで〉
・ご来光までの時間調整で丹沢山まで向かうのはある程度織り込み済み。ただその先の蛭ヶ岳にまでいくつもりはなかったので、丹沢山まではペースを落として向かう(冷え切って身体が動かないのでトボトボ、という面もある。行動着はソフトシェルだけでなくハードシェルも着用したまま)。
・追い抜いたりすれ違ったりしたのは数組ずつ。先ほどまでに比べれば少ないが、皆無というわけでもないので、不安は余り感じない。登り始めの賑やかさで感覚が麻痺しているのか。
・丹沢山に到着。初日の出まで1時間。待つのはやはり辛い。また誤算だったのが、東側の眺望が開けていないこと。しかし今から蛭ヶ岳に向かうと、日の出に間に合わない可能性大。先に進むか悩む(蛭ヶ岳からの復路も辛いし・・・)。
・滞留客は1組だけ。と思ったら彼らも蛭ヶ岳方面に去っていった。であるならば、私もいざ蛭ヶ岳へ。間に合うのか!?
〈蛭ヶ岳まで〉
・丹沢山までとは打って変わってペースアップ。正直オーバーペース気味で太ももが攣りそう。丹沢山までのスローペースが今となっては恨めしい。
・夜明けが近づくにつれ、進行方向に見える富士山が徐々にその姿を現す。6時半ころにはヘッドライトも不要に。雲もかかっておらず、圧巻の眺めのマジックアワー。
・ただ、肝心の日の出の方角は、丹沢山にちょうど隠れてしまう位置。ここまで来て日の出を見れなかったとなると間抜けなので、もうひと踏ん張り。
・しかし敢え無く最後の登りで日の出の時間。ぎりぎり丹沢山で隠れない位置で見れたのでよしとするが、忙しなく迎えてしまった感が強い・・・。
・それから1,2分登って蛭ヶ岳山頂。山荘宿泊者含め、山頂には20〜30人程度。
・正面に富士山、右に南アルプス、左に相模湾。澄んだ空気の中でどれもとてもクリアに。また東にはご来光直後の太陽。この景色こそ眼福、良い一年になりそうだ。
・寒いがおにぎり1個を胃に補給。
〈檜洞丸まで〉
・姫次方面も考えたが、ここまで来たら一番最初の計画に従い、檜洞丸へ向かうことに。
・下り早々に、細くて急でガレていて、さらに顔の高さに硬い枝葉がせり出している曲者区間。基本、ボクサーのガードポジションで通り抜けていくが、目の保護にサングラスが役立つ。
・結構下る。ただ下るということは登り返しがあるということ。
・臼が岳を越えてもう一下りしたのちに急登。しかしこれが最後ののぼりではないことも知っている。独り言で悪態をつく。辛い。
・なぜかL⇔Rのknockin' on your door が頭の中でリフレイン。まともに聴いたことないのに。年末のTVerの宣伝で流れていたせいだ。
・007のYou know my nameのイントロも流れるが、クリス・コーネルの声になる前にすぐにL⇔Rで上書きされる。疲れた時にはL⇔R。
・這う這うの体で檜洞丸。
・ここも富士山が正面に見えて絶景なり。
・カップヌードルで栄養と水分補給。
〈西丹沢VCまで〉
・下りはつつじ新道経由。
・はじめは階段、あとはザレ道を延々と下る。階段は角がRの細い丸太で組まれているので降りづらい。大倉尾根タイプの階段だと足の置き場を考えながら下れるので楽なのだが。正直、この下りはあまり楽しくないし、長い。
・ようやくゴーラ沢に出る。何度か渡渉。直近で雨は降っていなかったと思うがまあまあの水量。ちょっとでもまとまった雨が降ると渡れないかも。
・河原自体は開けていて白石で明るい雰囲気で気持ちがいい。
・再びつつじ新道の山肌道に復帰し、その後ウェルキャンプ場の私有地を経由しながらビジターセンターに到着。ゴール!
・バスの本数が少ないので、2時間待つ。待つ間、ウェルキャンプの売店でコーヒーや焼き立てパンなどを購入していただく。ごちそうさまでした。
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