新年恒例、VRからの雲取詣で。今年は栗ノ木ダワ尾根とシオ沢下降点探索
- GPS
- 09:19
- 距離
- 29.7km
- 登り
- 2,759m
- 下り
- 2,721m
コースタイム
- 山行
- 8:26
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 9:19
天候 | 晴で石尾根稜線は曇。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りはたまたま来た峰谷バス停発16:50のバスに乗車。このバスがあるとは知らず、全くノーマークで、奥多摩湖畔の峰谷橋バス停までさらに4キロ近く歩く覚悟で下山しましたが、道路を歩いていたらなんと正面からバスが来て目の前でUターン!運転手に聞くと約20分後に出るから乗っていいとのことで、出来過ぎの偶然で予定より1時間以上早く帰れましたヽ(^。^)ノ |
コース状況/ 危険箇所等 |
塩沢の巡視路:朽ちた桟橋は架け替えられていましたので安心して渡れましたが、ほとんど急斜面をトラバースする巻道で、部分的にジグザグに登るところがあります。巻道は転落すると助かりそうにないところが多く、しかも崩れて土砂や落葉に埋もれているところもあるので、かなり緊張と慎重を要します。私はストックで、枯葉や土砂をどけて足場を作りながら進みましたので、想定外に時間がかかり、疲労しました。 シオ沢の横断:巡視路からシオ沢の栗ノ木ダワ尾根の末端部へ下るルート(踏み跡)は無いので、少し手前の緩い沢を下ってシオ沢に降りましたが、シオ沢には地形図には無い3m位の滝とゴルジュが有りました。右岸の岩崖にロープが沢山あったのでこれを補助的に使いながらこの岩崖を登ると、崖の上のは細い岩尾根でした。 調べてみると、KRさんの次のレコの13〜15枚目の写真の滝でした。他の沢登のレコをみてもシオ沢の核心部滝の一つらしい。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7129013.html 尾根の反対側も古いロープが1本だけかかった岩崖で、これを下る気になれなかったので、この岩尾根を強引に這い登って巡視路に復帰しましたが、この尾根はほんとにヤバく、浮き石や枯れ木等を避け、しっかりした岩や根を探しながら、とても慎重に3点確保してゆっくり登りました。 急斜面を見送りながら巡視路を少し先まで進むと、小さな枝尾根に降りていく獣道があり、これをたどってこの枝尾根を少し下ると枝尾根の左側の谷ご比較的緩やかにシオ沢まで続いているようだったので、この谷に降りて下り、無事シオ沢の栗ノ木ダワ尾根末端部のすぐ上流側に降り立ちました。 シオ沢は流れが少なくて難なく渡れ、左岸の岩を数メートル下ると栗ノ木ダワ尾根へ斜上する獣道があり、これをたどって難なくの栗ノ木ダワ尾根上に登り着きました。 栗ノ木ダワ尾根:時々獣道がありますがほとんど踏み跡はありません。緩急を繰り返しながら登りますが、急なところでも3点確保が必要なところはありません。下半分は痩せ尾根もありますが、上半分は広くて歩きやすい尾根でした。 |
その他周辺情報 | 奥多摩駅前のフードコートはラーメン屋しかやって無くて、客もいなくてガランとしてました。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池(ライト用&gps用&カメラ用)
1/25
000地形図
コンパス(GPS内蔵)
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
ロール
ファーストエイド
バンダナ
携帯電話
レインスーツ(ヤッケをかねる)
ストック1本
GPS(ルート登録済)
時計
非常食
防寒具(ダウン)
手袋大・小
ネックウォーマー
フェイスマスク
帽子(冬用)
チェーンアイゼン
カメラ1
|
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備考 | チェーンアイゼンを持っていきましたが、使いませんでした。雨具も出番無し。 |
感想
毎年恒例の雲取山初詣。
いつもは成人の日に行くのですが、今年は出張の予定なのでこの日に行きました。
年末にインフルエンザにかかってしまい、この年末年始はスキーをキャンセルしてい週間以上寝ているという、初めての体験でした。
なので休養は十分ですが病み上がりでほとんど歩かなかったので体力は心配でした。
今回も例年通り登りに未踏にバリルートを探索し、下山も過去一度しか歩いていない道を使った計画をしましたが、9割がた無理で、たぶん鴨沢ルートで下山するようかと内心思いつつ登山を開始しました。
計画を間違えたのか塩沢橋ですでに30分の遅れ。この段階で計画完遂は早くも諦めていました。塩沢の巡視路は次第に荒れ気味なって予想通り緊張を強いられる高巻き道でした。そしてヤマレコの過去の記録でも一定していないシオ沢への下降ルート探索ではシオ沢の滝の高巻きからスリリングな岩尾根の登りとなって無駄な労力を費やしましたが、別の下降ルートで無事にシオ沢に降り立って栗ノ木ダワ尾根末端に到着時には意外にもまだ計画より30分程度の遅れをキープ。ここからは危険個所もなく、大腿にくる登りの連続でしたが途中芍薬甘草湯を飲みながら黙々と歩き続け、予定よりも早く雲取山に登頂できました。
それでも結構疲労感はあったので、計画通り峰谷へ歩くかどうか迷いましたが、ブナ坂には計画より30分近く早く着いたので計画継続決定。予定していた峰谷橋最終バスに乗り遅れると大変なので、時間短縮を優先で石尾根縦走路は久々に全部巻道を使って鷹巣山避難小屋まで歩きました。
避難小屋からの嶺谷への道は以前一度歩いていますが記憶には無く、思いのほかに緩やかで歩きやすい道だったのであっという間に登山口に到着。でも初めてロングで履いた甲ハイカットの硬い靴が左右とも靴連れしてしまって痛く、最後の道路歩きでは足を引きずるようにして歩いていました。
そうしたら、正面から路線バスがやってきてびっくり。そのバスが目の前でUターンして行こうとしていて慌ててバスにかけ寄ると、そこが峰谷のバス停で、15分後に出るとのことで、ここで登山は突然終了となりました。長い林道歩きがなくなって、1時間以上も早く奥多摩駅に着けたのでフードコートもやっていてラーメンも食べることができ、予定より1時間以上早く来たくもできて、たいへんな幸運でした。毎年の雲取詣での御利益でしょうか。ありがとうございました。
出会った動物;鴨沢西からシオ沢、(栗ノ木ダワ尾根では人には会わず、猿、カモシカ、鹿に会いました。
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