天気を読むのは難しい〜谷川岳
- GPS
- 10:35
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,408m
- 下り
- 1,383m
コースタイム
- 山行
- 9:22
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 10:23
天候 | 雨、時々曇 一瞬晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
一日500円。ロープウェイ営業開始前(7時頃)の場合は帰りに支払うことも可能です。 帰りは天神尾根からロープウェイで下りました。 営業終了時刻は17時です。それに遅れた場合、別料金で乗せてくれることもあるそうなので、スタッフの方に確認してみて下さい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【谷川ベースプラザ〜ラクダのコブ】 登山口までは道なりに二、三回折り返して舗装道路を歩きます。 登山道に入ると樹林帯の登り道です。やや傾斜はあるものの特段難しくも厳しくもない感じ。 土質が粘土質なところや、この時期だと落ち葉が降り積もっていて滑りやすい箇所があります。 樹林帯を抜けると岩が出てきます。最初の鎖場あたりからラクダのコブ(一つ目)となります。 【ラクダのコブ〜トマの耳】 今回は雨天でしたので鎖場はどこも油断ならない状況でした。 特に一枚岩が連続するような箇所は非常に滑りやすく、手がかりも乏しいので十分な注意が必要だと感じました。 少なくとも鎖場の基本を身につけている人でなければ厳しいルートだと思います。 個人的な意見ですが、自信がなければこのルートを下りで使用するのは避けた方が良いでしょう。簡単ではない鎖場ですし、大勢が登ってくるのですれ違うのもリスクの一つになるかと思います。 【トマの耳〜オキの耳】 特に危険な箇所もなく、少し下って登り返すとオキの耳です。 というかガスってなければ視界内にオキの耳が見えるかと思います。 【トマの耳〜肩の小屋〜避難小屋】 トマの耳から肩の小屋まではすぐです。 肩の小屋のトイレは冬期閉鎖中?扉が塞がれて使える状態ではありませんでした。 天神尾根方面の下りは、小屋からしばらくは木段が整備されています。 やがて岩の多い下りとなります。鎖場、ロープのある箇所も。 今回は雨でしたので岩は滑りやすく、少々気を遣いました。 山に登り慣れない人からすれば、険しいと感じるだろう道です。 途中、ザンゲ岩、天狗の泊まり場といった大岩あり。 距離にして1kmほど下ると避難小屋です。 【避難小屋〜ロープウェイ駅】 尾根の横腹をトラバースしていく道ですので傾斜はぐっと緩みます。 アップダウンもありますが、階段や木道が整備されており、誰でも歩きやすい道だと思います。 ただ、途中に花が供えられていました。こういう道でも事故は起こるということですね。 何があったのかはわかりませんが、楽そうな道にもリスクはあるということを忘れないようにしなければいけません。 |
その他周辺情報 | 猿ヶ京温泉 まんてん星の湯 http://www.mantenboshinoyu.com/ 土合からはちょっと遠いのですが感じの良い温泉施設でした。 |
写真
感想
[img]http://www.yamareco.com/uploads/photos/2945.gif[/img] [color=ff8c00]ダメだろ登っちゃ[/color]
しばらくの間、ちゃんとした山に登っていない。
いや、何を以って“ちゃんとした山”なのかは物議を醸すので置いておいて、要するに、余裕で登れるところばかりだったという感じだ。
で、久しぶりのちゃんとした山ということで谷川岳にやってきたのだが、天気予報では一日中ほぼ曇。
お昼に一時的に晴れ間もあるかもね〜くらいの予報だった。
これを鵜呑みにして、
(一日中空はどんより雲に覆われていて、たまに太陽が顔を覗かせる感じだろう)
と思ってしまったのが間違いの始まりだ。
現地についたら小雨が降っていたのに、これも、
(小雨というよりは霧だな、霧)
と軽く考えて予定通り出発。
本音を言えばあまり気乗りはしていなくて、なんなら中止にするか、という思いもあるにはあった。
しかし現地まで来てしまうとなかなか撤退の判断はし難いもの。
テンションが今一つのまま装備のパッキングをしたものだから、ザックカバー忘れたりスパッツ忘れたりと、持ち物の点でも不備が出る。
登り始めてみれば雨は一向に止む気配もなく、
「これはもう霧じゃないな。雨だわ」
遅ればせながら正常な判断が働くも、
「日本三大急登って言われるほどの急傾斜でもねえなぁ〜」
と、西黒尾根をディスって調子に乗り、この程度なら登れるだろうと過信する。
ハッキリと判断を誤ったと感じたのはラクダのコブに突入してからだ。
雨で濡れた岩場はかなり滑りやすい。
最初の鎖場を登り終えてから、
「もしも何かあったとしても、今の箇所を下るのはリスクが高過ぎる。もはや何があろうと登るしかない」
と認識した。
つまり撤退不能な状況になってしまったのである。
リスク管理の基本として、常にリスクから逃れ得る方法を確保することを考えるのであれば、今回は完全に失敗したと言える。
最良の選択は撤退だった。
何事もなく無事に下りてきた今でもそう思う。
あのコンディションの中、無事だったのは幸運だ。
十分なスキルのある人にとっては大袈裟に聞こえるのだろうが、我々のレベルからすればスリップして滑落していてもおかしくない状況だった。
なんで登ってしまったのやら、だ。
もはや登り切るしかない状況となれば、最善を尽くして登る以外にない。
三点支持の基本を守って慎重に。
おかげでかなり時間がかかってしまった。
しかしそのロスタイムのおかげで、ちょうど山頂にいる間に晴れ間に出会えた。
これはご褒美だったのかも知れない。
この晴れ間がもしも無かったら、感想は、
「谷川岳はとても白い山でした」
の一言で終わらせようと思っていたくらい、道中はガスまみれの山行だった。
天気悪い時は登らない、そのポリシーは守んなきゃダメだなあ。
まあ、今回は天候が急変した時の訓練だったと思おう。
[img]http://f.st-hatena.com/images/fotolife/w/wicket/20140720/20140720165100.jpg[/img][b]苦行でしかなかった…[color=228B22][/color][/b]
濡れている西黒尾根を登るのも濡れている天神尾根を下るのも苦行。
あの天候でも人が結構いたのには驚いた…。
晴れている時は渋滞出来るというし…。
雪の時はゴンドラにスキー客と登山客が詰め込まれて…と云うし。
晴天の空いている時があればまた行ってもいいかな。
黒パグ隊さん、こんばんは。
イングレスバカのちぃたろです。
私がスマホ片手に新宿を右往左往してる時に、黒パグ隊は大冒険だったんですね。
とにかく、ご無事で何より!
チラリズムもないよりはいいですが、行くならやっぱり「今日はスゴイの全部見せちゃうわよ?」の日に行きましょう。
おつかれさまでした。
グンマーのマモノにやられなくてよかった、よかった。
AG活動おつかれさまです。
このままLv15をめざすのではとワクワクして見守ってます(*´∀`)
晴れて乾いている時に行きたいです。
先に進んでもらったパティーの人達はズンズン楽しそうに進んでおられたけど…
「普段ならソコは立って歩いてると思うぞ」
とmizに言われながらパグ脚歩行したりしてましたん( ˘・ω・ ˘ )
「グンマーのナマモノ」と空目してしまったです。
『刺身とか食ってないのに?あれ?』
と返事どうしようと思ったらマモノでしたね。
この日同じルートで緑さんも登られていたかもしれないです。
登山口の色が変わり、帰りに取ったベースプラザにワンパンしていってくれました(笑)
あと、麓の町には朝はなかったうちの沿線で活動している緑さんのポータルがあって
同じ日に同じ町にいるとは…と驚きました。
こんばんは。
いつもならこの天候で登ることはないはずなのですが、今回はどうしちゃったのか、登っちゃったんですね。
一種の気の緩みというやつかも知れません。
こういう時に事故が起こるのかも。
ほんと、無事だったから良かったですが。
狛犬情報ありがとうございました。
我が隊が次回山行を計画中の山(゜ロ゜;
雪が先か…嫁と休日が重なるのが先か…
久しく家族と顔を逢わせてないぞぉ〜(>_<)
(み)&(も)さん!お疲れ様でした(^-^ゞ
お疲れさまです!
お忙しいですかね。
なおさん、多少無理しても壊れそうにないから心配無用ですかね(*´∀`)
西黒尾根…晴れた乾いた日に行って下さい。
ラクダの背なんて真っ白過ぎてしょんぼりですよ。
葉っぱが全部落ちて登り口からの道も天神尾根も晴れた日は気持ちよいかと。
真っ白い霧ションの中登って、なにやってんだかなぁ…と残念な気持ちしか残らなかったです。
こんばんは。
天気が良ければかなり気持ちいい景色が楽しめそうな雰囲気だけは感じました。
NAO-15さんたちが登るときには良い青空が広がっているといいですね。
ぜひ楽しい山行を!
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