霧氷もたっぷりの御池岳【コグルミ谷から鞍掛峠へ】
- GPS
- 14:02
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,299m
- 下り
- 1,306m
コースタイム
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 9:22
天候 | 曇り 【気温】 コグルミ谷登山口:0℃ カタクリ峠:−2℃ 鈴北岳:−6℃ 鞍掛道登山口:1℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【積雪状況】 新しい雪の供給がないため、硬い雪質で全線チェーンスパイクで 支障ありませんでした。(頂上付近で出逢った方の半数はスノーシュー を使用。) ・コグルミ谷:長命水から尾根にかかると積雪が増してきます。 ・カタクリ峠〜御池岳〜鈴北岳:たっぷりの積雪です。 (奥の平〜御池岳〜鈴北岳:素晴らしい霧氷の森が広がっていました。) ・鞍掛尾根:クマ池辺りまでたっぷりの雪です。 ・国道306号:極一部を除き雪はありません。 |
写真
装備
個人装備 |
チェーンスパイク:国道以外の全コースで使用
アイゼンとスノーシューは共に使用せず。
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感想
国道が通行止めになってアクセスが悪くなった御池岳だが、新年最初の
御池岳は恒例の国道65.8kmポストから取り付く予定で出発する。
冬期ゲートを抜けて積雪も凍結もない国道を歩く。夜が明けても空は
鈍色のままで粉雪が舞う中、犬返橋を過ぎ犬返谷の左岸尾根取り付き
ポイントに到着するが全く雪が無かったので、気が変わって今回は
積雪期の観察も兼ねてコグルミ谷から入山することにした。
チェーンスパイクを履いてカチカチに凍った登山道に入る。
冬のコグルミ谷に雪が続くようになり、長命水から尾根道に変わると
トレースは風に流され、積雪も多くなってきた。急斜面にジグザグと
付けられた道は雪に埋もれ、トラバースも危うい状態になってきた。
(冬のルートとして比較すると、急登にはなるが危険のない明瞭な
コグルミ谷の右岸尾根に軍配が上がりそうだ。)
ゆるい傾斜を選んでのほぼ直登で六合目に到着すると、流石にメイン
ルートの県境稜線だ、数本のトレースが残っていた。
せっかく背負ってきたスノーシューだがまだ出番ではないようだ。
七合目が近づくと絶好のアルプス展望地になるのだが、今回は視界の狭い鈍色の世界に包まれたままだ。目的地を決めかねたまま県境尾根に
上がるが相変わらず展望は無い、霧氷も無い。
ならば丸山からボタンブチへ廻って鞍掛尾根を下ろうと決め
頂上に向かう尾根へ入ると期待していなかった霧氷が現れ、やがて
全体が成長した霧氷の林になってきた。
頂上が近づくにつれ霧氷はどんどん濃くなるが、視界もどんどん悪く
なる。ホワイトアウトのようなボタンブチから諦めて頂上へ戻る途中、
突然雲の切れ間から青空が広がり始めた。
明るくなった奥の平、幸助の森辺りはたっぷりの雪に恵まれ、霧氷の森が
出来上がっていた。
散々じらされた挙句、突然目の前に広がる素晴らしい雪の景色。
時間的に余裕がなく、テーブルランドの周回に後ろ髪を引かれたまま
再び頂上に戻り、日本庭園から鈴北岳に上がると滋賀県側の明るい景色が
待っていた。
琵琶湖の対岸に並ぶ比良の山並み、輝くような伊吹山、霊仙山。
最後の最後に得られた展望のおかげで疲れた脚に元気が戻ってきた。
後は遅くなった食事を摂って、6km先のゲートまでゆっくり戻っても
明るい時間に着けそうだ。
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