【木曽山脈 最北端】塩尻峠-善知鳥峠-霧訪山-牛首峠-坊主岳-奈良井宿
- GPS
- 23:00
- 距離
- 45.1km
- 登り
- 2,924m
- 下り
- 2,809m
コースタイム
- 山行
- 10:00
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 10:20
- 山行
- 9:33
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:33
天候 | 11/21 11/22 時々 11/23 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:路線バス 権兵衛橋 09:00-10:05 塩尻駅前 中央本線 塩尻 10:09-11:39 甲府 中央本線 甲府 11:40-13:16 高尾 【高速バス】アルピコ交通 新宿-松本線 https://www.alpico.co.jp/access/express/matsumoto_shinjuku/#timetable 【路線バス】塩尻市地域振興バス すてっぷくん 楢川線 http://www.city.shiojiri.nagano.jp/kurashi/sinkobus/rosen-zikoku.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
・塩尻峠〜善知鳥峠 登山道なし 塩嶺高原別荘地内は舗装されているが道標はなし ・善知鳥峠〜霧訪山 一般登山道 ・霧訪山〜牛首峠 テープは随所にあり、部分的に登山道がある。 牛首峠に近づくにつれて道標は雑になってくる。 ・牛首峠〜坊主岳 ところどころにテープや踏み跡あり 南下していくにつれて笹が濃くなる。(1782三角点付近が一番激しい) ・坊主岳〜イノコ沢登山口 一般登山道 |
写真
感想
そろそろ八ヶ岳と中央アルプスの間の稜線を繋ぎたいと思ってきたので、
一緒に歩いてくれる人がいなさそうなマイナーな場所で、とりあえず無雪期でも
歩けるところから始めてみることにしました。
新宿駅西口から松本行きの最終高速バスに乗り、長野道みどり湖で下車しました。
適当に幕営適地を見つけて、夜明けを待ちました。
【1日目】
旧中山道で旧塩尻峠まで進みました。
昔からの峠越えの道なので、旧所名跡がいくつもありました。
塩尻峠には歩道橋があり、安心して横断できました。
中部北陸自然歩道に沿って進んでいき、防空監視哨跡登ってから右折して別荘地の中へ入って行きました。
別荘地内は道路が分かりにくかったので、場所によっては道路から外れて尾根伝いにくだりました。
別荘地を抜けると舗装路が終わり、1096.3m三角点のある大沢山へ登りだしました。
登山道はないと思っていましたが、鉄塔の管理道がありました。
山頂には標識はないものの、三角点はしっかりとありました。
善知鳥峠への下りは踏み跡が分かりづらかったです。
峠には分水嶺という看板がありましたが、看板を掲げていた店は閉店しているようでした。
善知鳥峠から霧訪山へは一般登山道となりました。
登山口には駐車場やコースガイドの看板がありました。
踏み跡は明瞭で、道標も多く、迷うようなところはありませんでした。
大芝山の山頂は展望はなく、地味でした。
次のピークの"たきあらしの峰"は鉄塔の真下だったので、刈払いされていて展望がききました。
歩きやすい道を進んでいき、最後はちょっとした急坂を登り切ると霧訪山でした。
山頂には二人組と単独行の登山者がいました。
ちょうど12時だったので、昼食を取りました。
単独行の方に話しかけられて、霧訪山が長野県民にはメジャーな山だということを教えてもらいました。
この日は牛首峠まで行くことを伝えると、過去に何度も霧訪山に登っているが、
そんなところまで行く人に会ったことがないとのことでした。
昼食を終え、出発しようとしたところで、小さな子供連れの家族も登ってきていました。
この先は道標が続いているものの、徐々に踏み跡が薄くなってきました。
それでも"えぼし"に道標があり、その先は茸山の境界を示すテープが付けられていたので、迷うようなことはなさそうです。
1298.3三角点のある駒沢山には山頂標がありました。
地形図では東側から道が伸びているようでしたが、そちらへ下っていく案内標識は見受けられませんでした。
この先はドンドンと踏み跡が薄くなっていき、テープが付けられているものの、ほぼ廃道でした。
1338mピークを過ぎると、再び踏み跡が現れ出し、牛首峠下降点も分かりやすかったです。
せっかくなので、1393.1m三角点にも寄り道しました。
駒沢山の標識では南側方面に牛首峠と桜沢山の表示があったので、おそらくここが桜沢山だと思います。
牛首峠下降点まで戻り、わかりやすい踏み跡をたどりながら下っていきました。
牛首峠には落ち葉を集めている地元の人がいました。
峠の脇には駐車場があり、幕営可能なような気もしましたが、車で来れる場所に幕営するもの気が引けたので、1347mピークまで登ろうと思いました。
1347mピークの東肩まで来たところで日の入りの時間を迎えたので、幕営することにしました。
【2日目】
日の出とともに出発しました。
やや稜線からズレていますが、1347mピークにも立ち寄りました。
山頂には特に標識等はありませんでした。
そのまま、稜線上に西へ下っていきました。
林道終点には木でできたバリケードのようなものがありました。
もしかしたら、林道は南側へ道を繋ぐ予定があったのかもしれません。
序盤はササヤブは少なく、高くても膝丈のササヤブを進んでいきました。
標高が1600mを超えてきたあたりから徐々にササヤブ深くなってきました。
1764mピークからは背丈を越えるようなササヤブになり、
ヤブの中を進んでいくと、足をすくわれることも頻繁にありました。
1782.5m三角点には中央分水嶺を歩いている人の標識がありました。
1851mピークから鞍部へ下って行くと、ガスの中に薄っすらと坊主岳が見えてきました。
1840mから2段階で100mの高低差を急登で稼いでいきました。
急登箇所は尾根が痩せており、登山者が一極集中して通る為か、ここだけ踏み跡が明瞭でした。
1950m近くまで登っていくると平坦になり、ササヤブも薄くなりました。
ガスがなければ大展望と思われる、なだらかな稜線を進んでいきました。
日没前には坊主岳の山頂に出られたので、山頂で幕営することにしました。
辺りはガスにまみれていましたが、テントを張り、日が沈んで行くなかで食事の準備をしていると、逆に明るくなっていきました。
食事が終わる頃にはガスが晴れ始め、月に照らされた仏谷や経ヶ岳、木曽路の夜景が見えました。
【3日目】
ここから先へ経ヶ岳方面に稜線はつながっていますが、
インターネット上ではあまりにもヤブが濃いと書かれており、
1日で歩けるかどうかが分からなかったので、ここから下山することにしました。
山頂から5分ほど下ると、経ヶ岳への道と思われる分岐がありました。
いつかは歩いてみたいと思いながら、ドンドンと高度を下げていきました。
あっという間に500mの高低差を下っていき、1429.1m三角点のある小坊主岳につきました。
軽く休憩し、なおも明瞭な登山道で高度を下げていくとイノコ沢登山口に着きました。
朝露で濡れたレインコートをザックに詰め、奈良井宿へは舗装路歩きでした。
交通量は少なく、怖い思いもせずに歩けました。
奈良井宿に入る直前で、ミニサイズの路線バスが停まっているのを見つけ、
行き先を見ると、なんと塩尻駅前と書いてありました!
事前に調べていたものの、どうせ時間が合わないだろうから中央西線で帰る予定でしたが、
思いの外、タイミング良くバスに乗車できることになったので、塩尻駅まで乗車しました。
乗客は意外と多く、10名ほどは乗っていたような気がします。
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