大菩薩嶺-石丸峠
- GPS
- 06:46
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 704m
- 下り
- 715m
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:35
9:09 上日川峠
9:34 福ちゃん荘
10:38 雷岩
11:05 大菩薩嶺
11:28 神部岩
11:49 賽ノ河原
11:59 親不知ノ頭
12:30 大菩薩峠
12:47 熊沢山
13:54 石丸峠
14:54 小屋平バス停(石丸峠入口)
天候 | 快晴のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。 これからの時期は積雪によるぬかるみ、そして凍結へと変わります。 ひとまずスパッツはつけた方がいいでしょう。 既に積雪があります。念のため軽アイゼンは携行した方がいいかもしれません。 |
写真
感想
この秋すっかり嵌ってしまった小金沢連嶺。
東京からのアクセスも比較的よくて、しかも中央線沿線としては破格の山様。
富士の眺めは勿論、七色変化の稜線の道には心底魅了されました。
大菩薩峠から石丸峠までが繋がっておらず、
別に大した距離ではないと思いながらもなぜか強烈に心残りで。
それもそのはず。
石丸峠から眺めた目の前の熊沢山。美しい山容で、心残りだったのです。
あれを歩んでいないのはあまりにも口惜しい(笑)
大した距離ではないし、せっかくだから大菩薩嶺を回ろう。
それなら連れを誘って足代割り勘作戦が成立します。
林道の開通期間ギリギリで踏破できます。
しかも日本海に爆弾低気圧が通過した翌日だから、快晴も見込めます。
またしても、絶好の条件が揃ってしまいました。
大菩薩を回るにしても、繋ぎたい距離はコースタイムで1時間もありません。
上日川峠からですし、標高差もわずかです。
大菩薩へは、未踏だった唐松尾根を登ることにしました。
これまで3回とも大菩薩は丸川峠経由でした。
標高差のあるハードルートで考えると大菩薩は高みなのですが、
今回のルートはかなり拍子抜けでした。
というか、一般的なルートはこちらなのですね(^^ゞ
気軽なハイキングルートという認識が全くなかったので、結構新鮮でした。
家族連れに、小さいお子様も多かったですね。
考えてみれば、これまで3回とも丸川峠だったのは、厳冬期だったからです。
林道閉鎖ですから裂石から登りますし、手軽なルートではなくなります。
その認識しかなかったから、ですね。
雪の大菩薩は大好きですが、秋の雰囲気もいいですね。
しかし高山の装いは既に冬。
今回も撮影には絶好の条件でしたが、奥秩父も雪化粧ですっかり冬でした。
足元にはわずかながら雪があり、季節の移り変わりの早さにも驚かされました。
大菩薩嶺の山頂も一応登頂。
まあ、誰しもそんな感じですね。
ハイライトが雷岩からの絶景だとは、皆さんご承知の通り。
高山の撮影では、やっぱり冠雪は大きな要素ですね。
真っ青だったそれまでの夏山にはない、強烈なコントラスト、浮き出る立体感。
似たような条件で撮影しまくっていた高山を時間を追って眺めると、
その雪加減でこうも変わるものかと、驚きました。
「やはり、富士は、雪が降らなければ、だめなものだ。」
太宰治の言葉が、今更ながら納得できます。
これ程賑やかな大菩薩も初めてです。
いささか拍子抜けではありましたが、悪くはないですね。
考えてみれば、夏は避暑地としても利用できる高さなんですよね。
高尾山と同じような感覚で登れるのに。
さて、賑やかな大菩薩峠を離れて石丸峠へ。
些細な理由ですが、登山は結局自己満足の世界。
その目的を果たすべく、熊沢山に登ります。
この山、少し様子が変わっていますね。
小金沢連嶺にしては珍しく、岩がゴロゴロしていて、山の形も整っています。
もしかして、ここだけ火山?
調べてもわからず、想像の域を出ませんが。
熊沢山の山頂を一応踏んでみたくて付近を散策しても、特に何もなし。
仕方なく、南斜面の中腹で、昼食タイムとしました。
さて、石丸峠。
稜線の道とは十字路になっておらず、牛の寝通りには少し距離がありました。
ちょっとだけ歩いて、無事に小金沢連嶺を完全踏破できました。
下りはそのまま戻って上日川峠へ。
眺めのいい南斜面から日差しの温かいカラマツ林を経て、
渡渉の連続するモミの木の森。
無事に上日川峠に戻りました。
大菩薩に対する先入観が支配していたのでしょうね。
意外な発見でもありますが、自分の視野の狭さでもあります。
まだまだ知らないことだらけです。
史上最長の小説を目指して執筆されたそれにも何となく興味が出て、
少しかじってみようかなどとも思いましたが、それは丁重にご辞退。
やっぱり、事実は小説より奇なり、です。
実際に歩いてみないと何もわかりません。
小金沢連嶺こそ、その典型でしたね。
そんな山の魅力を存分に味わった秋の山行でした。
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