御池岳・コグルミ谷〜鞍掛峠
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
![](https://yamareco.org/include/imgresize.php?maxsize=90&crop=1&fname=%2Fuploads%2Fypd81f8a2cf3d44b7.jpg)
- GPS
- 06:46
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 891m
- 下り
- 888m
コースタイム
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 6:44
天候 | 晴れ、スタート時8.5℃、御池岳4.5℃、鈴北岳2.5℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
尚、コグルミ谷登山口はR306の鞍掛峠の約1km手前にあります。ここにも駐車スペースが若干台分ありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コグルミ谷ルートは木製階段などで整備されていますが、所々に狭隘なトラバースもあります。そこそこ急登に見えるところもありましたが、段差はそれほど大きくありませんので、楽に登れました。 また、気温が低かったこともあり、霜が融けずに残っていたため、泥濘化することもなく歩きやすかったです。 カタクリ峠(六合目)から主稜線となりますが、落葉が大量にあり踏み跡を見失うことがありました。 御池岳に近づくに従い、泥濘化が進みスリップの危険が増しました。日中はテーブルランド全体で泥濘化が進みました。御池岳(丸山)から鈴北岳へのルートは山頂部中心にロープによる規制がなされ、道迷いは皆無と思われます。昨年まではどこでも通れる状況でした。 鈴北岳から鞍掛峠への稜線の下りも昨年までの最難関区間(泥濘によるスリップ)は木製階段の整備により、安全(快適)に通行できるようになっていました。 標高900Mから下は、ドライな路面となり、それまでの泥濘が嘘のような環境になりました。逆コースの場合は上に行くに従って泥濘が進むと覚悟すべきです。 |
その他周辺情報 | 登山ポストは鞍掛トンネルからお地蔵さんのある鞍掛峠への登山道に入り、一段下がったところの鉄製の橋を渡ったところにあります。 コグルミ谷の登山口に登山ポストはありませんでした。 トイレは鞍掛トンネル、コグルミ谷登山口の両方ともありません。 |
写真
踏み跡を辿ると御池岳(丸山)への最短ルートに向かいます。
少し進んだところで、シンの谷方向との分岐が見えました。
シマリスに会いたい場合は、地形図の破線ルートを進むのだと思います。
感想
昨年に引き続き、ヤマビルが姿を消し、R306の冬季閉鎖までの短い期間限定の御池岳(テーブルランド)を目指しました。
今回は、昨年までは災害で不通となっていた”コグルミ谷ルート”を選びました。
コグルミ谷登山口はR306沿いにありますが、駐車スペースは極小で、多くの方が鞍掛トンネルにある駐車スペースを利用して、R306を約1Km下ってのスタートをしておられました。
登山口に着くと、嫁はんが「上から登山者が下りてくる。」と云います。初めはテーブルランドで幕営された方が下りて来られたと思いましたが、嫁はんの指さす方向は崖状の斜面の上です。その方が動かれると、高い頻度で落石も起こっています。
上から、「先に通って下さい。」と声がして、それに従うと、連れの方が待っておられました。私が「バリエーションルートの開拓ですか?」と聞くと、連れの男性は、「登れるか試しただけです。」と嘲笑気味に話されました。
さて、コグルミ谷ルートは初めてですが、登りはじめから急登気味です。谷コースなのでトラバースが中心となります。災害不通から整備が進み、木製階段も設けられ歩きやすいルートとなってました。
長命水、五合目と過ぎ、六合目(カタクリ峠)で主稜線(三重県と滋賀県の県境)に出合います。
主稜線ですが、この時期は落ち葉が多く踏み跡が消されてありません。地形的に見て、ここが登山道と思われるルートを辿りましたが、七合目手前で明確な別な踏み跡があることに気付きました。
七合目からは地形図の破線ルートは県境伝いに延びていますが、実際の踏み跡は大きく南側に迂回するルートとなり、八合目の先で再び合流するようになっていました。
八合目で途中、道をお譲りした三人パーティが休憩されていましたので、「リスに会えると良いですね?」と申し上げて通り過ぎました。私たちもシマリスに会えればと思いこのルートを選びましたが、実際の登山道は御池岳への最短ルートに出来ていました。
そのルートを進みはじめてすぐに、鈴北岳方面への分岐が見えましたが、シマリスの生息地帯を通ると大きく迂回し、重複してルートを刻むことになるためシマリスを諦めて最短ルートをそのまま進むことにしました。
八合目から上は、泥濘化が進み歩きにくくなりましたが、スリップすることもなく私たちとしては意外なほど早く、山頂へ辿り着くことができました。御池岳(丸山)は鈴鹿山系の最高峰ではありますが、ここを目標に登るということが少ないピークとの認識です。テーブルランドを散策するルート上の一つのポイントという位置づけのようです。
私たちも、奥の平、ボタンブチと巡り、風除けが出来そうな南側の岩陰で昼食を取りました。昼食した場所からボタンブチ方向が見えましたが、別方向(北西方向)からハイカーが複数出てきて、ボタンブチ方向へ歩いて行かれるので、丸山を経由せず日本庭園へ抜ける周回路があるはずと睨んでいたので、食後にそのルートを進んでみました。
踏み跡は薄いながらもあり、池に通じていました。後で”風池”と知りましたが、凍結した池まで続き、その後は踏み跡が発見できませんでした。安全策を取り、食事場所へ復帰し、丸山経由での日本庭園を目指しました。
丸山からの下山路はロープで明確にルートが指示されており、迷いようがありません。昨年まではどこでも好きなところが通れる状況だったのですが、自然保護の観点からは必要なことかも知れません。
ここからは、二年連続して通るルートなので安心して歩くことが出来ました。鈴北岳から鞍掛峠への稜線の下りも泥濘化でスリップが怖かったのですが、木製階段により整備されていたので、事なきを得ました。
鈴北岳で気温は2.5℃を示していました。全体的に気温が低いこともあり、私の発汗も抑えることができ、先週の竜ヶ岳とは大きな違いで、水分の消費も少なくてすみました。もちろん、痙攣に襲われることもありませんでした。
下山後は、いつもの阿下喜温泉・あじさいの里へ直行し、その後は先週と同じ至福のコースです。
先週は車中後泊をしてゆっくり帰りましたが、今回はその必要はなく、それほどの睡魔に襲われることなく無事、名古屋に帰り着きました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する