吾妻連峰 スノーシューで行く 一切経山


- GPS
- 56:00
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,347m
- 下り
- 1,347m
コースタイム
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 5:40
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 7:05
天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れ 3日目 曇りのちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
福島駅~花月ハイランド前 840円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
賽の河原~湯の平~慶應吾妻山荘分岐までルート印が少ないので難しい。 |
その他周辺情報 | ●花月ハイランドホテル 入浴料金 900円 シャンプー、ボディーソープ、ドライヤー有り 女湯には、クレンジングオイル、化粧水、乳液有り |
写真
感想
前回の吾妻はスキーを利用して行ったが、モコモコさんは靴擦れ、山人は靴が合わず痛かった。正直、苦痛を我慢しながら山活動するスキーには気が向かないので今回はスノーシューで行くことにした。
当初の計画では大倉深沢左岸尾根を使って谷地平へ往復する3泊4日の計画だった。しかし新雪がどっさり積もった後ではやはりスキーに軍配があがりスノーシューでの行動の限界を感じた。
並外れた体力を持つ人は別として、自分自身の体力では全く刃が立たない。それに装備に関しても余計なものを持ちすぎという点も大いに反省しなくてはならない。何とか次の山行に生かしたい。
さらに追い打ちを掛けるように今期最強寒波が襲来するというので2泊で切り上げて逃げ帰ってきた記録である。
●1日目●●●
▲花月ハイランドホテル~スカイライン横断▲
福島駅から路線バスで花月ハイランド前まで運んでもらう。
数日前に降り続いた雪がだいぶあるようだ。いつものホテルの脇の細い道路は除雪されておらず誰も歩いていない。
スノーシューの浮力はどんなもんか試しに踏み入れてみることにした。
膝下位沈み込む。これはやばい。
ザックの重さは体重計が壊れてしまったので測れない。モコモコさんは個人装備しか持たないので基本その分を背負うことになっているため20キロ位はあるかと思う。それにしてもスノーシューの力はこれが限界なのかと不安になる。
という訳で遠回りになるが除雪されているスカイラインを歩くことにした。しばらく歩くと車も通れなくなりスキー、スノーシュー、ワカンの世界となった。冬期封鎖ゲートを脇から越える。
登山道ポストの場所から綺麗に踏み固めたトーレスが続いている。
新幹線と路線バスを乗り継いで来ているので出発時刻には10:20と遅い。先行者のトレースに、感謝しながら歩きスカイライン横断点でいつもの休憩。
▲スカイライン横断~井戸溝▲
不動沢分岐の当たりで先行者の2人パーティーに追いついた。お話しすると慶應吾妻山荘の関係者と高校生達が大勢(10名以上)で先行していると言うことだった。高速道路のようなトレースの謎が解けた。
その後も慶應吾妻山荘泊まりのパーティーと前後しながら進んだ。
井戸溝に着くと、先行者は橋を迂回するように進んでいた。我々は登山道通りに橋を渡って進むことにして、50メートルほど試しに新雪をラッセルしてみたが膝上ほどで体力消耗が激しい。
因みにモコモコさんはラッセル要員には含まれません。常に後ろを付いてきます。
▲井戸溝~慶應吾妻山荘手前▲
その後もトレースは慶應山荘へ向かって確実に延びている。慶應山荘分岐まではトレースを利用して行けたとしてもそこから先、日没後も行動して家形山避難小屋まで行ける問題の雪質ではないと判断。早めに行動終了することにした。
16:00過ぎに行動を打ち切りテントを張った。
今年冬期初のテント設営。良い訓練となった。
それにしても我々は二人だったら、賽の河原までも行き着かず終わっていただろう。先行者に感謝あるのみ。持ってきたお酒も飲まずに早めに寝た。
●●●2日目●●●
▲慶應吾妻山荘手前~硯石分岐▲
風もなく雪も降らず穏やかな朝を迎えた。冷え込みもない感じで寒くなかった。
5:00起床。7:00前には出発するつもりだったが、いつも通り予定より遅れて7:30に出発した。15分ほどで慶應山荘分岐に到着。ちょうど山荘を出発した方と会う。皆さん早朝から五色沼へ向かっているとのこと。
▲硯石分岐~家形山避難小屋▲
硯石分岐から先、家形山避難小屋方面はノートレース。
一歩足を踏み入れた途端ズズズズと沈む。
結局ここから雪と格闘すること1時間45分かかって小屋に到着した。これが自分たちの力。谷地平は遠く遥か先の別世界、諦めもついた。
素晴らしく天気が良いので、気分を切り替えて一切経山を目指すことにした。モコモコさんは小屋の環境整備作業を進めるということにした。
▲家形山避難小屋~硯石~五色沼分岐~一切経山▲
一切経山までは硯石分岐まで来た道を戻り、すっかり出来上がったトーレスを進んだ。五色沼に到着。
五色沼斜面を、下山中のスキー4人パーティーがトラバースしている。その間一切経山へ向けての休憩した。そのままトーレスを利用させてもらって一切経山の登りに入る。
大岩の手前のスノーシュー脱着ポイントで単独男性が下山準備をしていた。私もスノーシューを脱ぎながらしばらくお話しした。
前回より来たときより天気が良くて遠くの山々まで見渡すことが出来た。風も弱かった。
厳冬期でこんな日は珍しい。最高の気象条件だった。
▲一切経山~五色沼分岐~がんちゃん落とし~家形山避難小屋▲
山頂を後にしてモコモコさんの待つ小屋へ向かう。五色沼分岐からはがんちゃん落としを下ることにした。一応モコモコさんにはここを下るとメッセージを送った。
雪崩が怖いので上部は樹林がある右岸よりを下った。傾斜が緩んでからの広い斜面になってからはグイグイ歩くと小屋に到着した。時刻にして10分ほどだった。
モコモコさんもモコモコ成りに頑張ったようで、すぐに小屋生活が始められるように準備が進めてある。ありがたい。お陰で一切経山の山頂を踏むことに専念出来た。
貸切の夜となった。山の神様に感謝して静かな夜は更けていった。
●●●3日目●●●
5.00起床。今日はどんより曇り。
谷地平どころか全くピークを踏んでいないモコモコさんの為に、本日は家形山の山頂を一緒に目指しその後、小屋の環境整備に汗を流してもう1日小屋にお世話になるというプランもあった。
しかしモチベーションが上がらず、今季最強寒波が襲来するということもあり下山することにした。
途中、慶應吾妻山荘の様子を見に行った他は寄り道もせずに、元来た道を辿って下山。花月ハイランドホテルの温泉で汗を流して帰った。
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