■雪と絶景ならココ☆ドピーカン【小遠見山】下界を忘れる雲上散歩♪
- GPS
- 04:57
- 距離
- 5.0km
- 登り
- 481m
- 下り
- 477m
天候 | 快晴 無風 昼過ぎまでずっと雲海 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
この日の駐車場までの道は雪は無くドライ。少し凍結箇所あり。 冬用タイヤでどうぞ。 トイレあり。 ゴンドラテレキャビンはこの時期は8:15が始発で下り最終16:30。 晴天でも風が強いと運休になるので注意。 この日は大人一人往復1800円でした。手荷物10坩幣紊200円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪期のように雪がまだ固く締まっている状態ではないので、ツボ足orアイゼンだと踏み抜き地獄かも。 ワカンorスノーシューがあった方がよいと思います。 雪の状態によってはアイゼンとピッケルも要ります。 風を避ける場所がないので強風時は注意。 登山ポスト&トイレはゴンドラを降りた駅にあります。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
地図
ピッケル
コンパス
笛(ザック付属)
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
手袋(3)
細引き
スマホ
12本爪アイゼン
ハードシェル
防寒着(2)
ストック
水筒
時計(高度計付)
非常食
財布
折りたたみ座布団
サバイバルシート
帽子・サングラス
雪山用スパッツ
バラクラバ
ネックウォーマー
スノーシュー
|
---|---|
共同装備 |
バーナー
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ(2)
コッヘルセット
ボンベ&バーナー
レジャーシート
ライター
アーミーナイフ
ウェットティッシュ
携帯簡易トイレ(2)
ツェルト(2人用)
ハンディGPS
|
備考 | スノーシュー |
感想
雪が必ずある場所を求めて。
前回、前々回と本命にフラれ続けてしまったので、
今回は失敗のないよう確実に雪が楽しめる北アまで足を伸ばしました。
もろちんスタッドレス車で。
四度目になる白馬五竜スキー場。
一度目はゴンドラが強風で動かず、登山は諦めてゲレンデスキー。
二度目は残雪期快晴の小遠見山。
三度目はゲレンデスキー目的で。
スキー場の下部は全然まだ雪がありませんが、アルプス平まで上がると雪はあるというので今回は初めてのスノーシューで再び小遠見山まで登ることにしました。
ザックにスノーシューを括り付けて担ぐとその重さに驚き。。。
やはりワカンとは比べものにならないくらい重い。
12本爪アイゼン、ピッケルも外せないアイテムなのでスノーシューを楽しむにはこの重さに慣れるしかない。
8時15分からゴンドラ運転開始。
スキーヤーやボーダーだらけなので少しゆっくり目に準備した。
ゲレンデには雪がほとんどない。
ガスも立ち込めていたりして、天気大丈夫か?と思ったけれど、雲の上に出ると綺麗に晴れていた。
アルプス平。
登山の恰好してると浮くんですよねw
それにしてもボーダーの多いこと。
とりあえずそのままゲレンデの端を登り始めましたが、雪面が少し固めだったので途中からスノーシューを装着しました。
ベルトの装着も簡単で思っていたよりしっかりしてる。
背負っているとあんなに重かったのに、脚に装着すると重さをほとんど感じないという不思議さ。
装着感まるで無し〜♪で、思っていたよりずっと快適に歩けそう。
スノーシューの爪もしっかり雪面を掴んでる。
途中一人のスキーヤーに「どこまでいくんですか?」と聞かれ、「小遠見です」と答えると「へ〜、小遠見か〜。気を付けていってらっしゃい」と言われました。
山やってる人なのかな?
地蔵の頭(以下地蔵)真下までボーダーたちを避けながら歩きつく。
地蔵を左に巻くコースにはロープが張ってありましたが、登山の恰好した私たちを見てリフト係員の人が「地蔵直登してもいいけど、巻くならそっちから」とロープ外に出るよう声かけしてくれました。(スキーヤー&ボーダーはロープ外立入禁止)
暑くなってきたので衣類調整していると後ろから5名ほどの登山者の姿。装備からして五竜岳往復かなという感じ。
挨拶だけ交わす。
さー、行くぞー。
トレース通りに歩きます。
雪がまだまだ少ないので、樹々が邪魔〜。
もっと雪が積もればこの樹たちも雪の下で冬眠なんだなぁ。。。
地蔵を巻き切ると、緩やかな登りが始まる。
スノーシュー、まったく問題なし。
というか、履いている感じがほとんどしない。
こんなに快適だったとは。。。
スノーシューでもめり込む雪面。
この季節、ツボ足アイゼンだとキツそうな感じ。
登るにつれて、周りが雲海に包まれていることに気づく。
すごい〜。。。
下界がまったく見えず、白い雪を被った山だけが雲の上に浮いている。
その雲のずっと上を歩いているのは私たち二人だけ。
しかも真っ青な空と眩しい太陽の下。
まるで雲の上の神さまになった気分だw
これだから、、、やめられません。。。
一ノ背 髪を過ぎると雪質が変わりました。
新雪でトレースもほとんど消えている。
あるのはウサギたちの足跡。
もふもふ感がやっと味わえました。
見えるのは五竜岳、そして雲海。
その雲海のはるか向こうに戸隠、高妻、妙高などが浮かんでいる。
二ノ背 髪直下の登りは急だった。
ヒールリフターの威力の見せ所。
面白いようにスイスイ登れる。
すごいな〜。
これ、ワカン&アイゼンより楽に登れるよ。。。
そして山頂。
雪がまだ少ないことで、以前雪に埋もれて見えなかったものが目に入る。
ベンチがこんなにあったのか。
三角点と慰霊碑もあったのか。。。
そして目の前には変わらず美しい鹿島槍ヶ岳がどーーん!
君はいつ見ても美しいね〜。。。
山頂からの眺めを堪能しつつ、お昼ご飯の用意をする。
それにしても誰もいない。
誰もこない。
地蔵の下で会った登山者たちはとっくに私たちを追い越していってもいいくらいなのに全く姿を現さない。
こんなに素晴らしい絶景なのに?
こんなにも快晴無風なのに??
あの登山者たちはどこへ行っちゃった?
浅間山、八ヶ岳なども雲海に浮かんで見えてる。
爺の向こうには槍ヶ岳の小槍さえもはっきり見える。
真っ白な雲海で下界がまったく見えない。
下界での煩わしいことなんて今だけは忘れてしまいなさいと言わんばかりの世界。
この雲上の世界に広がる絶景を堪能しながらカップ麺を静かに啜る。
2人占めの小遠見山。
結局誰一人として登ってくることはなかった。
下山しよう。
スノーシューでの下り。
初めての経験になる。
急斜面もあったりで、ドキドキしながらカニのように一歩ずつ下った。
何かに引っ掛けたりして転ばないよう必死。
場所によってはそのまま滑落事故に繋がってしまう。
まだ雪がやわらかいからマシだったけれど、固い雪面だとかなり難しいと思う。
練習も必要だけど、その時々の状況に応じて面倒くさがらずにスノーシューからアイゼンなどに履き替えることも必要だと改めて思った。
帰る頃には、あんなに広がっていた雲海がすっかり消えてしまっていた。
下界が私たちをすんなりと迎え入れてくれる。
本当は帰りたくないけどね〜w
夢の世界から現実に引き戻された感じ。
地蔵まで戻ると、朝見かけた登山者たちがいた。
地蔵付近でテントを張って雪訓??だったみたい。
この日のコンディションはツボ足では雪に埋もれてとても歩きにくそうな感じだった。
ゲレンデの隅っこをスノーシューで下ってアルプス平まで戻る。
前回、前々回と色々あって実現できなかったけれど、
今日はばっちりスノーシューの練習ができて大満足だった。
もっと雪が降ってくれれば、、、スノーシューで登りたい山がいろいろとあるのになぁ。。。
今年の冬はどうなってしまうんだろう。
-----------------------------------------------------
今回はMyスノーシューデビューです。
以前一度入笠山でレンタルしたことがありましたが、そのときの使用感があまりにも良くなかったので今後もスノーシューは無いな、ワカンでいいやと思ってました。
(ま、レンタルなので安物のスノーシューでした)
でも以前磐梯山の急登で思いっきりスノーシューに追い抜かれたこと、日光白根山で雪に埋もれて身動き取れなくなったときにスノーシューに軽々と追いて行かれたこと等を経験し、機能の優れたスノーシューなら欲しい!と思い、やっと手に入れた次第です。
背負うとやはりワカンよりずっと重いですが、脚に装着するとその重さはまったく感じないほど軽くびっくりでした。
今後も雪のたっぷりあるお山での活躍を期待したいです。^^
mizutamariきゅん❤yukidamariさん、こんばんは〜
コメントご無沙汰しています
mizutamariきゅんの日記で『スノーシュー買ったんだぁ』と思ってたのですが、いよいよその実力を試して来たのですね〜
私ははじめからスノーシューだったのでワカンとの比較ができないのですが、やっぱりそんなに違うのですねー。
お二人の雪山登山がますますヒートアップしそうですね(*` 艸 ´)
それにしても小遠見はやっぱりよい眺めですねー
私も夏を思い出しながら拝見しました
今年は雪が遅いと聞いて、いつスノーシュー履けるかなぁと思ってたのですが、北アルプスまで行かないと、まだ十分な雪はなさそうですね
けどやっと『そろそろ雪山の計画たてようかなー』という気分になれました
でわでわ
おはよう〜!
コメントありがとうございます。
早速スノーシューを試してきました!
西吾妻山でalgaeきゅんがカッコよくノーシューで歩いているのを見て欲しくなったのも理由の一つです〜w
ワカンは背負っても軽いのでガンガン行動するにはいいんですけどね〜。
今季はスノーシューをいっぱい楽しみたいです。
今の時点で雪が十分にあるお山が限られているので
早く雪いっぱい積もって欲しいですね〜。
ミズさん
なんじゃーこれ!という超絶・絶景でしたネ
私が「絶句っ句」を発動するのは滅多にないんですよ?
針ノ木の山頂以来、やっと2回目ですから。なるべく使わないようにしてますんで。
「単純な快晴」じゃなく、雲海を見れるあたりも、凄くラッキーでしたネ。
にしても空が青いこと!
「晴れの北」の実力を改めて思い知りました。
ボーダーに占拠されつつあるスキー場・・・スキーが過去の遺物になりませぬように!
おはようございます。
コメントありがとうございます。
「絶句っ句」発動されましたか?
まだ雪が少ないので、もっと積もればさらに「絶句っ句」です。
深〜い青い空に今季も会えました〜。
この日の予報はヤマテンでは五竜、鹿島槍は快晴。
tenki.jpでは麓の天気が曇り後晴れだったのでそれが「雲海」ってことだったのだなぁと後で思った次第です。
スキー場はボーダーばかりでした。
若い人はスキーよりボードなんですねぇ。
私はどちらもろくにできませんが、スキー派ですが。
mizutamariさん こんばんは〜
今日はスノーシューハイク、満喫出来たみたいでいいですね
スノーシューを履くと直線的に登って行けて楽しいですよね。
ただ下りはちょっと手こずるかもしれませんが、膝をうまく使ったりなんとかなると思いますが、私も手こずってますね
ワカンとスノーシュを状況に合わせて使い分けると良いみたいと言いますね。
mizutamariさん達にとっては強い味方ができ、行動範囲が広がりますね。
日曜日、山友さん達といつも行く梵珠山にスーノーシューを持参して行ってきたんですが、残念なことに使う機会がありませんでした。
八甲田ならもう冬山になっていて、スーノーシューが使えるみたいです。
天候に恵まれたら挑戦したいです
おはようございます。
コメントありがとうございます。
やっと雪山でスノーシューを試すことができました!
コレいいですね!
スノーシューで行けるお山にどんどん行ってみたいです。
急な下りは今回怖いって初めてわかりました。
スノーシュー同士を引っ掛けて転びそうで。。。
梵珠山のレコ拝見しましたよ。
そちらでも雪は少なめなんですね?
冬の八甲田行きたいです。
飛行機で日帰りとか・・・企てちゃったりして(ヾノ・∀・`)ナイナイ
鹿島槍!五竜!
めっちゃかっこいいですね!!!
こりゃ必ずいつか遊びに行くことにします♪情報ありがとう(^^♪
しかし青空と雲海で素晴らしいロケーション、スノーシューデビュー日和でしたね〜
こんばんはー。
コメントありがとー。
今年はまだ雪があるところが限られているから厄介だねぇ。
奥の手は後立山連邦。
夏もいいけど、雪の時期もめっちゃカッコ良くておススメです。
やっとスノーシュー手に入れました。
今季はこれで遊び倒そうと思ってます。
雪よ、もっと降れ〜。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する