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Yamareco

記録ID: 787826
全員に公開
雪山ハイキング
中央アルプス

木曽駒ケ岳 2015登り納め

2015年12月28日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:04
距離
3.8km
登り
485m
下り
496m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:08
休憩
0:52
合計
4:00
8:17
73
9:30
9:32
2
9:34
9:35
15
9:50
9:51
6
10:14
10:41
6
10:47
10:49
10
10:59
11:07
9
11:16
11:17
3
11:20
11:30
45
12:15
12:15
2
12:17
ゴール地点
天候 快晴 稜線は風強し
過去天気図(気象庁) 2015年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
菅の台駐車場 1回600円
菅の台〜しらび平 バス往復1,640円
しらび平〜千畳敷駅 ロープウェイ往復2,260円
コース状況/
危険箇所等
千畳敷カールは雪崩の巣です。
オットセイ岩付近は幅が狭く雪崩・落石には細心の注意が必要でしょう。
乗越浄土から木曽駒ケ岳の稜線はとにかく風が強いです。
その他周辺情報 登山ポスト ロープウエイ千畳敷駅出口にあり
ホテル千畳敷 https://www.chuo-alps.com/hotel/
こまくさの湯 http://komakusanoyu.com/
しらび平(1,662m)に来ると、やっと雪の世界に
しらび平(1,662m)に来ると、やっと雪の世界に
ロープウェイに乗り換えて一気に2,612mの千畳敷へ
ロープウェイに乗り換えて一気に2,612mの千畳敷へ
気温-10℃
千畳敷駅とホテル千畳敷
千畳敷駅とホテル千畳敷
駒ケ岳神社
翌朝、南アルプスの奥に富士山
1
翌朝、南アルプスの奥に富士山
ダイヤモンド富士
1
ダイヤモンド富士
朝日に染まる宝剣岳
3
朝日に染まる宝剣岳
もう一枚
8時過ぎ、出発します
8時過ぎ、出発します
先行の方の踏み跡のおかげで助かりました
先行の方の踏み跡のおかげで助かりました
ホテル千畳敷を振り返って
ホテル千畳敷を振り返って
いよいよ八丁坂へ
いよいよ八丁坂へ
オットセイ岩を過ぎたところで右に回り込み夏道のロープに取り付きます
オットセイ岩を過ぎたところで右に回り込み夏道のロープに取り付きます
深い青空に映える宝剣の峰
深い青空に映える宝剣の峰
乗越浄土に到着
いきなり強風のお出迎え
正面は中岳
乗越浄土に到着
いきなり強風のお出迎え
正面は中岳
美しい宝剣岳
伊那前岳方面の2911m峰
伊那前岳方面の2911m峰
中岳の登りから振り返って
遠く富士が見えます
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中岳の登りから振り返って
遠く富士が見えます
中岳を超えると目指す木曽駒ケ岳
奥に御嶽山
中岳を超えると目指す木曽駒ケ岳
奥に御嶽山
木曽駒ケ岳と頂上山荘
雪と氷と風の世界
木曽駒ケ岳と頂上山荘
雪と氷と風の世界
宇宙に迷い込んだような感覚
宇宙に迷い込んだような感覚
木曽駒ケ岳山頂から
伊那前岳、中岳、宝剣岳
奥に南アルプスさらに富士山
絶景です!
木曽駒ケ岳山頂から
伊那前岳、中岳、宝剣岳
奥に南アルプスさらに富士山
絶景です!
木曽駒ケ岳山頂 標高2,956m
木曽駒ケ岳山頂 標高2,956m
山頂の社も氷がびっしり
山頂の社も氷がびっしり
静まり返った無慈悲な御嶽山
静まり返った無慈悲な御嶽山
強風吹きすさぶ木曽駒山頂
強風吹きすさぶ木曽駒山頂
記念の一枚
強風の中、撮ってくださった方、ありがとうございました
記念の一枚
強風の中、撮ってくださった方、ありがとうございました
山頂から北方面
冠雪の御岳と乗鞍
山頂から北方面
冠雪の御岳と乗鞍
時折強風で雪や氷が巻き上げられ白く煙ります
時折強風で雪や氷が巻き上げられ白く煙ります
中岳の奥に聳える南アルプスの峰々
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中岳の奥に聳える南アルプスの峰々
晴れてて良かった〜
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晴れてて良かった〜
奥に八ヶ岳
ロープウェイが到着したのでしょう
人がだんだんと増えてきました
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ロープウェイが到着したのでしょう
人がだんだんと増えてきました
中岳から宝剣岳を望む
天狗荘と宝剣山荘
山小屋は風除けになる大事な場所
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中岳から宝剣岳を望む
天狗荘と宝剣山荘
山小屋は風除けになる大事な場所
富士山をアップ
正面に乗越浄土
岩と雪の世界
中岳の社
中岳山頂 標高2,925m
中岳山頂 標高2,925m
荘厳な宝剣岳と天狗岩
荘厳な宝剣岳と天狗岩
天狗よ、何を思っているのか
天狗よ、何を思っているのか
美しい、の一言
左の谷に降りて行きます
左の谷に降りて行きます
足元はこのスタイルで
アイゼンが良く効いたので不安はありませんでした
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足元はこのスタイルで
アイゼンが良く効いたので不安はありませんでした
下界に引き戻されます
下界に引き戻されます
雪が少ないので夏道のロープは出ています
雪が少ないので夏道のロープは出ています
ホテル千畳敷がすぐこそに見えます
ホテル千畳敷がすぐこそに見えます
カールに入ると風がなく快適
カールに入ると風がなく快適
昼過ぎに無事戻ってきました
昼過ぎに無事戻ってきました
影が変化して世界が刻々変わっていく
影が変化して世界が刻々変わっていく
ホテル千畳敷の冬期ドーム
ホテル千畳敷の冬期ドーム
翌朝-14.4℃
冬期ドームの内部
外出時はここで身支度を整えます
冬期ドームの内部
外出時はここで身支度を整えます
文明の利器
クリスマスツリーがいっぱい
クリスマスツリーがいっぱい
途中でチェーン付きからチェーンなしのバスに乗り換え
途中でチェーン付きからチェーンなしのバスに乗り換え
下山後、こまくさの湯から仰ぎ見る宝剣岳
下山後、こまくさの湯から仰ぎ見る宝剣岳

感想

雪が少なく、麓の駒ケ根市内もスタッドレスタイヤは不要であった。
OZというペンションで昼食をとり、2時前のバスで菅の台を出発。途中でチェーンを履かせたバスに乗り換えしらび平らに到着す。この日、午後のロープウェイはゆったりと乗れ、何ら労せず千畳敷に登るとそこには別世界が広がっていた。
気温マイナス10℃。さらさらの雪。下界から見上げた時は白く煙っていた山の頂も次第に晴れ、東方向は南アルプスの向こうに富士がその頭を現していた。
夕刻、穏やかに日が暮れ駒ヶ根の街に灯が灯るのをぼんやりと眺める。
翌日、富士山から登るご来光を拝み、赤く燃える宝剣の峰にきょう一日の無事を祈願す。
身支度を整え、抜けるような青空の下、8時過ぎに出発。
風もなく静寂の世界に、足を踏み出す度にキュッキュッという音が耳に心地よい。
雪崩を避けるために宿舎から一旦下り、大回りして八丁坂を目指して行くが、既に先行の登山者が数名トレースを付けてくれているのでたいして埋まりもせずに歩きやすい。
宿舎と同じ高さまで登り返したあたりで暑くなってきたためフリースを脱ぎ、トレッキングポールをピッケルに持ち替え、急斜面を一歩一歩登っていく。昨日から寒波が日本列島を覆うということで新雪が積もることによる雪崩の心配をしていたのだが、どうやら大丈夫そうな感じであった。谷が最も狭まるあたりで遭遇したらひとたまりもないな、と思いつつ登るのだが右上に見える夏道のロープが遠く感じた。
八丁坂上部はほぼ夏道に沿ってジグザグに登っていく感じで問題はないが、アイゼンを引っ掛けないよう注意する。もう少し厳しい状況を予想していたが、案外すんなりと乗越浄土に到達することができた。が、稜線に出た途端猛烈な風の歓迎を受ける。風と一緒に巻き上げられた雪や氷の粒が襲ってくると身動きできないほどだ。それでも空は恐ろしく青く視界は良好、絶好の天気というべきなのだろう。
先ほど脱いだフリースを着ようか迷ったがそのまま中岳に向けて歩き出す。風さえなければ呑気な稜線歩きだろうけど、とにかく飛ばされないように一歩一歩。
中岳を超えると木曽駒山頂とその左手奥に昨年の悲劇の舞台となった御嶽山が見えてきた。今は何事もなかったように静まり返った姿が不気味である。
中岳の北斜面は日陰であるためクラストしているがアイゼンが良く効いたため下降の際も不安はなかった。
広い鞍部を過ぎひと喘ぎすると木曽駒の頂に到達したが風は止むことなく寧ろ強まってくる気配さえ感じたので写真を撮ったのちそそくさと引き返しにかかる。乗越浄土から続くこの広い稜線はホワイトアウトの状況になったらさぞかし困るだろうと思いつつ眼前に広がるパノラマを楽しみながら進んでいく。正面に見える南アルプスも白くなっているのは山頂あたりだけで山麓は黒々としている。しかし、この辺り一面に広がる白い世界は夏の華やかな世界とは全く違ったまさに別世界で、その美しさと引き換えに気を抜くと簡単に浄土に行くことができることを強く感じた。雪山恐るべしである。
すれ違う登山者はロープウェイが到着するタイミングで多くなったりするが、帰路中岳の山頂あたりでは結構賑やかであった。
中岳を下り宝剣岳は迷わず割愛して八丁坂の急坂を下りいよいよ現実世界に引き戻されていく。
ホテル千畳敷に戻った時はちょうど12時をまわったところであった。
最高の天気のもと歩けたこと、怪我なく戻ってこれたことに感謝し、新しく雪が降り積もった駒ヶ岳神社にお参りした。

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