九州四国遠征その2 霧島連山韓国岳 火山の魅力いっぱい
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 520m
- 下り
- 514m
コースタイム
天候 | 晴れ 駐車場気温ー6℃ 気温は低いが雨などが降っておらず、凍結はなし。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
7合目までは少々きついがそれを越えれば斜度は緩くなる。 |
その他周辺情報 | えびのエコミュージアムセンター 無料 なかなかよい展示でした。 球泉洞 1000円を出して見学。鍾乳洞見学としてはなかなかのものでした。 やすらぎの湯(八代) |
写真
感想
九州遠征2日目である。ちなみに前日の記録は次である。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-788849.html
(九州四国遠征その1 阿蘇高岳急登り)
阿蘇を出て、夜のうちに霧島にやってきていた。火山情報の関係で2座目は霧島韓国岳と決めていたのだ。
朝、道の駅では気温が0℃、登山口のえびの高原までは車で標高を約700m稼ぐ、気温はマイナスになることはわかっているが、凍る水分がないので路面凍結はないであろう。結局、えびの高原はー6℃、快晴である。同じ駐車場には先行者が2台、準備中は1台。その人(ベテランさん)と少し話をする。「なかなかこんな日はない、韓国岳で終わらせるのはもったいなか、大浪池一周か白鳥岳に行くかだなあ・・」私は、急に山行計画を厳しい方に変更するとあまり良いことがないので(熱中症にはならないと思うが)、予定通りの韓国岳を狙う。
韓国岳登山口からしばらく行くと、大きめの駐車場があり、そこから階段で登山道に合流できるではありませんか、しかも、聞いてみるとこちらは無料である。無料で近い、しかし私はエコネイチャーセンターに行きたかったこともあり後悔はしていない。
そこを過ぎるとすぐに硫黄山にたどり着く、中には入れない。1768年(明和5年)の噴火によって形成された一番新しい火山で、かつて硫黄の鉱山があった。そしてその近くに登山カードを入れるポスト、登山届、ボールペンがあるので私も記入する。目の前のガール2人はGパン、短靴、ショルダーバッグのみ、完全に都会使用でちゃかちゃか登っていった。私は、のっそりと行くのだ。
登山道は宮崎県を通っている、宮崎県が管理している登山道は特徴ある表示である。次の日の祖母山にも同じような表示があった。
7合目までは火山の斜面を直登である。結構きつめだが、前日の阿蘇に比べたら何でもない。歩きやすい。7合目からは火口の縁をトラヴァースして歩く、そして最後に加工縁にたどり着いたら霧島最高峰韓国岳に登頂となった。
山頂付近の登山道が険しく難路であり登山者が殆どいなかったこと、あるいは山頂付近に草木が乏しいことから空虚の地すなわち空国(むなくに、からくに)あるいは虚国(からくに)と呼ばれるようになったという説がある。そして島津の殿様が良くここに登ったそうである。
山頂では北九州から来たという方と少々話す。桜島が見えている、その方は次の日に開聞岳に行くのだそうだ、私は祖母山に向かうという話、一昨年に平尾台・貫山に行った話など情報交換、そして本当に暖冬なのだそうだ。新燃岳はまるでぐつぐつと煮えたお釜のように水蒸気が出ている、そしてその奥に天孫降臨の高千穂峰が見えている。韓国岳と高千穂と1日2座登るというつわものもいるようだが私はそうではない。長丁場だから1日に負荷をかけすぎると途中で休養日を設けなければならなかったり、帰宅を迫られることは知っているので、無理はしない。午後は観光とグルメに費やすのだ。
下山は別ルートとした、一気に下降して避難小屋を経由し、のんびりと林の中を散歩することにしたのだ。しかし、意外とアップダウンがありゆっくりと楽しむという感じではなかった。
そして、道路に復帰。あとは少々歩き駐車場に達した。
着替えた後私はえびの高原エコネイチャーセンターに行き、霧島の勉強をした。どのような過程でできた火山なのかということ、植生、とくにミヤマキリシマが咲くころに登ってみたいと思った。
霧島は韓国岳だけではない、他にもたくさんの登山に適した山があるのだ、それが火山群の特徴であろう、阿蘇にしてもくじゅうにしても、そして霧島でも、色々なピークに行き楽しむことができる、家から近くて何度も行けるのであれば毎回別ルートで行ってみたいところがいくつもある山だ、こういうところ九州以外だと・・・乗鞍とか、霧ケ峰とか、八ヶ岳とか・・・。スケールが違って火山でもないが丹沢とか・・・。絶頂に登って快哉を叫ぶだけの山ではないことは確かだ。
職場の後輩に頼まれていたはちみつを買い(結構高いのな)、次の日の登山口に近い道の駅に向かう。人吉で熊本ラーメンを食べる、球泉洞を見学する。なかなかよい、これは行ってみるべきだ。
なお、日本鍾乳洞八選に選ばれているらしい。
・龍泉洞 ○ 水が美味なんだなあ。
・日原鍾乳洞 ×
・飛騨大鍾乳洞 ○ 結構高かったような気がする。
・秋芳洞 ○ 規模が大きい、千枚皿など見どころ多数
・龍河洞 ○ 弥生式土器が出土した、弥生人は住んでいた模様
・七ツ釜鍾乳洞 ×
・球泉洞 ○ 結構面白かったですよ
・昇竜洞 ×
結構面白い鍾乳洞あるんですよね。他にお勧めなのは、当麻鍾乳洞、安家洞、玉泉洞、あぶくま鍾乳洞(撮影ができないが)
で、温泉に入り祖母山登山口に近い道の駅に向かった。
次の日は結局こうなりました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-789047.html
(九州四国遠征その3 祖母山 3つ巴の景観は素晴らしい)
aiさん
2日目は晴れたようですね。
宮崎県から登って鹿児島県から下りて戻ってくるとは面白いですね
標識に英文とハングル文字があるとは驚きです
hamburg
隊長、コメントありがとうございます。この辺りは複雑に県境が入り乱れておりまして。入山したところは宮崎県で、山頂は宮崎県と鹿児島県との国境、言動は宮崎県だが一部の登山道は鹿児島県を通っています。面白いですよね。
ハングルについては私はあまり興味を持っていないので特段の意見を持っていないのですが、なぜか微妙に感じます。ここで、韓国語でも案内を出しておかないと何をされるかわかったもんじゃないと思ったのでしょうか。
今回の九州遠征(まだレコにしていないところもありますが)は、とにかく火山の美しさですね。特に霧島やくじゅうは連山として見られる素晴らし山塊と思います。
どうぞ、今年もよろしくお願いいたします。
aideieiさん、こん○×は(^o^)/
九州遠征2日目は韓国岳ですか。火山活動が活発だった地域のようで、周囲が興味深い地形ですね。おまけに鍾乳洞まであるとは…
登山ではなく、ノンビリハイクも出来そうですね
駐車場でのベテランの方とのお話で、予定変更されなかったのはやはり夏の事があってのことでしょうね ノンビリ行きましょう
mamepapa
mamepapaさん、こんにちは。
新年早々硫黄山で火山性微動があり火山情報が気象庁から出ましたね。阿蘇と韓国岳の2山を優先してよかったと思います。1日の違いで登れなかった、という可能性もありますから。
一昨年は御嶽山に登った1か月後に噴火していまだに登れません、浅間山も今は登れません。蔵王も今年規制がなくなったあとに登ることができました。
火山の風景は大好きですが、いつ登れなくなるか、いつまた登れるようになるかが気をやきもきさせます。
今年も、西吾妻山、磐梯山など予定していますので、今から心配になっています・・・。
この日は、登山後韓国岳から祖母山の近くまで結構な大移動がありました、結構見どころがありましたよ。今回は外しましたが人吉城とか水俣市とか・・・。
またそのうち、ここを訪れることもあるのでしょう。その時はまた訪れる場所が異なるのではないかと思っています。
aideiei 拝
半袖隊は、韓国岳登山口から山頂までをピストンしただけのピークハントでした
なお鍾乳洞は、やはり秋芳洞だなぁ(⇒山口県出身のこだわり)。
隊長
半袖隊長、コメントありがとうございます。
いつか、韓国から新燃岳を越えて高千穂まで歩いてみたいですね。
霧島の硫黄岳で火山性微動があったという火山情報も正月早々に出されましたが、噴火しないといいなと願っています。火山の風景を楽しめるのが日本の魅力だなあと思います。
秋芳洞はやはり3本の指に入ると思います。3大鍾乳洞というくくりもあるようですが、それは、秋芳洞、龍泉洞、龍河洞だそうです。日本一の千枚皿の風景は秋芳洞しかありませんね。
隊長は山口出身ということで、いいところですね。下関も好きだし萩も捨てがたい、金子みすゞさんを探しに長門市仙崎をうろうろしたこともありました。古い電車に乗るためだけに小野田線まで行ったこともありました。最近は通過ばかりですが、またじっくり回ってみたいです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する