20250315-16 日光女峰山


- GPS
- 19:02
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,756m
- 下り
- 1,758m
コースタイム
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:38
- 山行
- 10:30
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 11:47
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
<日 程>令和7年3月15日(土)~16日(日)
<山 名>日光女峰山(霧降高原登山口)
<目 的>雪幕営・冬季登攀
<コースタイム>
(DAY1)
1112 P3駐車場 →1119霧降高原駐車場(co1,350m) →1151小丸山(co1,601m) →1308赤薙山(co2,010m) →1411奥社跡(co2,203m) →1438ヤハズ(co2,023m) →1515一里ヶ曽根独標(co2,295m) →1558 2318mピーク →1714女峰山(co2,483m) →1750唐沢避難小屋(co2,240m)(テント泊)
(DAY2)
0825唐沢避難小屋 →1016女峰山 →1245 2318mピーク →1415一里ヶ曽根独標 →1517ヤハズ →1619奥社跡 →1754赤薙山 →1915丸山分岐 →1923小丸山 →2009霧降高原駐車場 →2012 P3駐車場
<概 要>
今回の目的は、高山病対応と冬山テント泊のトレーニング。
悪天候が予想されていた二日目は、前夜からの降雪、当日の吹雪によりトレースが消失したことで、ルートファインディングが必要となったことや、踏み抜き、ラッセルなど歩行が困難な状況も重なったことで、計画の2倍も時間がかかり、下山が20時過ぎとなった。冬山を侮ってはいけないことを痛感させられた。
翌日の体重は2kg減少したものの、節々にこわばりがあるぐらいで身体に大きなトラブルはなく、有意義な体力トレーニングとなったとは言える。
<報 告>
(DAY1:入山日 天候:曇り 夜 雪)
前日夜が会社の送別会だった関係で、出発は十一時過ぎとなった。
高山病対策としては、OS1を一時間に250ml、ダイヤモックスと朝と昼に半錠ずつ服用した。
赤薙山まではよいペースだったが、そこから先は雪道のアップダウンと踏み抜き、テント泊装備の重さから思ったよりペースは上げられず。トレースは山頂までしっかりあった。山頂からテン場までは、雪の急斜面を大きくトラバースするあたりでトレースが消失していた。
唐沢小屋は除雪不要で利用可能な状態だった。
テントでは、まずチャイでホッとしてから、高山病対策のイチョウ葉エキスと、こむらがえり予防に芍薬甘草湯を服用。晩酌はウィスキー一杯だけで、あまり飲みたい気がしなかった。夕食はカレーメシを完食。もう少し肉々しいおかずを持っていけばよかった。水づくりを終え就寝したのは、かなり遅く、二十三時ごろ。
夜間は、寒さに関しては、まあまあ快適に過ごすことができた。エアマットをパンパンに入れること、水筒に熱湯を入れ湯たんぽとして使用すること、の2つが効果的だったと思う。
シュラフに入ったのち、軽い頭痛、胸やけあり。腹式呼吸を心がけていると徐々に軽快し、何度かウトウトできた。
※ テント設営などについて
・ペグ代わりに、軽量な黒ゴミ袋(10L)を埋めて使用。ガイロープは撤収が容易になるよう、テント側は片結びで解きやすく、ペグ側は自在が使えるよう、ゴム袋の持ち手をガイロープの折り返しの中を通して、蝶結びで結ぶ工夫をした。
・テントシートは、寒さ対策で厚手のものを使用。雪の付着を避けテントの中に敷いた。撤収時は吹雪で、コンパクトに収納するのを断念。
(DAY2:下山日 天候:吹雪 のち 雨)
すっかり明るくなった6時起床。
チャイで身体を温め、ダイヤモックス一錠を服用。症状軽快し、その後は特に症状なし。
前夜からの降雪、当日の吹雪により、トレースほぼなし。看板、テープも、曲がり角など必要なところになく、目印にならないので、GPSで方角を確認し、コンパスを見ながら進む。
女峰山への登り返しの途中、雪の急斜面が吹雪でクラストしており、アイゼンを装着。最後の霧降高原駐車場に下りる階段が凍っているのでそのまま歩いていたが、爪の間に大量の雪が付着するようになり外した。道具は必要なところで最小限に使うという基本を、あらためて認識。
GPSとコンパスで大まかな方向はわかっても、トレースを外すとラッセルが深くなる。谷地形を横切れば尾根を登り返すことにもなる。あまりに消耗するので、基本的に尾根筋を行く夏道ルートの特徴に着目し、できるだけ高いところを進むことにした。
ただこれも弱点があり、トレースは尾根の雪が吹き溜まりや藪を避けて、夏道ルートを微妙に外していることがあるので、最終的には、基本は尾根筋の一番高いところを進みつつ、おかしいな、というところでは積極的にトレースを探して歩くことにした。
ルート後半は雨。気がつけばザックがぐっしょりだったので、ザックカバーを装着しておけばよかった。
赤薙山を過ぎたあたりで暗くなる。そこから中丸山までは月面のようにだだっ広く尾根筋が不明瞭になるが、ほぼ平坦なので方向さえ合っていれば問題なく、GPSを手に持って歩いた。
中丸山からは案内表示が多数、ようやく人間の世界に戻っていたという感じがした。
ワカンは持っていったが使用せず。ラッセルが深いところもあるが、トレースになっているところを歩けば問題なく、尾根筋は藪がうるさいので、使いどころが難しかった。
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