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Yamareco

記録ID: 79296
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

塩見岳→間ノ岳→北岳 3泊4日ピストン

2008年08月13日(水) ~ 2008年08月16日(土)
 - 拍手
GPS
71:00
距離
46.3km
登り
3,966m
下り
3,966m

コースタイム

1日目 たぶん8:00塩川小屋登山口-12:00三伏峠-たぶん17:00塩見小屋
2日目 3:30塩見小屋-8:20熊の平小屋-9:50三峰岳-10:20間ノ岳-北岳山荘
3日目 4:00北岳山荘-5:30北岳-8:00間ノ岳-8:30三峰岳-12:50塩見岳-15:10三伏峠小屋
4日目 三伏峠小屋-7:10塩川小屋登山口
天候 1日目:晴れ(8月13日)
2日目:晴れ(8月14日)
3日目:晴れ(8月15日)
4日目:晴れ(8月16日)
過去天気図(気象庁) 2008年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
塩川小屋登山口の駐車場(無料)
コース状況/
危険箇所等
塩川小屋登山口から三伏峠までは、沢沿いや木の橋、砂利、土砂崩れルートで赤リボンが目印についている。人気が無く、静かに歩ける。ほとんどの人が鳥倉登山口から登り下りしている。

塩見小屋のトイレは、携帯トイレ方式(宿泊予約後、説明訊く)。

塩見岳から三峰岳までは、岩塊の稜線、尾根、樹林帯歩き。アップダウンもあるし、距離が長い。熊の平小屋の水場が休憩ポイント。

間ノ岳から北岳までは、岩塊稜線、尾根歩き。登山道も整備されている。間ノ岳山頂は広々した岩礫地で良い休憩ポイント。天気が良い日は、甲斐駒ケ岳や富士山が望める。

塩川小屋には、親切なおじいさんとおばあさんがいて、冷たいお茶やリンゴ、梅干しなど頂けた。
三伏峠 良い休憩ポイント
2008年08月13日 12:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/13 12:05
三伏峠 良い休憩ポイント
三伏山通過 塩見小屋目指す
2008年08月13日 12:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/13 12:14
三伏山通過 塩見小屋目指す
塩見小屋から塩見岳を望む
2008年08月13日 18:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/13 18:18
塩見小屋から塩見岳を望む
鹿にかじられたのか花びらが欠けてる
2008年08月14日 06:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/14 6:13
鹿にかじられたのか花びらが欠けてる
たぶん振り返って塩見岳を望んだ写真
2008年08月14日 08:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/14 8:07
たぶん振り返って塩見岳を望んだ写真
熊の平小屋
2008年08月14日 08:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/14 8:23
熊の平小屋
三峰岳 剱岳と同等の高さ
2008年08月14日 09:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/14 9:47
三峰岳 剱岳と同等の高さ
間ノ岳 誰もいなかった
のんびり休憩
2008年08月14日 10:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/14 10:20
間ノ岳 誰もいなかった
のんびり休憩
明日の展望に期待する
2008年08月14日 10:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/14 10:20
明日の展望に期待する
中白根 すぐ通過
2008年08月14日 10:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/14 10:59
中白根 すぐ通過
縦走3日目 北岳山頂
2008年08月15日 06:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/15 6:23
縦走3日目 北岳山頂
天気も眺めも良い
2008年08月15日 06:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/15 6:28
天気も眺めも良い
北岳山荘と間ノ岳縦走路を見下ろす
2008年08月15日 06:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/15 6:46
北岳山荘と間ノ岳縦走路を見下ろす
富士山がよく目立つ
2008年08月15日 06:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/15 6:52
富士山がよく目立つ
昨日のニュースの・・。
遺体捜索?
2008年08月15日 07:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/15 7:06
昨日のニュースの・・。
遺体捜索?
振り返って北岳を望む
2008年08月15日 07:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/15 7:21
振り返って北岳を望む
昨日真っ白だったので良かった
2008年08月15日 08:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/15 8:07
昨日真っ白だったので良かった
中央奥は甲斐駒ケ岳だと思う
2008年08月15日 08:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/15 8:09
中央奥は甲斐駒ケ岳だと思う
間ノ岳岩礫地から富士山を望む
2008年08月15日 08:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/15 8:09
間ノ岳岩礫地から富士山を望む
塩見岳への縦走路を見下ろす
2008年08月15日 08:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/15 8:11
塩見岳への縦走路を見下ろす
三峰岳 すぐ通過し塩見岳目指す
2008年08月15日 08:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/15 8:34
三峰岳 すぐ通過し塩見岳目指す
ひたすら縦走路を歩く
ハンガーノックにはならなかった
2008年08月15日 11:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/15 11:54
ひたすら縦走路を歩く
ハンガーノックにはならなかった
塩見岳(東峰)
ちょっと曇ってきた
2008年08月15日 12:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/15 12:43
塩見岳(東峰)
ちょっと曇ってきた
塩見岳(西峰)
2008年08月15日 12:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/15 12:46
塩見岳(西峰)
塩見小屋付近から塩見岳を望む
2008年08月15日 13:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/15 13:20
塩見小屋付近から塩見岳を望む
三伏峠小屋で一泊
3日目終了
2008年08月15日 15:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/15 15:14
三伏峠小屋で一泊
3日目終了
沢沿い歩いたり、横断したり変化に富んだ塩川ルート
2008年08月16日 06:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/16 6:56
沢沿い歩いたり、横断したり変化に富んだ塩川ルート
登山口駐車場に戻ってきた
2008年08月16日 07:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/16 7:14
登山口駐車場に戻ってきた
塩川小屋で休憩
小屋のおじいさん、おばあさんありがとう
2008年08月16日 08:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 1000, Canon
8/16 8:41
塩川小屋で休憩
小屋のおじいさん、おばあさんありがとう
撮影機器:

感想

◆感想
1日目は塩見小屋、2日目は北岳山荘、3日目は三伏峠小屋に予約無しで宿泊した。単独だったから泊まれただけかも。北アルプスは予約無しで泊まれるけど、南アルプスは要予約と、三伏峠小屋に泊まった際、宿泊客のおじさんが言っていた。

どれがどの山か全く分からず登って漠然と景色眺めていたので、再度登る時は周辺の山々を把握してから登ろうと思う。写真撮る時も意味を持って撮ろうと思う。

鳥倉ルートと塩川ルートが合流する地点に登山客が大勢いた。みんな鳥倉ルートから登っている。いつか鳥倉ルートからも登ろうと思う。

自家用車でのアクセスの為、ピストンになってしまっていたが、バスやタクシーの交通情報を収集し、縦走路を歩き通すようにしたい。時間とお金に余裕があれば、光岳から甲斐駒ケ岳まで南アルプス百名山全山縦走もしたい。

◆行動の記録
1日目、午前8時頃、塩川小屋登山口の駐車場に到着。塩川ルートはマイナールートなのかキツいコースなのか分からないが、駐車場は車が少なかった。塩見岳〜間ノ岳〜北岳2泊3日か3泊4日ピストンを計画。
マップの登山道が破線で書かれているし、三伏峠までのコースタイムが5時間以上(鳥倉ルートからは3時間)なのでほとんどの人が鳥倉ルートから登るんだろうと思った。

塩川ルートは、沢沿い歩いたり、手作りの木の橋渡ったり、急登の樹林帯をジグザグ登ったり変化に富む登山道。12時頃に三伏峠に着いた。 時間も体力も余裕があったので、塩見小屋を目指した。

塩見小屋に何時に到着したか時間記録していない。水場が小屋の裏手10分ほど下ったところにあるし、小便用便器が小屋隣の窪地に丸見え状態だし、ボットン便所ではなく、汚物を紙袋に入れる携帯トイレ方式で、面食らった。

予約していないので、隣のプレハブ小屋での雑魚寝。おばさんが「山岳会に入った方がいいよ」と勧めてきた。冬山登山講習の参加や仲間が増えるとのこと。独りで我流の山登りでは冬山は無謀な気がするし。冬山も登ってみたいから考えることにした。

2日目は午前3時過ぎ、一番最初に出発。今日は塩見小屋〜塩見岳〜間ノ岳〜北岳山荘を計画。塩見岳は4時過ぎに到着。まだ真っ暗だったので写真は撮らなかった。暗闇の中なので景色は何も見えないが、「塩見岳」木標が目印になった。一応21座目登った。写真は北岳を折り返し戻ってきた時に撮ることにする。

岩塊、岩礫の縦走路をひたすら歩き、8時過ぎに熊の平小屋に到着。カップラーメンが売り切れていた為、休憩することなく通過。三峰岳への岩塊地帯の登りで辺り一面薄ら白くなってきた。

10時過ぎに百名山22座目 間ノ岳に着いた!が、見晴らしは全然良くない。とりあえず写真だけ撮って北岳山荘に向かう。 明日の天気に期待する。

北岳山荘に着き(時間記録していない)戸を開けた際、スタッフが言った「北島が金メダル獲りましたよ」。 北京オリンピックの平泳ぎか。山登りは外界の喧噪から離れる為、こんな情報で驚く。

夕方のニュースで昨日か今日か日にち聞いていなかったが「北岳山頂付近で男性滑落死」と流れた。 みんな驚いたし、テレビの音量大きいからざわざわ集まってくる。登山は危険を伴うと認識した。明日は気をつけて登ろうと思う。

縦走3日目、午前4時頃に北岳山荘を出発する。今日は北岳を折り返し、塩川小屋まで一気に下山を目標にする。

5時30分頃に北岳山頂に到着。3192mと3193mどっちが正しいのかよく分からなかった。富士山が美しかった。 景色眺め写真撮った後、下っていく。北岳山荘付近まで下った時、ヘリコプターが山頂へ向かって飛んでいく。昨日のニュースの件かな。捜索かパトロールか、山頂付近でホバリング(空中停止)していた。

8時に間ノ岳山頂。昨日は真っ白で残念だったが、今日は眺望良し。
13時前に塩見岳に到着。雲が邪魔で眺望はあまり良くなかった。 昨日写真撮っていないので一応撮る。三伏山付近からしんどくなってきた為、三伏峠小屋で宿泊することにした。

夕食の際、オーナーから「食べ残しは許しませんよ」と説明を訊く。
消灯時間になって、ちょっとした諍いが起きた。部屋の隅でおじさん二人組がベラベラ大声でしゃべり続けている。
私の二つ隣の人が「ちょっとアンタたち、うるさいよ!外へ行きなさいよ!」と注意した。「あ、すんません」と悪びれた様子もなく、また話し続ける。反抗心かさっきより大きい声で。二つ隣の人が「いい加減にしなよ!皆寝てるだろ!」と怒鳴った。
「そうだ、そうだ!」
「出て行け!」
他の人たちが援護射撃。二人組はチッと舌打ちしてヒソヒソ話に変わった。私はただの傍観者だった。

4日目、三伏峠小屋を何時に出発したか記録していない。

7時過ぎに塩川小屋登山口に到着。帰宅準備していた時、サイドミラー越におばあさんが近づいてくるのが分かった。駐車料金かな、と思ったが「小屋で休憩していきなさいな」。塩川小屋で休憩した。

おばあさんは冷たいお茶やリンゴなど出してくれた。おじいさんは若い頃苦労して登山道を開拓したこと、裏山で熊や猪と猟銃で応戦したことなど語ってくれた。
塩川小屋のおじいさん、おばあさんありがとう。

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