記録ID: 797338
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
【権現岳-赤岳-阿弥陀岳】キレット周回、船山十字路から
2016年01月14日(木) [日帰り]
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 11:00
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 2,047m
- 下り
- 2,043m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:16
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 10:57
距離 18.6km
登り 2,047m
下り 2,047m
14:36
ゴール地点
天候 | 天気:雪のち曇り 気温:稜線-12〜-15℃ 強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス | 船山十字路の駐車場を利用。10台程度駐車可能。平日は空いています。今回は自分を含めて2台のみ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
□船山十字路-信玄の隠岩 破線ルート。駐車場から南側方面へ歩き続け、小さな川を3回渡渉後ゲートへ。 ゲートには入らず手前右側をよくみると薄〜く入口あり。 その後、登山道あるも一部不明瞭、倒木など多く荒れ気味。 ルートを踏み外す事も多く多少のRF能力必要。 三叉路の看板後巨岩(信玄の隠岩)が現れます。踏み跡に従うとそのまま下山してしまうので、信玄の隠岩を巻くように登っていきます。 □信玄の隠岩-西岳 よく踏まれておりルートを踏み外す事もなさそうでした。2100m以降に雪が見え始めますが、緩めの坂なのでそのまま登れます。 □西岳-青年小屋(源治新道) この時期ですと迷いの森化しますが、正しいトレースができており問題はありませんでした。西岳から進む際ですが入口がやや不明瞭。南側(編笠の方向)を進むと道があります。周回に使われる道なのでよく踏まれ滑ります。 □青年小屋-権現岳 樹林の急登後のろし場へ。ここより先は森林限界で強風に晒されます。 当日はここ以降御小屋尾根を降りるまで延々風を食らい続けました。 森林限界以降ピッケル・アイゼン必要。ただ上記通り風が強いため青年小屋で準備を整るのが良いかと思われます。 急な岩稜帯はミックス帯。危険なトラバースはありませんでした。 ギボシ直下は若干ナイフ状態。進む場合は注意。 □権現岳-キレット小屋 雪が少ないながらも他の場所よりは多めで雪山を楽しめました。 くるぶし、から、すね程度の量ですが(^^; ラッセルとかは現状ではありませんでした。トレースは薄めですがあります。特に迷うようなポイントはありません。茅野側と佐久側で風の流れが変わります。 当日は佐久側の風が弱かったため時折エスケープしました。 ■ゲンジーハシゴ 取り付きが狭く足の運びに困ります。風も強い地帯なので十分注意されたし。 ■旭岳付近 登りは巻きます。下りで垂直な場所があるので足運びに注意です。 ■ツルネ 一般道ではありませんが地獄谷に下りる方面はキレット唯一のエスケープゾーンなので、何かあった際のため把握しておくことが望ましいと思われます。 □キレット小屋-赤岳 キレット小屋の隅で風を避けつつ休憩をとりました。 急登です。登りは雪かなり少な目。故に○マークは見えていますので間違えることはないかとおもいます。大天狗へのルートが合流する付近(2500mくらい)から徐々に雪が増え始めます。茅野側と佐久側の風がぶつかり、向きがコロコロ変わります。一部上昇気流のようになっており下から吹き上げられる風が特に危険を感じました。 竜頭峰付近のトラバースは赤岳山頂が目の前に見えているので気を抜きがちですが注意が必要です。 □赤岳-阿弥陀岳 よく踏まれていてトレース明瞭です。文三郎分岐まではいつも風が強い印象です。 中岳は地味にキツイ登り返し。中岳から中岳のコルは雪多め。尾根も細めで注意。 阿弥陀の登りは鎖、ハシゴ出ていました。ここは下りのほうが難しいかと思われます。ややミックス帯。距離も短いですが急登です。 □阿弥陀岳-御小屋山(御小屋尾根) 樹林帯に入るまでは風も強く急登です。不動清水手前でアイゼンを外しました。 □御小屋山-船山十字路 歩きやすく特に危険個所もありません。ただ長い。 |
その他周辺情報 | もみのゆ@500 17時以降は@300 久しぶりに500円の時に行ったが、日中は結構空いていておどろいた。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
ライター
コンパス
計画書
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
ポール
ヘルメット
|
---|
感想
今回は硫黄-横-赤-阿弥陀と周回しようと思っていましたが、それでは何かありきたりだな…と思い、雪の少ない今期ならではと、日帰りのキレット周回を試みました。
当然ですが緻密な計画のもとで、です。
13日、14日で休みだったのですが13日は寝坊してしまい、14日も晴れるだろうからそちらにしよう…と選んだ14日が見事大当たり!曇り&ガス&強風です!それでも暖冬らしく-20度まではいかず-12度〜-15度付近。風も強いが何とか歩けない感じではないため、自分の中でGOサインを出し進んでいきます。
とはいえど青年小屋から御小屋尾根を下るまで延々と風に晒されるのは中々堪えました。
良いとはいえないコンディションですが前日に若干の降雪もあったので、THE冬山!といった感じで味わえたのでそれはそれで良かったです。
核心部の権現への登り、赤岳への登り、阿弥陀への登り、いづれも雪が少なくミックス状態で、楽なのか大変なのか何とも言えませんでした。逆回りのほうが難易度は高いと思います。
当日すれ違いは赤岳山頂付近で1PTと御小屋山でカモシカ1匹のみでした。
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