丹沢山・塔ノ岳・三ノ塔(表尾根は氷地獄!)大倉から周回


- GPS
- 08:10
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,853m
- 下り
- 1,884m
コースタイム
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 8:45
塔ノ岳→丹沢山 55分/CT1時間10分
丹沢山→塔ノ岳 50分/CT1時間
塔ノ岳→三ノ塔 1時間59分/CT1時間55分《CTオーバー!!》
三ノ塔→大倉 1時間18分/CT2時間
表尾根(塔ノ岳〜三ノ塔)のコンディションの悪さがタイムに如実に出たと思います。
天候 | 真っ白! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:大倉15:55〜渋沢駅北口16:10 神奈中バス206円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■ 大倉尾根:見晴茶屋過ぎあたりから登山道にも雪あり。朝なのでドロドロではなかった。木道も滑るので注意。花立山荘でアイゼンを付ける人が多かった。私はチェーンスパイクだったので早目に駒止茶屋で。 ■ 丹沢主脈(塔ノ岳〜丹沢山):塔ノ岳から主脈に入る下りはカチカチ。チェーンスパイクの歯が効いておらず、12本の方が望ましいと感じた。同区間の上りと、他の場所はどんな滑り止めでも大丈夫そうだった。 ■ 表尾根(塔ノ岳〜三ノ塔):滑り止め絶対必要。12本の方が良い。氷の張った木々が枝垂れて登山道を覆い、凍結した地面との隙間を無理な体勢で通過することが多かったことから、持参したトレッキングポールよりピッケルが欲しいと思った。ただし岩場はベルグラ状の氷雪も見られ、装備があっても必ず安全とは言えない状況だった。 ■ 三ノ塔尾根:950mより上は雪、750mあたりまで土とのミックス。その下は雪なし。800m前後の緩斜面の雪が柔らかったが、心配していたような腐れ雪はなかった。 ■ 丹沢山から蛭ヶ岳方面は、会った方によるとしっかりトレースがあったとのことです。みやま山荘の方に伺いましたが、丹沢三峰・宮ヶ瀬方面もトレースはあるものの、細いので十分注意して欲しいとのことでした(通行を勧めてはいなかった)。 ■トイレ:大倉バス停、大倉尾根の茶屋(見晴茶屋のトイレは工事中)。尊仏山荘、みやま山荘。表尾根の木ノ又小屋、烏尾山荘にもあるはずだが、営業していなかったため使用可否は未確認。三ノ塔休憩所にはない。 ■登山ポスト:大倉バス停(インフォメーションの外) |
その他周辺情報 | ■ 神奈中バス時刻表(スマホ版) https://www.kanachu.co.jp/sp/ ■ GPV気象予報(今回全然当たってなかった!) http://weather-gpv.info/ |
写真
感想
天気予報とにらめっこしながら、天候好転を期待して日曜日に丹沢に行ってきました。すでに大倉付近から、上の方の山肌が白くなっているのを確認し、稜線での青空を期待して大倉尾根を登りました。果たして、高度を上げるに連れて木々は氷で覆われ始めましたが、肝心の空が・・・携帯の電波の入る塔ノ岳で停滞中、一般的な天気予報だけでなく、GPV気象予報でも雲がかかっていないことを確認しましたが、山の上の天気は違うのか、空はその後も変わることなく一日中白いままでした(やっぱりヤマテン必要か...)。
それでも丹沢山まで行って帰って来るまでは万事快調、体力的にも大丈夫そうだったので三ノ塔を回って帰れるかと、あわよくば途中で青空が望めるかと、表尾根に進んだものの・・・丹沢主脈でも至る所で木々の枝が氷でしだれていましたが、表尾根は細い木が多いのか、もともと幅の狭い登山道を覆い隠すように木々が倒れ掛かってきていました。しかも塔ノ岳から新大日までは主脈よりもカチカチ。その先も終始ツルツルで、行者岳と三ノ塔への登りはベルグラ、烏尾山の前後は倒木が多数。枝とツルツルの間の隙間を潜ったり、倒れている反対側から幹をまたいだり。隙間を通過したあと、そのまま登山道を外れて斜面を滑り落ちる危険のあるところもありました。途中で会った丹沢をよく登ってそうな方も、こんな道は歩いたことがないとボヤかれてました。触れるとガラスのような音を立てる、硬い氷の枝が当たったのか、額から血を流している人ともすれ違いました。
結果的には無事安全に下山が出来ました。三ノ塔尾根の下りは快適で元気も回復しました。これで何かの経験値が上がったかどうか(障害物競走?)。正直、同じ状況にいますぐもう一度行きたいとは思いませんが、丹沢の持つ幅広い側面をまたひとつ経験する機会となりました。
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