鳳凰三山 紅葉を愛でる1泊2日【白鳳峠から夜叉神へ】
- GPS
- 28:15
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,913m
- 下り
- 2,051m
コースタイム
05:30 夜叉神峠登山口バス停
06:11 広河原バス停
06:30 広河原
06:45 白鳳峠入口
09:15 白鳳峠
10:30 高嶺
11:18 赤抜沢ノ頭
11:28 賽ノ河原〜地蔵岳オベリスク アタック!(撃沈)〜赤抜沢ノ頭(昼食)
12:55 赤抜沢ノ頭
13:40 分岐
14:10 観音岳
14:45 薬師岳
15:05 薬師岳小屋(泊)
【2日目】
05:30 薬師岳小屋〜薬師岳・御来光〜(朝食)
07:00 薬師岳小屋
07:45 南御室小屋(水)
08:18 苺平
09:13 大崖頭(杖立峠の道標)
10:07 夜叉神峠
10:45 夜叉神峠登山口
天候 | 1日目:晴れのちガス、2日目:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・広河原までバス。夜叉神峠登山口〜(約41分)〜広河原:大人820円+協力金100円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目: 白鳳峠登山口からは、いきなりかなりの急登。 ハシゴの連続する箇所もあるが、登山道はよく整備されていて安心できる。 シラビソ林を抜けるとゴーロと呼ばれる岩石帯。 多少の浮き石はあるが、登山日は天気も良かったので滑ったりせず、足元に不安はなかった。 2日目: 下るだけ、なんて思っていたら南御室小屋から苺平までは登り。 たいした登りではないのに、気のゆるみからか、意外に堪えた。 下山後の入浴: 金山沢温泉、大人550円 |
写真
感想
当初の計画では、夜叉神から登って広河原へ下りる予定だった。
しかし前日の天気予報は「土曜:晴れのち曇り、日曜:曇りのち雨」。
…これはマズい…
何しろ今回の目的は、地蔵岳。
晴れ渡る空にクッキリ映えるオベリスクを見たいのに、肝心の2日目が曇りのち雨なんて x_x
そこで急遽、逆から回ることにしちゃいました。
これならバスの時刻の心配も、増水で通行止めになる心配もないしネ ^o^
1日目。
夜叉神峠登山口の駐車場に車を止め、南アルプス林道バスで広河原へ。
インフォメーションセンターから15分ほどの白鳳峠入口は、噂通りかなりの急登で始まっていた。
今回は登山靴を買い換えて、初めての山行でもある。
まずソールの堅さに改めて驚き、足首の不自由さに戸惑いを覚える。
「こんなハズじゃ…」今回の靴は失敗か?
丸太のハシゴを登るときのヨチヨチぶりには自分でも赤面…。
1時間ほど悪戦苦闘したのち、ヒモの結び目を少し下で結び直すことにした。
な、あ〜んだ! 楽勝じゃん!
悪戦苦闘した1時間は何だったんだ?この後、足元に不安を覚えることはなくなった。
シラビソ林まで来ると、木々の合間から明るい空が見えてくる。
樹林帯を抜ける予感通り、牡蠣の貝殻のようにゴツゴツした岩場が続くゴーロへ出た。
振り返れば北岳が悠々と構えている。
当初の予定通り下山道として利用していれば、北岳に向かって下りていくわけだ。
さぞかし気持ちがいいことだろう…(晴れていれば、ね)
意外に長い、そして展望のいいゴーロが終わると、再び樹林帯に入って、白鳳峠。
道標はゴーロにあり、峠には地名が書かれていなかった。
ここから再びハイマツの中の急登になるが、あまり疲れないうちに尾根歩きになり、
白根三山、甲斐駒・仙丈、八ヶ岳などが見えてとても気持ちがよい。
景色を堪能している間に高嶺に着いてしまう。
高嶺から赤抜沢ノ頭までは、いったんヤセ尾根をグンと下り、それから白砂の稜線を登る。
幻想的な白い風景が、登りのつらさを忘れさせてくれる。
歩を進めるたびにオベリスクが近づくと思うと、歩くのが楽しい。
赤抜沢ノ頭から見る地蔵岳オベリスクは最高!
赤や黄色に染まる草葉が、そびえる塔に色を添える。
いやいや、賽ノ河原から見るオベリスクも、どうしてどうして!
白砂の中からそびえ立つ、シンボリックな姿が印象的。
オベリスクのすそに鎮座するたくさんのお地蔵様たちに挨拶をした後は
無理を承知でてっぺんにチャレンジ!
結果は…ロープ半分まで登ったんですけどね、
そのまま続けてたらどこかで手を離しそうだったので断念しました。
端から見ていてもキケンそうだったらしいです。
腕力と握力をなんとかして、いつか再びチャレンジしてみたいものです。
昼休憩の間に、すごい早さで雲が出てきて、あっという間に地蔵岳と観音岳を隠してしまった。
目的のオベリスクは堪能できたので「ま、いっか!」気分で観音岳へ向かう。
途中、奇跡的に雲が晴れたので、観音岳の写真も無事ゲット。
しかし本来なら稜線歩きを楽しめる薬師岳まで、ずっと曇っていたのが残念。。。
薬師岳山頂も曇っていたが、本日のお宿はすぐ下の薬師岳小屋なので、また明日来ることにした。
2日目。
薬師岳の御来光を見に出発。
山頂からは、昨日は見えなかった北岳や富士山がバッチリ! 感動の朝、である。
何度も何度も何度も写真を撮って、7時から下山開始。
下りるだけぇ〜だから気楽なもの。
後方の岩場から「心配っないさぁーーー!」と声がする。ライオンキングか???
南御室小屋で給水。今回の行程で唯一の水場。冷たくておいしい。
さて、ここから苺平までは登りになる。
たいした登りではないのに、何故か辛い。「気の緩み」のせいだろうか?
下るほどに樹林帯になるので、だんだん無口な下山となる。
想像通り、杖立峠の正確な位置を把握できないまま、道標の場所に到着。
夜叉神峠では雲が立ちこめて展望が無く、サクサク歩いて10:45下山完了。
予定を急遽変更したのに、ほぼ狙い通りの山行ができて感動でした。
今年の紅葉は、夏の猛暑が長引いていて遅いようですが、
ここへ来て朝晩の冷え込みで、霜焼けの葉っぱもチラホラ。
来週末がピークでしょうか?薬師岳小屋の予約もいっぱいのようです。
kiyokiyoさん、初めまして
このコースの写真は、何度見ても素晴らしいですね。
私が、歩いた時は夜叉神から広河原へと抜けたのですが、薬師岳から地蔵岳までの縦走は、白浜を歩いているようでした。kiyokiyoさんの写真から紅葉も徐々に進んでいるようで、私もまた歩いてみたい衝動にかられました。
sssさん、初めまして。
鳳凰山は、地蔵岳のオベリスクはもちろん、印象的な景色が続く素晴らしいコースですね。
私もようやく歩くことが出来たのですが、予想以上の山歩きを堪能できました。
今年の紅葉は、猛暑のせいでなかなか始まらないうちに、
朝晩の急激な冷え込みで、一部の葉に霜やけが出てしまっているようですが、
下界より一足先に秋を感じることが出来、行った甲斐がありました
sssさんもぜひ!
newブーツもよさそうでおひざもはっちりかな?
よかったですね、お泊りの鳳凰。
夜叉神からの日帰りの距離感を感じていただけたでしょうか?
それにしても季節の進行ははやいですね。
ひと月まえのドンドコ沢ピストン、真夏のように
暑かったですから。
私も3年ぐらい前(?)に地蔵岳のオベリスクが見たくて
青木鉱泉から上がりました
あのオベリスクに登るのはちょっと怖いですよね
>chiantiさん
夜叉神からの日帰りは私のような普通人間には無理ですね。遠い!遠い!
下山道は大したイベントがないので、さすがの私も寡黙になりがちでした。
で、も、
早朝、芦安でタクシー予約、夜叉神で乗り込み、広河原から登れば、行けそうですよ、日帰り
健脚な方々で試してみてください
>rossignolさん
鳳凰山に行くなら、やっぱりオベリスクを見なきゃね!
次はドンドコ沢からも行ってみたいですね。
オベリスクは全く怖くなかったんですよ〜
でも見ている周りの人を怖がらせたようです
頑張れば行けたかもしれませんが、頑張っても落ちた場合、困るのでやめちゃいました
命知らずも大概にしなきゃ…
今週末、よろしくです
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