涸沢岳西尾根〜涸沢滑走〜上高地
- GPS
- 17:59
- 距離
- 32.7km
- 登り
- 2,331m
- 下り
- 1,992m
コースタイム
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 6:05
- 山行
- 9:30
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 12:15
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
1/25
000地形図(1)
ガイド地図(1)
コンパス(1)
笛(1)
筆記具(1)
ライター(1)
ナイフ(1)
保険証(1)
飲料(1)
ティッシュ(1)
タオル(1)
携帯電話(1)
計画書(2)
防寒着(1)
スパッツ(1)
ストック(1)
時計(1)
行動食
非常食
アイゼン(1)
ビーコン(1)
スコップ(1)
ゾンデ棒(1)
ピッケル
オーバー手袋(1)
インナー手袋(1)
目出し帽(1)
ゴーグル(1)
日焼け止め(1)
替え手袋(1)
スキー板(1)
スキーブーツ(1)
カラビナ
スリング
ツェルト(1)
ファーストエイドキット(1)
医薬品(1)
カメラ(1)
ハーネス
シュラフ
マット
食器類
夕朝食(フリーズドライ)
|
---|---|
共同装備 |
ロープ8mm x 30m
ピトン数枚
テント2〜3人用
ストーブ
ガス缶
|
感想
奥穂から扇沢へ滑り込むラインを狙って土曜日に入山。ワンデイも考えたが、天気と体力温存で一泊二日にした。結果、強風で目的は果たせなかったが、誰もいない涸沢で素晴らしい滑りができた。
一日目、新穂高に駐車してゆっくり歩く。白出沢を越えた所から涸沢岳西尾根に取りつく。安定していれば白出沢もありか。2000mまでシールで登るが、その後は脱いだり履いたりを繰り返し、幕営跡のあった2350m付近でテントを張る。思っていたより雪が多く、雪質もよいので、明日のトレースを作りがてら一本滑った。短いがなかなか良い。明日に期待が高まる。
二日目、3時起き5時発。森林限界手前で雪崩斜面と雪庇の間をジグザグで登り上げる。稜線で板を脱いでザックに固定し、細い稜線を歩く。この辺りで夜が明け素晴らしい景色が広がった。涸沢岳に取りつく手前のコルで小休止。GN改めカンテガが豪快に用を足していた。アルパインクライマーは見られても気にしないらしい。一方見た側も意外になんとも思わない。これは新たな発見だった。
涸沢岳へのルンゼは登るのに苦戦しない固まりと安定具合。快適に登るが、その後のリッジ歩きが長かった。何度も似せピークに騙されながら歩く。山頂は遠い。キレットや滝谷が美しいが、強風でそれどころではない。いつの間にか登山道と合流し、目と鼻の先に涸沢岳山頂が見えたが、無視して穂高岳山荘へ走る。先に着いた二人が方々探しているが、結局冬季小屋は見つからなかった。風が無く、日の当たる場所にテントを張り、天候待ち。
一時間以上待ったが、風はやまず。扇沢は文字通り尻すぼみで雪崩れたら全てが一ヶ所に集中する「地形の罠」。余裕をもって検討できる状況がなければ飛び込めない。奥穂山頂とセットで今回は諦めた。
白出沢か涸沢かで迷った結果、雪質が良さそうな涸沢に決めた。日射の影響か出だしはやや重かったが、スピードがつけば最高のパウダースノー。気持ちがよくて一気に平ら場まで滑りました。振り替えると穂高、2ルンゼも滑れそうでした(また今度)。なによりロケーションが素晴らしい。恥ずかしながら初涸沢でしたが、やっぱり人気があるだけありますね。
しばし余韻に浸ってもう一本滑る。涸沢ヒュッテはどうやら完全埋没。雪崩の巣なので、長居は無用と沢を下ります。横尾谷は下部が埋まっておらず、アドベンチャー系。とはいえ、水は少ないので恐さはありません。
橋を渡って横尾着。そこからはひたすらクロスカントリー。チョーオユーに乗ったUTMFは釜トンまでずっとスケーティング。カンテガも体力があるので、僕はゆっくり後ろから、シールを履いたり、クロカンしたりしながら家路についた。大正池には夕陽に染まる穂高が写っていた。まさにフロムダスクティルドーン、長い帰り道を差し引いても素晴らしい一日でした。
また来ます!
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