厳冬季西穂高岳へ、四国から日帰り登山!
- GPS
- 06:30
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 933m
- 下り
- 936m
コースタイム
天候 | 晴れ時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
☆新穂高ロープウェイ http://shinhotaka-ropeway.jp/ ☆JTB新穂高ロープウェイ割引 通常往復2900円のところが2300円になります。(JAF割引よりお得) ただし、3月31日迄です。 この他に手荷物6KG以上で往復400円が別途必要。 http://opt.jtb.co.jp/kokunai_opt/p/pJTB010533221 |
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂山荘まではトレースあれば危険個所はありませんが、降雪直後はトレース消えてルートも解りにくくなるようです! 山荘から独標基部まではガスと突風に注意!緩い尾根は視界が悪いと迷う危険が大きい! 独標登りから先は危険がいっぱいです!雪の状態で難易度が激変するので、以前に好条件で行けた事があったとしても油断大敵です!特にトレース無しでガスが掛かるとルートがわかりづらいし、降雪直後は風下に延びてる雪庇がわからなくなって超危険地帯になります! |
その他周辺情報 | 今回は温泉は新平湯温泉の奥飛騨ガーデンホテル焼岳、夕食は高山市の焼肉ろくべえに寄りました! ☆焼岳ガーデンホテル日帰り温泉 http://www.okuhida-gh.com/spa/dayuse.php ☆焼肉ろくべえ http://www.rokubee.com/ |
写真
感想
ここのところ恒例となった冬季西穂高岳ですが、今回は日曜しか休めないメンバーmuddyさんが西穂に初参加するので四国から日帰りです!
徳島某所に22時集合し新穂高ロープウエイに向け出発!
昨年は途中にも積雪がいっぱいでしたが、今年は暖冬の影響か、ほとんど積雪無くて午前3時過ぎに到着!どこに駐車するかウロウロ!結局一台だけ先客が居た鍋平の登山者用無料駐車場に停めて仮眠!
7時半起床で準備して第二ロープウエイ駅までテクテク歩いてたら前方に槍ヶ岳が姿を見せてTensionアップ!
まだ運行前前なので誰も居ませんが窓口で、第一ロープウエイ駅はいっぱいでもうすぐ沢山登って来るので改札口で待つように言われた!
日帰りなので西穂高口駅に着き次第アイゼン装着で小屋を目指します!
ほぼ休息無しで歩き続け、一時間足らずで西穂山荘に着いたが、先を急ぐので山荘には寄らずにそのまま登ります!
小屋泊りの方が降りてきて様子を聞いたが、昨日は視界無し、今日も暴風で西穂高岳に向かったほとんどの方は独標か、ピラミッドピークまでで撤退したようです、それでも何人かは山頂に行ってるようでトレースが期待できそう!
駅から見上げた西穂高岳は暴風吹き荒れているように見えたが丸山の尾根に登ったころにはそれほどでも無い?
ここですれ違った単独女性は、小屋泊りですからと謙遜しながらも単独で山頂に行かれたそうです!女性は強いなあ!
独標手前の尾根トラバースは去年より積雪少ない感じ?独標には11時頃到着!ここでもmuddyさんが用意してたスティックパンを全員で有り難く頂き、小休止だけで先に進みます!
見えたりガスったりのなかを、次々にピークを越えて行きますが積雪少ないのが仇となってアイゼン・ピッケル刺さらない所が多数あり緊張が続きます!
山頂間近で先に上がってたヒト二人が降りてきたが、話では山頂はガスで何にも見え無かった様子!
ヘロヘロになりながらもタイムリミット13時15分の5分前に西穂高岳山頂に到着!
西穂高の山頂は我々が着くのを待っていたかのようにガスガ晴れ、ジャンダルムや奥穂高岳に前穂高岳なども時々見えたりして素晴らしい眺めです!
登頂をお互いにハイタッチで称えあました!muddyさんお約束の儀式と周りの撮影が済んだらノンビリはしてられないのでスグ下山開始!
下り始めたらガスに雪まで降りだして足元の確認もしづらい!下りも危険がいっぱいなので後方メンバーの様子を振り返りながら独標へと戻った、nanchiさんはここで燃料切れか緊張の糸が切れたのか脚を投げ出してぐったり!それでもshichiさんに貰ったチョコレートでスグに復活しました!
ここでちょこっとだけお立ち台での記念撮影時間を取ってから、独標を慎重に降りて後はほぼ走って15時頃山荘に降りたが、時間が無いので名物の西穂ラーメンも頂けずじまいでした!
今日の気温は朝の西穂高口駅で氷点下13度、帰りのガスってきた丸山稜線で私の温度計は氷点下18度を記録しました!持って行ったペットボトルはザックの中でも凍って飲めず!(>_<)
西穂高口駅手前でチョッと余裕が出来たので、shichiさん、miccoさん、nanchiさんは雪面ダイブ!してましたが雪が硬くて痛かったようです!
最終便の10分以上前に着いたので、全員で展望台に上がって周りを撮影する余裕がありました!
ロープウエイ駅から駐車場は走ったりしながら帰ったが、もう少しで着く頃、舗装路に張ってた薄氷でshichiさんがスッテンコロリン!腰を強打したようですが、後ろを歩いてた〇〇さんと○○さんは大喜びでシャッターを押してた!(>_<)
帰りは新平湯温泉の奥飛騨ガーデンホテル焼岳で、こ・ん・よ・く!(笑)露天風呂を愉しみ、高山市の焼肉ろくべえで打ち上げ会の後、徳島の集合場所に翌午前1時半に無事帰着しました!
去年より積雪量少なくて難渋しましたが全員のチームワークで登頂を果たし、無事ロープウエイ最終にも余裕を持って降りられたのが何よりでした!
四国にも雪が沢山積もっておれば日帰りアルプス山行は考えなかったかも知れませんが、暖冬の今シーズンは早々に春が訪れようとしており、桜が開花した?なんて驚く写真も目にするようになってきました。
これは是非とも雪のあるうちに西穂高岳に行っておきたいところで、雪の西穂高岳に行ってみたいというmuddyさんのリクエストに応えたいというのもあって計画段階から大いに悩みました。(半分嘘ですが…)
muddyさんの仕事都合で登山日は日曜日限定。そしてメンバーは気心知れた5名。
これを如何にして西穂高岳へと届かせるのか?ロープウェイの始発・最終時間もあるし、気象条件や積雪具合、トレース有る無し等を考えだすと段々と煮詰まってきます。
これは無理なんかな〜と思いながら計画を立てて、西穂高岳への登頂リミットタイムをロープウェイの最終発車時刻より3時間前の13:15に設定。
これに間にあうためにはどの位のペースで進んで行ったらいいのか?は、昨年同じような事をしたnekojigenさんとmicco7さんは分かってるハズです。昨年よりはやや時間に余裕を見ており、トレースがあればnekojigenさんにガイドされたmuddyさんなら西穂高岳へと制限時間内に届くハズ。そして、micco7さんは当日の体調次第ですが先行する二人について行けるハズ。一番問題なのはnanchiさん。昨シーズンに故障した膝が驚く程に回復したように見えるけど、そうは言ってもまだ完治しては無いハズ。他者には言わず、本人だけにしか分からない痛みも抱えているかと思い、nanchiさんをどうやって制限時間内に西穂高岳へと届かせるのか?
しかもできるだけ安全が基本なのですが、この同行メンバーなら確保は必要ないと思いザイルは持って行かない事にして…気象条件が悪ければ…やはりどうなのか?と悩みました。
前置きが長くなりましたが、前日の夜に徳島を出発した一行は無事に新穂高温泉鍋平登山者用無料駐車場に到着し、15分前倒しで出発したロープウェイに乗り西穂高駅へと一気に高度を上げます。
駅に到着するやいなや直ぐにアイゼンを装着して登山準備にかかります。
山行計画書も準備して持ってきたので書く手間を省き時間短縮を図ります。
そして、昨年同様にnekojigenさんの競馬のスタートよろしく駅を飛び出して行った後にmuddyさん、micco7さんが後を追いかけ、さらにそのあとにnanchiさん、最後尾に私がついて追い上げて行きます。
登山道はトレースもついており、天候も良く、登山者も少なくてこれ以上無いと思える好条件です。
西穂山荘へと足早に到着すると、立ち寄らずに休憩も殆どせずにすぐに出発するnekojigenさん、気合入ってます。nekojigenさんには、おそらくパーティーの間隔は開きますので後続の事は気にせずにmuddyさんを西穂高岳へと連れて行ってあげて下さいとお願いしておりましたので、そのようになのか?闘争本能に火がついたのか?muddyさんを連れて先へと進んで行きます。
後続の3人はレイヤー調整、ストックからピッケルに換装して先を行く二人を追いかけます。途中でトランシーバより連絡が入り、「丸山に到着したが先に進みます」との事でハイペース過ぎませんか?って、ちょっと心配になってきた。
独標へと到着する頃には全員が合流して、独標へと登りつめるとmuddyさんより支給されたスティックパンを1本食べ、休憩もそこそこにピラミッドピーク、チャンピオンピークとクリアしていきます。
最後尾について残り時間を告げながら、プレッシャーかけながら…
「もう少し、あともう少し」と自分にも言い聞かせながらタイムリミットが刻々と迫ってきています。
「あと15分です〜!」と最後の鞭入れを行い、その告げた先には西穂高岳が間近に迫ってきてます。もう大丈夫と確信して山頂に着くとタイムリミット5分前。
13時10分に登頂できました。全員で登頂できた喜びを分かち合い、それを祝福するように山の神様も気を利かせてくれたのか?少しだけサービスしてくれます。
雲上に幻想的に浮かびあがったジャンダルムや奥穂高岳に見惚れますが、直にガスに覆い隠されて、「時間が無いからもう帰りなさい」って、言われてるようで…
写真撮影もソコソコで長居はできず、感無量に浸っている皆さんを急き立てるように帰りましょうと促します。(それが私の役目なんで〜)
帰りも危険な事は変わりなく、慎重に独標まで戻ってくると皆さんの緊張の糸も解けたようでお立ち台で写真撮影を楽しんだり、充実感あふれる余韻に浸りながら無事に下山。
帰りの車中では、大口開けて間抜け面して爆睡してた方もいて笑ってしまいましたが、それだけ精神・肉体ともに疲れたという事なんでしょうね。
同行の皆さん、今回もお疲れ様でした&ありがとうございます。
山行中は終始急かしまくってすいません。
でも、私にとっては非常に楽しく、充実感溢れる記憶に残る登山となりました。
剣ヶ峰に続く厳冬期西穂高山頂アタック日帰り!!
当初からビビりモードで ピラミッドピークまでを主張していましたが・・・
いざ出発。今回は最後尾を歩き、慎重と確実性をテーマに向います。
去年独標までのルートは一応頭に入っていたので、ふ〜んて感じで進みますが、やはり小屋から独標までの登りの辛いこと辛いこと。
独標到着時点で燃費切れでお腹空いていますが、時間との勝負なので早々に出発。
独標からは未知のルート。しかも険しいUPDOWNの連続が待ち構えてます。
問題児の自分は慎重に確実に足を運びます。たま〜に後ろから見張っている鬼軍曹からもっと大きく開いてアイゼンひっかけないように!!と注意を受けながら
無事ピラミッドピーク到着!!ここで満足ですが、アタックするというのでお腹が空いてヘロヘロですが向かいます。お腹空き度MAXの体でのUPDOWNはキツイです!!でも気を緩めては命取り!!そんな中残り15分です!!と鬼軍曹の大きな声!山頂までもう5mなので踏ん張って登頂!!なんとガスっていた山頂が空一面の青空となりテンションMAXです。ソーセージ教祖mudyyさんの儀式後一瞬の感動後、即座に下山。下山といえども独標まではUPDOWNに変わりはない。帰路は時間との勝負であり、目途がつくまで頑張るしかない!!
独標到達時、安堵感と達成感でぐったり。そして鬼軍曹からの救援物資チョコレートを頂きやや復活。恒例のお立ち台で写真撮影をし、そそくさ下山。
無事最終から2番目のロープウエーを目指していましtが乗れないってことで、途中でちょっと雪遊びをして無事ロープウエー到着。ホッとしたぁ〜
4日前に大山の剣ヶ峰の稜線を歩行のおかげか?感覚麻痺したのか、西穂高アタックに際して恐怖感及び緊張感はなかったのは良かったのだろうか・・・・・
改めて写真を見返し、反省点続出。このときはこうすればよかった!ダメダメな下りの態勢に、不安定なアイゼンワーク あ〜もっときちんとアイゼンワークできるようにしないと。。アカンと反省しっぱなしです。
西穂アタックできたのも皆様のおかげです。ありがとうございました。
この鉄人メンバー9:30ロープウエー→山頂→16:00ロープウエー到着までの間、食べたものソーセージ1本とスティクパン1本となんですが・・みんなお腹空いたご様子それほどなかったのですが・・
そしてやっぱり靴が・・・・あってないのかと疑い中。特に右足のひもがいつも緩むし、フロントに体重を掛けづらいのは足のサイズがマッチしていないせいだろうか・・・右足のかかとも浮くんだよな〜
天気が良くて良かったですね!いやぁ〜、怖い怖い!レコを見ているだけで緊張感がはしりました。皆さん、お疲れ様でした!それにしても、先日のレコの大山の方が、ヒマラヤに見えてしまうのが、不思議です。
minaohahaさん
そうですね、視界が悪かったので高度感がイマイチだったかも?
高所恐怖症の人にはそれが良かった?(笑)
それでも時々姿を現した笠ヶ岳・ジャンダルム・奥穂高岳・前穂高岳・焼岳・乗鞍岳など感動的な景色でした!
来年は是非ご一緒しましょう!
minaohahaさん
コメありがとうございます。
天候に恵まれ 素晴らしい景色が見る事ができ
リスペクトできる山仲間達と一緒に苦労して登りつめた西穂高岳は
最高の瞬間を用意してくれていたように感じます。
緊張感もありましたが、それをコントロールできる方々なんで何の心配も必要ありませんでした。
西穂高岳まで行かなくとも、山荘泊りで丸山や独標まで行く方は大勢いらっしゃいます。
来シーズンは道具をそろえて北アルプスへ!
minaohahaさん
こんにちは
ありがとうございます。怖さは剣ヶ峰に向う稜線が何倍もであることは事実ですが視界のせいかも???
山頂まで行かずとも、ピラミッドピークまで独標まで丸山までと選択肢は豊富ですよ。
四国チームのみなさん、こんばんはです。
水曜日のレコと今回と雪山エンジン全開ですかね
ウエルカムの雪でのお遊び、まあ間違いなくやりますね。
そして本編では緊張の連続、水曜日のナイフリッジ通過の写真と今回も独標より先はドキドキもんでした。
と言っても行きたくなる自分もいるけども
燃料切れのnanchiさん(笑)、笑っちゃいけないけど疲れている時の2号君と同じ状態だし
そのあとの燃料補給のいつもの焼き肉もスバラでした。
みなさま、遠征お疲れ様でした
garnet0823さん
御存じのように苦しいときは笑って!のメンバーなので終始笑いっぱなしでした!(笑)
タイムリミットギリギリでしたが、全員揃って山頂を踏めたのは、日頃から鍛錬を続けてるチームワークの賜物でしょう!(^^)/
機会があれば又ご一緒しましょう!
garnet0823さん
コメありがとうございます。
nanchiさんが、ここまで疲れてるとはちょっと思ってなかったので後から反省しきりです。
後ろについてサポートしましたが、登りはすぐ後ろについてズリっと滑れば止めるつもりでしたが、降りの場合は自分が先に降りた方が良かったんでは?なんて、アレコレと反省する事多くて勉強になりました。
いつも今日が最後の登山だと思えば、山への取り組み方も変わるかな〜?と思いアレコレ勉強中です。
今年の課題は山の総合力UPです。
夏のゼロ富士チャレンジ迄に少しでもUPできるよう頑張ります〜
garnetさん こんにちは
行ってきたよ〜ほんとに。
燃料切れはきつかったよ〜〜〜救援物資は最高でした。燃費切れは下りは良くても登りは泣き入ります。大山ご来光登山のハードスケジュールから寝不足のたたりかもしれないと反省しました。
DNAって ね〜
またいつか一緒に山頂目指しましょう!!
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