ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 810785
全員に公開
沢登り
丹沢

玄倉川水系 梅ノ小屋沢(敗退)

2016年02月11日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
2.1km
登り
299m
下り
294m
天候 快晴(暖か)
過去天気図(気象庁) 2016年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中ノ沢林道/小割沢橋手前辺り
・中ノ沢林道は例年7/1〜9/30期間中閉鎖されますが今は通行可能。
・行程中、積雪は一切なし。
・トイレ、登山届は玄倉バス停で。
コース状況/
危険箇所等
■梅ノ小屋沢
  玄倉川支流の中ノ沢(小川谷)のさらに支流で、小割沢の対岸少し上で
  合わさる。
  水量は出合でチョロチョロ程度でほぼ涸沢といってよい。
  地形図見る限り左俣が曲者かなと思って入ったが、標高460m二俣は
  右俣に12m棚、左俣には5×10mナメ+2m+2m+2段10m棚が
  いずれも要塞状で落ち込み、両側とも切り立ったゴルジュなので
  直登も、界尾根含め小さく高巻くことも絶望的ー。
  今回は少し戻ってゴルジュ手前から左岸尾根を森林作業径路を使って
  ドーガク尾根(敷地山ノ尾根)まで詰めてしまいました。
  左岸尾根から見える様相だと右俣は先の10m棚の上に3mほどの棚が
  あるほかはゴーロ状の涸れ沢のよう。
  今回見れなかった左俣は地形図から判断するとさらに上流に曲者が
  控えていそうな気もします。
  なお左俣に入るべく右岸尾根から大きく巻いても、沢の右岸側壁は
  ずっと切り立っており、尾根と沢床は標高差70m以上あるので
  沢に戻ることはかなり厳しいように思えます。
  (断崖絶壁を数ピッチ懸垂下降できればよいのでしょうが、懸垂下降は
   支点に自重の数倍の荷重が架かるので、絶壁に張り付いている木など
   荷重かけたら崩落する可能性があるでしょう。)

  沢名は漆原俊氏作図、秦野山岳会踏査による「玄倉川及中川川水源概念圖」
  から引用させていただきました。
  遡行グレード:不明。ただ本流と思われる左俣に入るには高巻き含めても
         かなり高いものになるかと思われます。

■丹沢限定沢登り記録(All by kamog)
 http://mt-farm.info/tanzawakiroku.html
快晴の中ノ沢林道
危惧していた積雪も皆無です
2016年02月11日 11:52撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 11:52
快晴の中ノ沢林道
危惧していた積雪も皆無です
小割沢のF1
以前は直登しました
2016年02月11日 11:54撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 11:54
小割沢のF1
以前は直登しました
小割沢橋のすぐ先から中ノ沢(小川谷)に下ります
2016年02月11日 11:54撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 11:54
小割沢橋のすぐ先から中ノ沢(小川谷)に下ります
小割沢橋を下から
2016年02月11日 11:55撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 11:55
小割沢橋を下から
ここを下りてきました
2016年02月11日 11:56撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 11:56
ここを下りてきました
平和な中ノ沢
2016年02月11日 11:58撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2
2/11 11:58
平和な中ノ沢
少し上流の対岸から今日目指す梅ノ小屋沢が僅かな水量で合わさります
2016年02月11日 11:59撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 11:59
少し上流の対岸から今日目指す梅ノ小屋沢が僅かな水量で合わさります
梅ノ小屋沢出合
2016年02月11日 11:59撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 11:59
梅ノ小屋沢出合
何もなさそうな雰囲気ですが
2016年02月11日 12:00撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 12:00
何もなさそうな雰囲気ですが
2016年02月11日 12:05撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 12:05
お、ナメだ!
2段5×15mといったところ。
2016年02月11日 12:07撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2
2/11 12:07
お、ナメだ!
2段5×15mといったところ。
ナメを越えてビックリ!
標高460m二俣で右俣はとても登れん要塞状12m棚
2016年02月11日 12:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
6
2/11 12:12
ナメを越えてビックリ!
標高460m二俣で右俣はとても登れん要塞状12m棚
左俣もナメの上には小滝に続き2段10m棚
これも登れん
2016年02月11日 12:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
3
2/11 12:12
左俣もナメの上には小滝に続き2段10m棚
これも登れん
右俣の棚と左岸側
2016年02月11日 12:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2
2/11 12:12
右俣の棚と左岸側
左俣の左側。登れなくもないけれど写真以上に急。
上から見た感じだとたとえ巻き登っても上流部は急峻な斜面なので厳しいかもね。
2016年02月11日 12:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 12:12
左俣の左側。登れなくもないけれど写真以上に急。
上から見た感じだとたとえ巻き登っても上流部は急峻な斜面なので厳しいかもね。
左俣
2016年02月11日 12:18撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 12:18
左俣
近くからは巻くこともできないので一旦先ほどのナメより下部に下る
2016年02月11日 12:25撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 12:25
近くからは巻くこともできないので一旦先ほどのナメより下部に下る
ゴルジュ手前の左岸に森林作業径路がある
2016年02月11日 12:26撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 12:26
ゴルジュ手前の左岸に森林作業径路がある
倒木による土留があるので割とわかりやすい
2016年02月11日 12:26撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2
2/11 12:26
倒木による土留があるので割とわかりやすい
2016年02月11日 12:29撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 12:29
右俣の棚の上
左俣も右岸尾根側壁が断崖で標高差もあり巻いても沢床に戻るのは厳しいであろう。
右俣には何とか下りられそうだが、それから界尾根(中間尾根)に上がるのも急傾斜過ぎる。
2016年02月11日 12:30撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2
2/11 12:30
右俣の棚の上
左俣も右岸尾根側壁が断崖で標高差もあり巻いても沢床に戻るのは厳しいであろう。
右俣には何とか下りられそうだが、それから界尾根(中間尾根)に上がるのも急傾斜過ぎる。
2016年02月11日 12:31撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 12:31
右俣はゴーロが詰めまで続き先ほどの棚+αくらいであった
2016年02月11日 12:34撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 12:34
右俣はゴーロが詰めまで続き先ほどの棚+αくらいであった
左岸尾根を詰める
2016年02月11日 13:03撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 13:03
左岸尾根を詰める
振返ると弥七沢ノ頭方面
2016年02月11日 13:11撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 13:11
振返ると弥七沢ノ頭方面
植林帯に入ればドーガク尾根は近い
2016年02月11日 13:21撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 13:21
植林帯に入ればドーガク尾根は近い
植林帯内のドーガク尾根(便宜称。水源概略圖だと敷地山ノ尾根と記載されている。)に乗りました
2016年02月11日 13:25撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 13:25
植林帯内のドーガク尾根(便宜称。水源概略圖だと敷地山ノ尾根と記載されている。)に乗りました
2016年02月11日 13:26撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 13:26
ミツマタ群
2016年02月11日 13:31撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 13:31
ミツマタ群
あくまで南東に向け下降する
ところどころ古い木の階段がある
2016年02月11日 13:37撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 13:37
あくまで南東に向け下降する
ところどころ古い木の階段がある
2016年02月11日 13:43撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 13:43
2016年02月11日 13:47撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 13:47
540mあたりで囲い型の植生保護柵が出てきた
ここは左側を通過
2016年02月11日 13:48撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 13:48
540mあたりで囲い型の植生保護柵が出てきた
ここは左側を通過
冬は葉もなく空が広いのがよい
2016年02月11日 13:49撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
3
2/11 13:49
冬は葉もなく空が広いのがよい
2つ目の柵は右側を通過
2016年02月11日 13:51撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 13:51
2つ目の柵は右側を通過
灌木帯に入る
2016年02月11日 13:54撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 13:54
灌木帯に入る
すぐに450m小ピーク
2016年02月11日 13:55撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 13:55
すぐに450m小ピーク
この水源の森林ポールから末端が急な尾根から少し西側に巻くように僅かな踏み跡がある
2016年02月11日 14:16撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 14:16
この水源の森林ポールから末端が急な尾根から少し西側に巻くように僅かな踏み跡がある
2016年02月11日 14:16撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 14:16
2016年02月11日 14:18撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 14:18
2016年02月11日 14:20撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 14:20
尾根末端下には昔建てられていた「小川谷山荘」の名残が。
詳しくは未知だが昭和中期に多くの方が使われたそうだ。
2016年02月11日 14:23撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
3
2/11 14:23
尾根末端下には昔建てられていた「小川谷山荘」の名残が。
詳しくは未知だが昭和中期に多くの方が使われたそうだ。
昭和30年代の写真を拝見したが、当時よりもすっかり木が育ってしまい林になっている
2016年02月11日 14:24撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 14:24
昭和30年代の写真を拝見したが、当時よりもすっかり木が育ってしまい林になっている
ドーガク尾根入口標識
2016年02月11日 14:25撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 14:25
ドーガク尾根入口標識
同じく
2016年02月11日 14:26撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 14:26
同じく
2016年02月11日 14:26撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 14:26
立間大橋が見える
2016年02月11日 14:28撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 14:28
立間大橋が見える
2016年02月11日 14:28撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 14:28
中ノ沢を1mほどのジャンプ飛び石徒渉
2016年02月11日 14:29撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2
2/11 14:29
中ノ沢を1mほどのジャンプ飛び石徒渉
対岸の古き山荘用径路をひと登り
2016年02月11日 14:31撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 14:31
対岸の古き山荘用径路をひと登り
立間大橋のすぐ先が旧山荘用径路の入口
2016年02月11日 14:33撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
2/11 14:33
立間大橋のすぐ先が旧山荘用径路の入口
戻った
2016年02月11日 14:44撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2/11 14:44
戻った
撮影機器:

感想

今日は昼から出動で時間が足りなかった。
無名中の無名沢だけれども要塞状の二俣棚に驚き!
本流の左俣に入るためには策戦練り直しだ。
探検心追求ができるのが沢登りというアクティビティの唯一残された醍醐味。
それをサポートする技術力を身に付けた者だけが許されるというのも醍醐味。
そして危険察知力と行動判断も未知のルートに入り込むための必須能力。
だからこそ達成感があるアクティビティなんだね。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1140人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら