記録ID: 815040
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山滑走
谷川・武尊
谷川連峰 芝倉沢 貸し切りでした★
2016年02月19日(金) [日帰り]
- GPS
- 07:55
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 771m
- 下り
- 1,542m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 8:55
18:00
ゴール地点
天候 | 快晴 稜線上は若干風ありました |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
▲ハイク とりあえずシール歩行でスタートしましたが、避難小屋手前で一か所急登があり、シール+クトーでも無理そうだったので早々にツボ足アイゼンに切り替えました。谷川岳山頂までの登りのトレースはばっちり踏み固められており、ツボ足でも登りやすかったです!前日も快晴だったため、それなりに人が入っていたのでしょう。 奥ノ院から先はトレース無。岩と氷雪のミックスとなった鎖場があり、ウィペットのダブルアックスでバックステップで下りました。稜線上はクラストした雪面の上にパウダーが10〜20センチ。ただし、突然ズボッと膝くらいまで踏み抜くことが何度もあり、かなり疲れました。結局最後までツボ足アイゼンで通しました。 ▼滑走 上部の広いバーンは、場所によりカリカリにクラストしていたり、クラストの上にうっすらパウダーだったり、はたまた気持ちの良いパウダーだったり、と変化に富んでました。滑走中、いきなりクラスト面に入って転倒というパターンが何度かありました。 沢が狭くなってくると快適なパウダー滑走。降ってから1日おいているのでふっかふかという訳にはいきませんが、楽しく滑れます。 下部はモナカ雪、支沢が合流してくるところは、モナカの下にカチカチ隠れデブリが ありまともに滑れませんでした。右岸側の斜面は北向きになるため、パウダーが残ってました。 斜度がなくなってくると、沢が割れてきます。早い段階で右岸側の台地上の地形の上に上がってしまえば問題ないのでしょうが、登るタイミングを逸したためそのまま沢沿いをシール歩行しました。が、2回渡渉するはめになりました。水が少ないので、渡渉自体は難なくできますが、水面に下りるのがちょっと大変です。2回目の渡渉時、バックステップで雪壁から沢底に下りようとした瞬間、足元が崩れて後ろ向きに転倒。ケツと後頭部を岩に強打しました。 山スキーでも常にケツパッドを装備しており、ヘルメットもかぶっていたため、外傷・痛みは全くありませんでしたが、もしメットかぶってなかったら、たぶん脳震盪は起こしていたと思います。重たいリュック背負って、50センチくらいの高さから後ろ向きに転倒ですから、かなりの衝撃でした…。思い出すだけでぞっとします。 湯檜曽川沿いの帰り道、王道ルートは土合橋の方まで下って、道路に合流して最後は徒歩でベースプラザに戻るようですが、ベースが見えたあたりで斜面を直登する数人のトレースを発見。これは噂のショートカットだな!と横着して登ったところ、どうやら西黒尾根の取り付きに向かっているようでベースから離れていく。しかもツボ足だと膝からモモまでズボズボ埋まって大変でした。方向がおかしいことに気づき、途中から急斜面を無理やりトラバースしてベースプラザの裏手に出てゴール。既に疲労でヘロヘロだったこともあり、ここの登り〜トラバースだけで1時間近くかかりました…反省 |
写真
撮影機器:
感想
以前からずっと行きたかった芝倉沢、ついに滑走できました。
たっぷり余っている有給を有意義に使うべく、平日のこの天気を狙って行ってきました。
今シーズンは雪が少ないせいか、ネットで検索しても芝倉沢の滑走記録が見当たらず、沢の埋まり具合が心配でした。ただこの先もまとまった降雪はあまり期待できそうにありません。行かないで後悔するよりは行って後悔した方が良いだろうと気合を入れて行ってきました。
実際このピーカン天気だし、ローカルのボーダーさんとかは多少いたりするのかな、と期待もしていましたが、結果は自分のみ。メジャーなルートとはいえ、初めての場所でソロは色々と不安もありましたが、結果は大満足でした。
渡渉したり、モナカ雪に大苦戦したりと難儀もしましたが、貸し切りのビッグバーン〜狭くて深い谷底まで、芝倉沢の魅力をたっぷり感じてきました。
自分の体力のなさと未熟なハイク技術のおかげで疲労困憊。時間もかかり過ぎです。もっと鍛えないとだめですね。
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コメント
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おはようございます。
芝倉沢お疲れさまでした。
ずっと、マークしている場所なので、情報ありがたいです。
やはり、雪が非常に少ないですね。
2月厳冬期に沢割れですか。。。。
昨シーズンは3月中に行って、快適に帰還できたんですが
湯檜曽川出合いまでで徒渉とは、4月下旬くらいの様子ですね。
私も茂倉岳からのエントリーを目論んでいますが
これからもっと降雪が無いと、やっかいになりますね。
S字峡谷は、旧道芝倉沢出合いの上部の直角に曲がっているエリアから下辺り
だと、私は思っています。
あの辺りは左右と後ろからの雪崩の巣になる場所なので、
残雪期などは、ものすごいデブリになってます。
今シーズンは、エリア選びに難儀しますね。
改めて、お疲れ様でした。
>>STsnow様
こんにちは。コメントありがとうございます。
ホントに雪の少ないシーズンですね。今日も山の方ですら雨降るようですし。
茂倉山頂からのドロップ、憧れますね!
自分は今期の目標として反対側の茂倉谷滑走〜JRで帰還も目論んでます。
こっちも恐らく沢が埋まっていないでしょうから渡渉覚悟でチャンスを狙ってます。
S字峡谷はだいぶ下ったところなんですね。地図に載ってるわけではないので
いまいち場所がわからなかったです。自分が滑った時にはパウダーの下に
デブリが結構ありました。
狭い谷だったのでデブリで埋まると通過が難儀しそうですね。
今期は滑れる期間が短そうなので、少ないチャンスをものにしつつ、充実した
シーズンを過ごしたいですね。
こんにちわ!
この日、反対側の白毛門に登っていて(敗退しましたが)松木沢ノ頭から芝倉沢からの滑降ルートを眺めてました^^
実は前日に谷川岳に登ったのですがビビリなので肩の斜面と熊穴沢を滑りました。
芝倉沢、西黒沢も憧れますが体力&技術ともに不安でなかなかトライできません。
今年は雪が少なくて入ってる人も少ないなか、貸し切りのビッグバーン、苦労したぶん満足度もかなり高い山行になりましたね。
ムービーもワクワクドキドキしながら観させていただきました^^
いつか私もトライできるようになりたいです♪
>>junpie様
こんにちは!コメントありがとうございます!
ちょうど対面側にいらっしゃったんですね!?こちらからも白毛門が綺麗に見えてました。
白毛門から見る谷川〜一ノ倉の東面は迫力ありそうですね。いつか自分も登って景色を堪能してみたいです。
芝倉沢は斜度もさほどきつくなく、滑走はそんなに難しい感じではありませんでした。
自分はハイクのスキルが足りないので、滑る前にバテバテになってしまうので、そこが課題ですね…(笑)
junpieさんも芝倉沢、是非挑戦してみてください。
西黒沢も熊穴沢が滑れればたぶん大丈夫なんじゃないでしょうか。
いよいよこれから山スキー適期に入りますね。雪が少ないシーズンですから、安全には十分注意しつつ、目一杯楽しみましょう!
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