矢筈ヶ山、飯盛山;一向平起点周回
- GPS
- 06:18
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,484m
- 下り
- 1,480m
コースタイム
天候 | 晴れた。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
一向平キャンプ場 http://hp1.tcbnet.ne.jp/~ikkou/ ※冬季は営業していないため除雪されません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
冬季ヴァリエーションルートです。 冬山登山の技術、知識及び装備が必須です。 雪崩、落石、滑落、道迷い、進退不能の危険があります。 天候や積雪状況に大きく左右されます。 ■一向平キャンプ場〜三本杉分れ 雪は2日前に降った雪が10cm程度積もっていた。 大山滝の吊橋は、厳冬期は手すりまで雪が積もっていることがある。 ■三本杉分れ〜矢筈ヶ山 登山道を辿って大休峠を目指さず、矢筈ヶ山の前衛1300mピークから三本杉分れに伸びる稜線へ取り付く。 稜線から1300mピークへ直登する。 雪崩の危険性のある勾配であるため、直登前に弱層チェックを行った。 (今日は、ザラメ雪の上に20cmの結合力の強い牡丹雪(?)が乗っている。) 上り詰めたところは、厳冬期は雪庇の発達するところになるので、厳冬期は十分に注意する。 山頂付近は灌木が飛び出していた。 ■矢筈ヶ山〜小矢筈東尾根〜山川谷(やまがたに) 少し藪がうるさい。尻セード中に少し雪崩れた。 下降点を間違えると進退不能に陥る可能性がある。 山川谷の上流、標高900mラインを目指して下降した。 想定より山川谷の起伏が激しく、800mラインまで下降を強いられた。 三本杉から三本杉分れに抜ける廃道を狙ったつもりだが、谷は雪が積もるとわからない。渡渉や急勾配の登攀が必要で難易度が高かった。 稜線に乗るとナビテープがあった。 ■飯盛山稜線 900mの鞍部を抜けると少し藪がうるさい。 飯盛山は急斜面のピークで、山頂手前は岩稜帯。滑落注意。 岩は落ちそうで怖かったので、樹の枝を掴んでよじ登った。 下降の急斜面は空洞だらけの斜面で、滑り降りれないし、歩くと踏み抜くわで、難易度が高かった。 ■本谷奥風景林(北ヶ平谷) 飯盛山の北、東に広がる針葉樹林帯 樹林帯と中国自然歩道との間に段差があるため、下降点が難しい。 場所によっては、懸垂下降が必要。 |
写真
装備
個人装備 |
スタティックロープ20m
軽アイゼン
スノーシュー
ダブルポール
カラビナ一式
|
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備考 | アイゼンとピッケルがあった方が楽だった。 着雪防止のため、スノープレートには事前にフッ素系防水材を掛けておく。 |
感想
金曜日に降った名残雪。今シーズンも残り少ない。
バックカントリーのロングコースに香取起点の矢筈ヶ山周回を考えていたが、雪の量が足りないと思い、一向平起点の周回を思いついた。
手前にそびえる飯盛山もピークハンターが少ない。登山道がないので、藪の少ない今がチャンスだ!
最初に飯盛山をめざすつもりだったが、取り付きしやすいポイントが見つからず、矢筈ヶ山の先に登ってしまった。選択としてはよかった。飯盛山に先に行っていたら矢筈ヶ山には登ってなかっただろう。
矢筈ヶ山の山頂はすでに灌木が出ていて少し残念だった。
地図とにらめっこして、ショートカットも兼ねて小矢筈経由で飯盛山をめざすことにした。山川谷はゴルジュになっているので、できるだけ上流で渡渉しようと考えていたが、上流の方もなかなか激しい地形で、なかなか難易度が高かった。やはり谷の地図読みはムズがしい。。。
飯盛山の名称には似つかわない攻撃的なフォルムの飯盛山。近づくとまさかの絶壁に岩稜帯。墓石のように飛び出た岩は信用出来ないので樹の枝に捕まってよじ登った。山頂は特に何もない。
下降ルートもなかなか困難で。
急斜面で、でも、ツリーホールだらけでなかなかハードな飯盛山。
雪が緩いと思って、アイゼンとピッケルをおいてきたけど、あった方がだいぶ楽だった。
大山古道の合流地点もけっこうな壁で、懸垂下降するか悩んだけど、木の根に捕まって降りた。
なかなか一筋縄ではいかせない下山道だった。
矢筈ヶ山の東尾根から特徴的なピークが見えた。
飯盛山は実はふたつあり、これがそれらしい。
今日登ったのは、いいもりやま。
見えてたのは、ええもりやま。
飯盛山Aと飯盛山E
Aの方もいつか登ってみたい。
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