西穂高岳 雲海に浮かぶ峰々に渋滞発生！？

2016年03月20日(日) ~ 2016年03月21日(月)

• GPS: 07:33
• 距離: 8.8km
• 登り: 972m
• 下り: 978m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:01
• 休憩: 0:01
• 合計: 1:02

距離 1.9km 登り 271m 下り 51m

11:55 西穂高口(千石平)
12:17 12:18 旧ボッカ道分岐
12:57 西穂山荘

2日目

• 山行: 3:01
• 休憩: 3:22
• 合計: 6:23

距離 6.9km 登り 718m 下り 928m

6:33 西穂山荘
6:47 西穂丸山
7:20 8:07 西穂独標
8:19 ピラミッドピーク
8:28 8:35 チャンピオンピーク４峰
8:57 9:11 西穂高岳
9:23 9:25 チャンピオンピーク４峰
9:33 9:35 ピラミッドピーク
9:47 10:06 西穂独標
10:24 西穂丸山
10:29 12:19 西穂山荘
12:35 12:36 旧ボッカ道分岐
12:56 西穂高口(千石平)
12:56 ゴール地点

天候

20日、西穂山荘テン場はガスガス　21日、晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

ロープウェイチケットは、通常往復で2900円ですが、コンビニでJTBの新穂高ロープウェイ連絡往復乗車券を購入すると2300円となります。

登山指導センター手前の県営駐車場が、冬期の登山者用駐車場として無料開放されています。

コース状況／危険箇所等

今回はトレースがしっかりしていたので、ルーファイの必要は有りませんでしたが、トレースが無い場合、ルーファイの際には雪庇に注意が必要です。雪庇は信州側に発達しています。また、すれ違い等でトレースを外れる場合等、雪庇側に外れると危険です。

雪が硬くしっかりしている部分はアイゼン、アックス共によく効きますが、陽光で暖められ腐り気味の部分ではアックス等が雪を切ってしまい効きがが甘くなります。また、雪のすぐ下に岩などが有るとアイゼンが滑って効かないことが有ります。置いた足の感覚で有る程度判るので注意が必要です。

技術的に様々なレベルの登山者が楽しんでいます。難しめの場所では不慣れな登山者が動けなくなり渋滞が発生します。また、パーティに寄ってはロープを出す為、待ち時間が発生する事も有ります。待ち時間に寒い思いをする事を考慮しておくと良いかもしれません。

渋滞発生ポイントは独標の山荘側が最大のポイントです。独標までは大勢の登山者が訪れますが、登り降りのすれ違いが困難なので片側交互通行になります。また、登りの登山者が待機する場所は日陰になるため待っている間は寒いです。

回避する場合は左のルンゼ状雪壁から直上し岩を越える、もしくは右へトラバースしてから雪壁を直上の2ルートが考えられますが、左は落石が起きた場合、順番待ちの登山者の列を直撃するので論外かと思います。右の方はその様な心配が有りませんが、滑落すると上高地側に相当な距離の墜落になります。今回は右から渋滞を回避して独標に登りました。

独標の西穂側と独標の次のピークの西穂側も渋滞発生ポイントですが、独標より先は登山者が減るので長時間の待ちにはなりませんでした。

テント泊の場合は西穂山荘の外トイレ個室待ちの渋滞にも注意です。個室は5個有るのですが、何故か3つは内側からロックされ使用中止となっていて、実質2つしか使えませんでした。朝飯後、良い感じにもよおしてトイレに行ったら長い列！数回のビッグウェーブに耐えながら順番を待つこの渋滞が一番の核心でした（笑）

写真

3/20 11:57

20日、新穂高ロープウェイで入山。ロープウエイを降りてガスガスの西穂高口駅。

3/20 12:04

西穂山荘を目指してガスガスの樹林帯を歩きます。

3/20 12:59

西穂山荘に到着しました。メチャクチャ賑わっています。

3/20 15:05

混雑するテン場に隙間を見つけて3テンを張りました。

3/20 15:52

雪を溶かして水を作りつつ、ささやかに晩酌タイムです。

3/20 15:58

生活の知恵。コーヒーのペーパーフィルタをナルゲン広口に被せて雪を溶かした水のゴミを取ります。

3/21 6:28

21日朝、快晴です！装備を付けてスタートです。

3/21 6:35

ちょっと登って西穂山荘を振り返ります。奥には雲海に浮かぶ焼岳と乗鞍岳。

3/21 6:42

人と山の対比が良い感じの一枚。

3/21 6:49

丸山に到着しました。奥には雲海と笠ヶ岳。

3/21 6:49

丸山の次は独標へ向かいます。

3/21 7:17

上高地と霞沢岳、乗鞍岳。

3/21 7:18

独標が近づいて来ました。なんか人が大勢居るような…。

3/21 7:23

独標の登りが渋滞しています。日陰の順番待ちは結構寒いです。

3/21 7:46

独標への登り。人が一杯です。

3/21 7:48

独標に到着しました。

3/21 8:05

独標の次のピークでも、下りの順番待ちがありました。

3/21 8:22

ピラミッドピークに到着しました。

3/21 8:23

西穂高岳が近づいて来ました。奥には奥穂と前穂が見えます。

3/21 8:29

チャンピオンピークを通過して振り返った所。

3/21 8:53

西穂高岳まであともう一息。

3/21 9:00

西穂高岳に到着！

3/21 9:00

西穂高岳から奥穂高岳へ続く稜線と、奥穂高岳から右へ吊尾根と前穂高岳。

3/21 9:02

西尾根と笠ヶ岳。

3/21 9:02

狭い山頂がどんどん混雑するので下りに掛かります。

3/21 9:08

西穂高岳山頂を振り返った所、登山者の列が続きます。

3/21 9:09

降りの景色は雲海と連なる稜線の景色が見事です。

3/21 9:23

ガスを纏う雪稜の風景。雪山感がステキです。

3/21 9:31

高度感の有るヤセ尾根の通過も有ったりで、お楽しみ要素も盛り沢山です。

3/21 9:33

均整の取れたトンガリ具合にバックの雲海と空がいい感じです。

3/21 9:36

たまにガスが吹き上がって来るのも風景の良いアクセントになります。

3/21 9:38

独標が近づいて来ました。

3/21 9:43

独標西穂側のピークも渋滞ポイントです。

3/21 10:01

独標からの下りでも渋滞中。皆さん待ちくたびれて座ったりしています。

3/21 10:33

西穂山荘に戻って来ました。テントを撤収してロープウェイで下山です。お疲れ様でした〜。

撮影機器：

DMC-FT25 Panasonic

感想

yamamossan

去年5月に下見山行済みの西穂。嫁さんと休みが合ったチャンスで天気も期待できそう。自宅から片道5時間弱掛けて行くのだからと言う事で、ゆっくりテン泊で行って来ました。

3連休後半と言うことも有り、西穂山荘のテン場にはテントがびっしり、西穂へのルートも渋滞が発生するほどの混雑ぶりでしたが、雲海に浮かぶアルプスの山々、ガスを纏う雪稜の美しさは素晴らしく、混雑する人気も納得の良い山でした。

嫁さん確保用にハーネス装備でロープを用意しましたが、前回の阿弥陀北稜が効いたのかロープを出す事も無く、技術的には特に問題なく往復する事が出来てレベルアップの手応えを感じる事が出来ました。

コメント

peco1978

快晴！！
快晴の西穂高岳、お疲れ様でした！
最高の景色ですね！
八ヶ岳もいいですが、景色や山の雄大さはやっぱり北アルプスですね

近々、仕事が落ち着いたら、雪のあるうちに西尾根に行こうと思ってます

yamamossan

Re: 快晴！！
pecoさんがお忙しく仕事をされているのに、山三昧で恐縮です。
西尾根イイですね〜！ちょっと気になっているので、もし日程があえば着いていかせて下さい！

peco1978

Re[2]: 快晴！！
平日になってしまいました！
ごめんなさい
天気よければ、今週行ってきますね〜

yamamossan

Re[3]: 快晴！！
イエイエ御気になさらず、またの機会を楽しみにしていますよ〜。
好天をお祈りしています。行ってらっしゃい！