白口岳・坊がつる(九重連峰、大分県竹田市久住町)
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,058m
- 下り
- 1,061m
コースタイム
天候 | 快晴! |
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過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
沢水〜稲星越 本山登山道と呼ばれた九重連峰の正面登山道。岩がちの急峻なルートで、近年の集中豪雨の影響で崩壊しかかって歩きにくい箇所もありますが、道標はしっかりあり迷うことはありません。 鳴子山往復 稲星越からひたすら下り続けて最後ちょっと上る。踏み分け程度と思っていたら、道はしっかりありました。 稲星越〜白口岳 稜線伝いの緩やかな登り。 白口岳〜坊がつる 鉾立峠までの急降下は滑りやすく要注意。特に当日は霜が融けて黒土がぐちゃぐちゃでツルツル滑りました。景色はとても良かった。三俣山南峰に匹敵するパノラマルート 坊がつる〜くたみ分かれ 昔の街道であり、九州自然歩道。昔の人は歩きやすい道を探して街道を作ったのがよくわかる、本山登山道の歩きにくさを考えると。 ただしこちらも近年の水害で崩壊している箇所あり(エスケープが造られている) くたみ分かれ〜沢水 良く整備された道。直線的に作られたコースな分、尾根と谷を跨ぐ道はアップダウンが激しく足にきます。 |
その他周辺情報 | 坊がつると野焼きについて 昭和40年代半ばからは野焼きが行われなくなり、陸地化が進み荒れた原野と化していた坊がつる。貴重な湿原を蘇らせ、かつての美しい風景を取り戻すため、途絶えていた野焼きを再開させる為に環境庁や地元自治体、九州電力などが協力して「坊がつる野焼き実行委員会」を発足。平成12年3月25日、実に32年ぶりに坊がつるでの野焼きを行うこととなりました。 平成17年11月、国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約の第9回締約国会議(アフリカのウガンダで開催)において、「くじゅう坊ガツル・タデ原湿原」が国際的に重要な湿地のひとつとして登録されました。 http://www.kyuden.co.jp/environment_bougaturu_relations.html 法華院温泉山荘 http://hokkein.co.jp/ 朽網温泉 ほていの湯 大人500円 http://allkuju.net/hoteinoyu-907.html |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
携帯
時計
サングラス
タオル
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感想
くじゅうに春を告げる野焼き、今年坊がつるでは3月26日。
見事に快晴に恵まれた当日、久住沢水から本山登山道、白口岳、鉾立峠を経由するコースで坊がつるに向かいました。
野焼きの予定は午前中ということで、6時台には登山口を出発します。このルートは初挑戦だったのですが噂に違わぬ険しい登り。次第にガレ場になり、岩を攀じ上りながら進むうちにちらほらとマンサクの花が出迎えてくれ、久住高原方面の展望が開けてきました。朝早くの出発だったおかげで直射日光にさらされることなく今日一番の難所をすぎ、陽ざしがかかり出した頃に稲星越へ。一時間弱で鳴子山を往復した後、本日の最高点、白口岳に登頂。頂上から見下ろす坊がつるはまだ火が入っておらず、冬枯れの黄色い草原です。
山頂から野焼きの風景を眺めることも考えましたが、少し時間がありそうなので直近で見学することにしました。鉾立峠への急な稜線を下り、法華院温泉まで降りたところで右手から煙が上がってきました。目的地の坊がつるに到着した時には方々から火の手が上がっていました。時刻は10時過ぎ。
野焼きは法華院温泉山荘や環境省、九州電力といった関係スタッフの手で進められ、坊がつる湿原を区画して各所で焼くかたち。スタッフ以外にも報道のカメラマンや登山客の姿も多く見られました。大体1時間くらいで湿原のほとんどの枯れ草は焼けてしまい、黒々とした野焼き後の原野が現れました。
野焼き中、その火の勢いと熱には驚かされました。一歩間違えば山火事や事故になりかねない危険な作業で、慣れ親しんだくじゅうの自然景観が守られていることを再認識しました。
帰途は鉾立峠から佐渡窪、鍋割坂を経て沢水に下るコース。先週歩いた大浪池を凌ぐほどのマンサク大群落の黄色い花に迎えられながらの静かな下山路でした。
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