■見上げれば西穂ブルー!【西穂高岳独標】やはり北アは素晴らしい♪
- GPS
- 05:34
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 682m
- 下り
- 683m
コースタイム
天候 | 快晴 遠景は霞空 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
(※4月1日からは有料らしい) ロープウェイの始発は、この日は9時でした。 ロープウェイの割引券を直前にコンビニで購入したので 大人1人往復2900円が2300円に。 あと手荷物6kg以上は片道300円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは新穂高登山指導センター前にあります。 トイレは新穂高登山指導センター、ロープウェイ各駅、西穂山荘にあります。 西穂高口〜西穂山荘は、この日は前日に降雪があったのでアイゼン無しでも行けました。ワカン、スノーシューなどは要らないです。 西穂山荘から先は前爪のあるアイゼン、ピッケル要。もう春だからと装備を怠ってはいけないと思います。できたらへルメットもあった方が安心かと。 独標直下は雪が凍っていたり緩んでいたりのミックス。 鎖のない箇所の直下の下りは雪が緩みがちなので特に要注意。登ることはできても下れるかどうか考えて登るべき。自信のない人は無理しないのも全然ありだと思います。 |
その他周辺情報 | 温泉は下山後近辺にたくさんあります。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
地図
ピッケル
コンパス
笛(ザック付属)
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
手袋(3)
細引き
スマホ
12本爪アイゼン
ハードシェル
防寒着
ストック
水筒
時計(高度計付)
非常食
財布
折りたたみ座布団
サバイバルシート
帽子・サングラス
雪山用スパッツ
フェイスマスク
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
バーナー
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ(2)
コッヘルセット
ボンベ&バーナー
レジャーシート
ライター
アーミーナイフ
ウェットティッシュ
携帯簡易トイレ(2)
ツェルト(2人用)
ハンディGPS
|
備考 | ひっぷそり |
感想
27日に守門大岳に登ったばかりなのだけど、
平日にお休みが取れたのでまたまたお山に行くことに。
せっかくなので北アの西穂独標にサクっと登ることに決定。
久々に遠くまで運転した気がする。。。
松本ICからが遠いですね〜。(;´∀`)
8時頃に新穂高ロープウェイ登山者用駐車場に到着。
9時の始発に間に合うように準備。
平日なのに観光客多い〜。。。
(観光客はさ、始発に乗らなくてもいいじゃん。。。といつも思う。ダメ?)
RWを乗り継いで西穂高口に出る。
とりあえずストックだけ出して出発。
予想外に雪がもふもふっ!!
昨夜降雪があったようで、それだけでテンションが上がる。
西穂高口で標高2156m。
久々の2000超えなので、慌てずゆっくり歩く。
先行者の歩幅がとてもしっくりきて歩きやすいのもあって思ったより楽に登れた。
1時間ほどで西穂山荘へ到着。
山荘前のニセ穂くんが、、、、、、無残な姿だった。。。(´;ω;`)
アイゼン、ヘルメットを装備して出発。
もう以前ほど雪はないと思っていたのだけど、景色は厳冬期に来たときとあまり変わらなかった。違うのは風の冷たさだけ。
それでも顔にずっと当たると冷たいのでフェイスマスクをしたのだけど雪焼けも防ぐことができてちょうどいい感じ。
オーバー手袋も用無し。
とにかくお天気がいいのでテンション上げ上げの稜線歩き。(´∀`)
それでもちょっと息切れがしたり足が重くなったりするので
身体を標高に慣らしながらゆっくり登る。
丸山でWストックからピッケルに装備変更して歩いていると、
前を歩いていた単独の男性がUターンして戻ってきた。
「頭が痛くなってきたので引き返します。」とのこと。
「その方がいいですね。お気をつけて。」と声をかけて別れる。
そういう撤退も大事だよね。
登るにつれて空がますます青くなる。
澄みきった西穂ブルー♪(´∀`)
遠景は残念ながら霞がかかっていてモヤモヤとしているが、目の前には真っ青な空が広がっていた。
そして独標直下。
雪が残る岩稜を登る。
始めは鎖が出ているので鎖を頼りに登れたが、途中からは鎖はなし。
ここで一瞬考えた。
「登りは登れても下れるか?」←これ大事。
鎖場から先は雪の上に小さくステップが切られているが、雪面が少し緩くアイゼンの爪だけでは心もとない。
手をついて這い上がる形でも雪が緩めなので滑る可能性大。
なのでピッケルのピック先を雪面に深くぶっ刺しながら一歩ずつ確実に登った。
ここで「ああ、アイスバイル2本あればなぁ。。。」なんて思ってしまった。
そして誰もいない独標着。
目の前にはピラミッドピークと西穂高岳。
そしてその向こうには奥穂と前穂。
霞がかかっているものの、360度の絶景を楽しめた。
二度目の積雪期の独標だけど、やっぱり良いね。
来てよかった♪
その後単独の男性が登ってきたので登頂の写真を撮り合い、
「後ろ向きで下りた方が良さそうですね」等会話する。
そして雪が今以上に緩む前に早速下山することにした。
後ろ向きになって確実に雪面にアイゼンの前爪とピッケルのピックを突き刺しながら下る。やっぱりバイル2本あったら楽かもw
核心部を無事に通過した後、
「あ、独標でピッケルクロスするの忘れてた。。。」と思い出す。
仕方ないので少し移動してピッケルがうまく刺さる場所でピッケルクロス。
今年はピッケル自体を使うようなお山には登らなかったので今季初ですよ〜。
そういえばこの辺りで外国人の方とすれ違う。
ジャージーの上下?みたいな装備。
そばに日本人がいたので連れかと思ったけれど違うみたい。
よく考えたらその外国人の人、アイゼンつけてなかったんじゃ?
小さいザックを背負っただけでピッケルも持ってなかった。
独標直下、例え登ることができても下りはピッケルないと無理だよ。。。
あの日本人の登山者に諭されて諦めてくれればいいんだけど。。。
気になりながらも私たちは下山する。
そして西穂山荘着。
味噌ラーメンを注文。
なんだか前食べた時と味が違うような気がしたんだけど。。。
気のせいかな?
少しすると例の外国人が山荘に帰ってきた。
登ったのかな?それとも諦めた?
真相はわからず。
14時過ぎに山荘を出発。
尻セードの跡があって滑り降りたけど雪が融け始めているので冷た〜い。
お尻が濡れると嫌なので二箇所ほど滑って後は楽せず歩きました。
15時に西穂高口に到着。
時間がなかったので展望台の西穂くんに会いに行けなかった。。。
15分のロープウェイに乗って下山。
先週、先々週と新潟の雪のある1500クラスのお山に登ったけれど、
やはり2000超える北アルプスとなると全然違うんだな〜と改めて思った。
独標直下で少し緊張したけれど、お天気も良く、
雪も予想以上にモフモフだったので思いのほか充実した山行になった。
たまにはこうした緊張感も必要なんだな〜。
あー、、、あと一度は雪山楽しみたい。。。
こんにちは!ご無沙汰しております。体調も回復したようで良かったですね。心配しておりました
積雪期の独標、いつかは行ってみたい〜♪ やっぱり独標直下は怖そうですね。とくに下り。ピッケルをぶっさして、アイゼンで足元確認しても怖そう
その前に無積雪期にも登っておかなきゃですね!
軽装備の方をみると、こっちもハラハラドキドキですよね。
残雪期、どこに登ろうか思案中です
とっても参考になりました〜
こんばんはー!
コメントありがとうございます。
こちらこそご無沙汰しています。m(_ _"m)
noriさんも今季は雪山装備揃えられましたもんね!
積雪期の西穂独標、雪がほどよくある時期で晴天であれば比較的登りやすいお山なので来季には挑戦もいいかもです。ほんと怖いかな〜と思うのは独標直下だけ。
以前厳冬期に登ったときの方が雪がしっかり締まっててむしろ登りやすかったという。。。
その前にやっぱり夏に一度西穂高岳まで歩かれるのもいいと思いますよ。^^
これから残雪期。
夏季に登ったお山でも雪があると全然違うお山のように感じたりするので
ぜひぜひ色々と挑戦してみてくださいねー。
守門大岳に続いてのブルーゲット!おめでとう!
この冬のモヤモヤ感?もだいぶ(or多少)吹き飛んだのでは?
私もつい先日登った山なので、思い入れ深く拝見させてもらいました。
ニシホ君(ニセホ?)は顔面崩壊(マイ○ルジャ○ソン状態?)でしたね(笑)。
以前に夏に登られたときのレコを記憶していたので、いま改めて見たら夏道ではあんなゴーロになるんですね(特に西穂高口〜山荘)。冬はいかに雪の恩恵に預かっているということですね。
夏レコを見た当時はあまり意識して見ていませんでしたが、柏原新道さえ苦手な私、夏に西穂高本体までと考えていたけど、ちょっと引くなあww
今週末の山行(イヒヒ)、ブルーで行きたいなと思いを強くしました
こんにちは〜。
コメントありがとうございます。
やっと春になってブルースカイをゲットですよ。
ずっとモヤモヤしていたので今回の西独でスカッとしました。
ニセホ君は、西穂くんが展望台に本物がいるので、その偽物で前回「ニセホくん」って勝手に名付けました。
前はもっとでかくて頼もしかったのになぁ。
夏にはぜひ西穂高岳を目指してください。
なあに、ロープウェイの最終に間に合わせなきゃなので下りのゴーロの記憶は何一つありませんからw
鹿島槍よりは楽ですよ。
今週末のブルースカイ、願掛けのコメントありがとうございました。m(_ _"m)
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