大自然に感謝(2)〜穂高連峰縦走


- GPS
- 56:00
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 2,375m
- 下り
- 2,367m
コースタイム
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:00
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 8:15
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 9:35
天候 | 初日:雨、2・3日目:晴れ |
---|---|
アクセス |
往路 (前日夜行)新宿駅よりアルプス83号乗車 →松本駅より松本電鉄→新島々より松本電鉄バス→上高地 復路 上高地より松本電鉄バス→新島々より松本電鉄→松本駅より特急あずさ |
写真
感想
前夜から出発。新宿駅23時12分発アルプス83号に乗車。今はないんだろうなぁ、この列車。
【1日目】
◆上高地から横尾
松電バスを降りたら上高地で朝食を摂って休憩。7時から歩き始め。嘉門次小屋や徳沢では曇っていた空が横尾に出た頃には雨になって降りだした。屏風岩に張りついたような紅葉が美しく大自然を感じさせてくれた。
◆本谷橋〜涸沢ヒュッテ
屏風岩を過ぎ、本谷橋あたりでは雨が雪に変わり、涸沢付近まで来ると真っ赤に染まったナナカマドに雪が積もり始めていた。紅に白。見事なコントラスト。あー来て良かった。
涸沢ヒュッテ(4300円)は、連休のためたいへんな混雑で、一畳分のスペースに大人3人詰められていた。
【2日目】
◆涸沢ヒュッテから北穂高
目が覚めたら、雪も雨もなく、快晴のひと言。ヒュッテからの眺望は素晴らしく、モルゲンロートの写真を撮影し、朝食の準備。朝食はみそ煮込みうどんとポタージュ。ちゃんと考えたのか疑わしいメニューにしてしまった。
7時45分。南稜ルートから登り始める。
◆北穂高岳山頂
穂高連峰の第一歩は北穂高から。ここの山頂に立って初めて一望する事のできる、槍をはじめとする北アルプス北部。眺めと気分が良いところで昼食に、ラーメン・チャーハン。北穂高山頂直下の北穂小屋のテラスの眺めの良さは抜群。ここでも休憩しまい、ココアを作ってホッとひと息。
◆最低コルから穂高岳山荘
北穂高からのナイフリッジの稜線歩き。氷が貼りついた岩も多数あり、若気の至りを慎重さでカバーしながら歩く。バランスを崩して滑ったら一巻の終わり。自然の美しさは同時に怖さも教えてくれた。
やがて涸沢岳に到達。そして目の下には穂高山荘であった。やれやれ。
穂高山荘では1つの布団に2人という、フツーの混みぐあい。そして夜。小屋からはビデオ放映、夜空からは満天の星空をプレゼントしてくれ、感激至極。
【3日目】
◆穂高岳山荘から奥穂高岳山頂
この日の朝は、ポタージュスープにパンというマッチした組み合わせで朝食。日の出とともに赤く輝きだすジャンダルム。自然が織り成す忘れがたき光景との出会いだった。
奥穂高岳山頂到達は7時15分。ここまでも凍結した登山道であり短い登りながらも慎重に歩いた。本邦第三位の標高を誇っている。が、誇っているのは穂高ではなく、そこに到達できた自分自身だろう。喜びもひとしお。眺望の素晴らしさも晴天に恵まれたことも自然の美しさも、みんな自分で勝ち取ったような錯覚(笑)。
◆紀美子平から前穂高岳山頂
紀美子平への道のりも足元がよろしくなく、何度か小さく足を滑らせながらも大事には至らず到着。ここでザックをデポし、前穂へピストン。前穂高岳が、今回の縦走の最終ピーク。帰りたくない。
◆下山
前穂から紀美子平へ下り、そのまま岳沢ヒュッテまで下りた。ここまではほとんど岩場ルートであった。昼食を挟んで午後4時20分に上高地バスターミナルに到着。上高地から振り返った穂高はとてつもなく大きいが、急に遠くなったように感じられ、今朝まであの稜線を歩いていたとは思えぬほど距離を感じた。やはり穂高って凄い。そして感謝のひと言。
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