陣馬‐高尾縦走(春の父子足慣らしハイク)


- GPS
- 05:51
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,118m
- 下り
- 1,002m
コースタイム
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 7:25
天候 | 終日曇り、稜線上時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
(復路)高尾山頂駅よりケーブルカー下山(土日は最終便1830) |
コース状況/ 危険箇所等 |
途中、特段危険箇所なし(降雨後はぬかるみ区間多し)。分岐には道標完備、コース中、巻き道・エスケープルートも多数。(天候・体調・コース状況に応じ、途中での下山も便利。) |
その他周辺情報 | 高尾山口駅のすぐ裏に「高尾山温泉・極楽の湯」開業。通常期大人1,000円、露天風呂も複数あり。(食堂・うたた寝部屋もあり、空いていればそれなりに寛げます。) |
写真
感想
今春より一人住まいを開始した大学生の長男が「山歩きに出かけたい」とのこと。次週末の九州遠征のちょうど良い足慣らしになるかも、と曇天予報にもめげず、土曜朝、お手軽な陣馬~高尾のプチ縦走に出動。
高尾駅からの臨時バスで陣馬高原下に降り立つと、小雨・曇天の冴えない天気ながら、若い男女パーティはじめハイカー多数。さすが東京近郊のメジャーコースだけあります。しばしの車道歩きから解放され、意外とタフな新道経由、2ピッチでガスガスの陣馬山頂到着。定番の白馬オブジェ前で記念撮影していると、先ほどバスで一緒だった若い男女6人組が到着、ムスコがシャッター係を引き受けてます。ふと見ると、両側の二人が「Happy Wedding!!!」のデコレーションを掲げていて、聞けば真ん中のお二人の結婚記念ハイクの由。祝意を述べつつ、生憎の天気で…と言いかけて、一行の爽やかな笑顔を見るうち、こういう人生の門出を温かく祝福してくれる仲間がいるのは何と幸せなことだろう、とこちらまで良い気分になります。
ムスコ殿はどうやら「花より団子」で、早くも売店前のベンチにて、早くもおにぎり昼食+売店で買ったゆずサイダーを美味しそうに味わっています。このペースでは、最終ターゲットの高尾山頂着が遅くなってしまう、とやきもきしながらも、オヤジの方も売店近くで写真撮影の折に手袋を落とし、回収に手間取ったり、ともたつき気味です。
それでも、縦走路はここから全般に下り基調、ガスで景色も見えない上、小ピークには巻き道もしっかり付いていて、昨夜ムスコと観た映画「エベレスト」の1シーン、阿部寛演ずる主人公の「眼が使えなければ、心で見ろ」のセリフを思い出しながら、自分がアルプスの稜線にいる気分で快調に飛ばします。
明王峠、堂所山とコースタイムよりはかなり早めに進みながらも、さすが名だたる近郊ハイキングのメッカ、程よく現れる休憩スポット毎に、複数のお茶屋さんが魅力的品揃えで次々と迫ってきます。これまたガスガスの景信山頂で2回目の昼食タイム、ここで本日2本目のサイダーを注文。オヤジは春雨カップスープでお腹を満たし、更に先へと歩を進めます。
名物・ナメコ汁の連発で誘惑してくる城山のお茶屋群からは、いよいよ観光地の散策路的な道となり、たまにすれ違うカップル達も、どう見ても山歩きには似つかわしくない超軽装の人々ばかり。そうこうするうち、何とかまともな時間にコンクリートの石段で覆われ、自動販売機の林立する高尾山頂到着。ここまで来ると、外人観光客の姿も目立つようになり、いつしか我々の方が「場違い」では、と思い至ります。
とは言え、ゴール近くになってようやくガスも晴れ、丹沢方面の山々や関東平野のプチ展望も開けて、まずまず満足。筋肉痛の出かかった足を庇いながら、息子たちが小学校低学年の頃に連れてきて以来およそ10数年ぶりの高尾山薬王院で、次々出現する寺社仏閣や歴史あるモニュメント等にパワーをもらいつつ、無事17:00前、ケーブルカー山頂駅着。そそくさと楽チン下山、高尾山口駅裏に新開業の天然温泉「極楽の湯」でほっこり、サッパリし、入浴後は恒例のジョッキ「プハー!」も楽しんで、日帰りのプチ父子山行を終えました。
親子の会話も希薄化しつつある昨今、こういうスマホもゲームも関係ない、アナログな世界で息子と正面から向き合うのも貴重な機会だと思いました。この先、孫でも出来て、爺ちゃんと山にいきたいなどと言ってくれれば、小生も泳ぐように出掛けていくのですが、一体何時になることやら…。
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