農鳥岳・大門沢・奈良田・日帰りピストン
- GPS
- 15:28
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 2,824m
- 下り
- 2,823m
コースタイム
天候 | 雨のち雪、午後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
今回のゲート前の駐車スペースは3台程です。 登山届はメールにて警察署に提出。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道終りに森山橋という立派な橋がかかっていて河原の工事区間を通り登山道に入る。 大門沢小屋までに夏道です。 大門沢小屋より登った辺りから凍結、雪があります。 沢筋の大量の雪はデブリだらけですが雪は固く雪崩の危険はなさそうでした。 樹林の中は深い雪で踏み抜き多数。 森林限界より上では締まった雪でした。 稜線は東側に雪庇あり、割れやデブリ無し。 稜線歩きでは雪のないガレ場歩きも少しあります。 |
その他周辺情報 | 奈良田温泉。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
ソフトシェル
フリース
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
毛帽子
靴
予備靴ひも
ザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
非常食
調理用食材
水2?
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
ヘルメット
スノーシュー
ストック
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感想
休みは晴天予報。
登山口は奈良田第一発電所。
大門沢ルートで農鳥岳に向かった。
4時20分、ゲートから林道終りまで自転車で入ると堰堤の手前で道は終わっていた。自転車をデポして新しい橋を渡り、新設の登山道を登る。
堰堤の先で工事道脇に作られた登山者用の道を進み仮設橋に誘導されるように進めた。
取水施設先の吊り橋を渡ると、長い道が始まった。
暗い道も日の出時刻で明るくなってきた頃に見上げる空は白い雲で覆われていた。
天気は朝から晴天予報なのに小雨が降ってきた。
すぐに止むだろうと思って歩いていると雨足は弱まる気配がない。
時間もまだ早いので他への転戦も考えながら歩くとペースとテンションは落ちまくり。
とりあえず大門沢小屋まで行って見ようと気持ちを切り替えた。
雨が雹になって気温も下がってきた。
7時00分に大門沢小屋に到着した。
避難小屋入り口を開けると同時に本降りになってそのまま小屋で休憩した。
少し濡れたのか身体が冷えるのでアウター脱ぎ、ダウンを着込んで小屋の毛布をお借りして横になって仮眠した。
30分程して外の様子を見ると止む気配はない。
9時00分まで待ってみてダメなら下山しようと思ってもう少し横になっていた。
窓からの陽射しが明るくなってきたので外に出てみると止みそうな感じだった。
出発の支度して8時30分に小屋を出た。
先の空は雲の中だが、天候の様子を見ながら進むことにした。
すぐに残雪と凍結が出てきて早めに軽アイゼンを使う。
ルートロストを気を付けながら沢をトラバースして尾根を横断して夏道を辿ると踏み抜きも出始める。
踏み抜きによる体力消耗しないようにスノーシューを使う。
天候は粉雪が降る状態で気温低め。
大規模な雪崩跡がある雪渓を登り、樹林帯に入るとわずかな踏み跡と岩や木のペンキサインを頼りに登る。
急登になってアイゼン、ピッケルに交換した。
どれくらいの時間を登り続けただろうか、立ったまま膝がつけるような急斜面の樹林を抜けて木々が低くなりハイマツも出てきた。
ここまで来たら青空に変わった。
テンションは上がるけど体力は限界でペースは上がらない。
ヘトヘトになった足取りで13時20分に稜線へ上がった。
西からの強風が身体を冷やす。
時折強くなるが思ったほど厳しい風ではなかった。
農鳥岳までの上りも疲れた身体が思うように動かず時間ばかり過ぎていった。
山頂手前で右に雪庇を注意しながら登り進むと間ノ岳と北岳が目の前に現れた。
14時19分、農鳥岳 登頂。
素晴らしい眺めでの登頂に喜ぶ。
富士山だけは雲の中だが、南に塩見岳、荒川岳、広河内岳。
北には西農鳥岳、間ノ岳、北岳、鳳凰山、八ヶ岳。
東は櫛形山と夜叉神の間から甲府盆地。
小屋から休まず歩いたので標柱の横に腰を下ろして休憩した。
目の前のカッコイイ塩見岳を見ながら、肉焼いたり、焼きそば作って食べて最高の一時でした。
15時52分、楽しんだ山頂にお別れして下山開始。
上から見ると雪庇や地形が読み易く、最短ルートで降下点を目指す。
エネルギー補給して休んだ身体は軽快そのもので降下点まであっという間でした(26分)。
樹林に下ると踏み抜き苦戦しながら高度を下げる。
途中から自分のトレースを辿れば良かったのに真っ直ぐ降りるコース取りして急斜面バックステップ、踏み抜きでロスタイム。
大門沢小屋に18時12分。
暗くなる前に出来るだけ下りたいのでハイペースで歩いた。
八丁坂でライトオン。
明るいライトで暗い道でもロストせずハイペースで歩けた。
吊り橋まで戻って長かったルートの終りを感じた。
デポしておいた自転車でゲート前の車に戻って19時20分、長い山歩きも終りを迎えた。
朝の天候で撤退も考えたが、登頂して最高の景色を楽しめた充実した山行でした。
コメント
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いや〜凄く良い景色見させて頂きました!
ステーキいいですね〜余裕が無いとなかなか出来る事じゃないですよね。私は余裕が無くていつも行動食で済ましちゃってます。
雪渓のバックステップ…。体感的に直角の所もあったんじゃないでしょうか。吸い込まれそう…うわ〜怖い。
ありがとうございます(^_^)
余裕なんて時間的にないのですが、、
余裕コイテました。。
ruhasamenさんも金峰山〜国師〜北千丈の周回お疲れさまでした。
ワンデイしたことあるルートですが、廻り目からは思い付かなかったです(瑞牆山荘から無雪期ピストンでした)。
いつも刺激されます(^_^;)
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