妙高山⇒火打山 (笹ヶ峰より)
- GPS
- 29:55
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 1,933m
- 下り
- 1,933m
コースタイム
1日目 笹ヶ峰⇒富士見平⇒黒沢池ヒュッテ⊃妙高山⇒高谷池ヒュッテ(泊)
2日目 高谷池ヒュッテ⊃火打山⇒富士見平⇒笹ヶ峰
●1日目(8月28日)
05:45 笹ヶ峰登山口発
06:35 黒沢
08:05 富士見平分岐
08:45 黒沢池ヒュッテ着(9:00発)
09:45 燕新道との分岐(コル)
11:00 妙高山(頂上)着
11:40 最高地点
12:00 頂上発
12:40 分岐(コル)
13:35 黒沢池ヒュッテ着(13:50発)
14:20 高谷池ヒュッテ着 (行動 8時間30分)
●2日目(8月29日)
05:50 出発
07:05 火打山着
07:30 頂上発
08:30 高谷池ヒュッテ着
09:00 ヒュッテ発
10:25 黒沢
11:00 笹ヶ峰登山口着(行動 4時間50分)
天候 | 1日目 曇り 2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
(温泉)苗名の湯(450円) ⇒そばの花(大盛ざる蕎麦 900円) |
写真
感想
1日目(8月28日)
天 候 曇り(時々晴れ間も出る)
行 程
05:10 笹ヶ峰登山口駐車場着
関越道経由で長野道を妙高ICで降り、下道を40分ほど走って、明るくなり始めた頃に笹ヶ峰の登山口=駐車場に到着。
05:45 笹ヶ峰登山口発
06:35 黒沢
08:05 富士見平分岐
08:45 黒沢池ヒュッテ着(9:00発)
09:45 燕新道との分岐(コル)
11:00 妙高山(頂上)着
11:40 最高地点
12:00 頂上発
12:40 分岐(コル)
13:35 黒沢池ヒュッテ着(13:50発)
14:20 高谷池ヒュッテ着 (行動 8時間30分)
朝食の弁当を食べていると、続々と登山者が出発していく。
百名山は、どこも人気がある。我々も準備を整えて出発。
立派な木道が整備されている。緩やかな登りが黒沢橋まで続き、
その先「十二曲」といわれる急登を経て、緩急を繰り返しつつ
富士見平の分岐に着く。
「富士見」と名がつくのであるから富士山が見えるのだろが、
今日は雲が多く展望は利かない。
予定より大幅に早い時間で来ているので、火打岳より時間が
かかる妙高山を先に登ることに変更し、ここから黒沢池ヒュッテに向かう。
しばらく平坦な道を進み少し登ると、突然、視界が開け湿原地帯に入る。
右手は妙高山の外輪山である。空は曇っているが、湿原は広くて気持ちが良い。
湿原の右(東)側の木道をしばらく歩くと、青いドーム屋根の
黒沢池ヒュッテに到着する。ここで大休止。
またここに戻ってくるので、荷物を置いていくか迷うが、
トレーニングと思いすべて背負っていくことにする。
外輪山(大倉乗越)を乗っ越すために150mほど登り、また、
同じ程度を下って、燕温泉方面との分岐手前の涸れ沢で休息。
ここから、暗く虫が多い沢状の登山道(標高差約400m)を黙々と登る。
ほぼ直登なので、非常に急である。
大汗をかきながら、ようやく向こう側が見えるところまで登ると
頂上はすぐそこであった。しかし、雲が多く、外輪山程度しか見る
ことができない。下界も雲の中である。
頂上でカップラーメンを食べてから、5分ほど先にある最高地点まで行って来る。
途中には、大きな岩がところどころにそびえている。
妙高山は信仰の山であるらしく、最高地点には不動尊?が置かれていた。
頂上からの下りも急で滑りやすく閉口する。分岐で小休止。
時間があれば、長助池の湿原まで行ってみたかったが、そのまま乗越し
に向かって登り、下って黒沢池ヒュッテに到着。
電気冷蔵庫で冷やされたポカリスエットを買って、一気に飲む。あー、おいしいなあ。
ここから、高谷池ヒュッテまではワンピッチである。
左手に黒沢池と湿原を見ながらちんたらと150m(茶臼山)を登って、
少々下ると高谷池の湿原と三角屋根のヒュッテが見えてきた。
ヒュッテで受付をして、湿原横のベンチでビールで乾杯の後、ウイスキーを飲む。
山で飲むお酒は実においしい。
夕食後、火打の自然を紹介したビデオを見る。寝不足のためか、
19時頃に布団に横たわるといつの間にか眠ってしまっていた。
高谷池ヒュッテは、定員74名の完全予約制であるため、一人に
布団1枚のスペースが与えられる。1泊2食で6500円と安いが、
夕食がハヤシ+カレーライス、朝食が中華丼と簡単な食事である。
でも、十分だと思う。また、トイレで使用したトイレットペーパーは、
備え付けのビニール袋に入れて、自分で持って帰らなくてはならない
ルールになっている。
2日目(8月29日)
天 候 晴れ
行 程
05:00 起床
05:30 朝食
朝3時すぎから、周りでゴソゴソ始まり、早いパーティは4時過ぎに
外に出て行ったようだ。ご来光を見るためだろう。気がつくと5時に
なっていたので、起きて、荷物を整理し、朝食を食べる。
今日は火打岳へはサブザックで行く。
05:50 出発
07:05 火打山着
07:30 頂上発
08:30 高谷池ヒュッテ着
09:00 ヒュッテ発
10:25 黒沢
11:00 笹ヶ峰登山口着(行動 4時間50分)
5時50分に出発。少し登ると高谷池の湿原が俯瞰できる。
そこから木道を10分ほど行くと「天狗の庭」である。
高谷池より大きな高層湿原で、目の前に火打山があり、非常に景色が良い。
火打山には西から雲がかかり始めるが、そのうちにまたとれた。
天気は良く、風が無いのでとても暑い。湿原から離れ、右側の尾根を登る。
標高差は約350mである。尾根からは遠くに北アルプスも見ることが出来る。
覚えたばかりの青い花が特徴的なミョウコウトリカブトがいっぱい咲いている。
途中、「雷鳥平」を通るが、標高2200mくらいで雷鳥がいるというのも
不思議な気がする。ここから、ひとがんばりで、火打岳の頂上である。
頂上から、北(日本海)側は雲の下で展望はないが、東に妙高山と
天狗の庭湿原、南側に高妻山など、そして西には北アルプスが一望できる。
特に後立山連峰が見事に見える。北から、朝日、雪倉、そして白馬岳と
白馬鑓ヶ岳が特に大きく見える。続いて唐松、五竜、鹿島槍まで同定が可能である。
その南に遠く槍ヶ岳も見ることが出来る。
そして、すぐそこには焼山(2400m)が噴煙を上げているのが見える。立派な山だ。
途中、抜きつ抜れつした3人組は焼山へ行くそうだ。
30分ほど山頂にいて、引き返すことにする。天狗の庭が本当にきれいに見える。
帰りの天狗の庭からは、池塘に反射する「逆さ火打」を見ることができた。
それにしても、尾瀬以外にも日本にはこんなに美しい高層湿原があるものだと感動する。
ヒュッテに戻って、ベンチでお湯を沸かして、コーヒーと緑茶を飲む。
のどが渇いているのでおいしい。
お茶を飲んで、帰ることにする。途中から道もいいのでどんどん下って、
2時間で登山口に到着した。
途中、昨夜ヒュッテで一緒だった目の不自由な人が2人いる団体さんが
下山しているのを追い抜いかせてもらった。前の人のリュックから出ている紐を頼りに
歩いているが、これは大変だ。本人はもとより、サポートしている人たちにも頭が下がる。(ガンバレー!)
11:10 駐車場発
11:40 苗名の湯(450円)⇒そばの花(大盛ざる蕎麦 900円)
火打山はいい。湿原と山と両方味わえるお得な山だ。
また 高谷池ヒュッテに泊まりに行きたいものだなあ。
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